がんばれ! レッドビッキーズ
キャスト/()内はあだ名
- 江咲令子(監督):林寛子
高校2年生で野球部のマネージャーだったが,
(本放送当時は)女なのでベンチ入りさえできないことに反発.
少年野球チームのレッドビッキーズを結成した.野球(の理論)には精通し,
他チームの監督や選手の父兄達を唸らせるほど.
だが自分ではノックができないという弱点を持つ.
普段はブティックを営む母恵子(高田敏江)と二人暮らし.
エジプトで働く父幸一郎(柳生博)は高校時代名ショートだった.
- 石黒正人(コーチ):日吉ともやす
かつてはエースとして甲子園に出場して優勝し,
プロ野球にも入った人物だったが,
プロ入り後すぐに肩を壊して一軍にも上がれずに退団.
大藤電器の工場で働いていた.レッドビッキーズ結成の時点から,
グランドには顔を出していた.最初はあまりの下手くそぶりに,
レッドビッキーズを解散した方がいいとまで言っていた.だが結局,
令子の熱意と選手達の懇願に負け,
#2からレッドビッキーズのコーチに就任した.
荒川堯さんの高校時代の後輩.と言うことは早稲田実業出身なのか?
でも#23で鹿児島出身らしいことが明らかになる.
ところが#2ではレッドビッキーズの意味を聞かれて「ヒキガエル.
俺の田舎じゃそう呼んでる.」と答えているぞ.
ちなみにビッキは石ノ森章太郎先生の故郷,東北地方の方言です.
さらに余談ですが,私は早稲田実業高校とは目と花の先に住んでいます.
- 片瀬一郎(ノミさん):古見則彦
レッドビッキーズのピッチャー.速球の持ち主だが気が弱いところがあり,
コントロールを乱しては打たれてしまう.あだ名はノミの心臓に由来.
#3で弟が誕生した.
- 野川信一(ジュク):増田康好
レッドビッキーズの強肩キャッチャー.中学受験を控え,塾に通っている.
あだ名はそのことに由来.母親は教育ママなので,
勉強と野球を両立させるため,日夜努力している.
一時期ノミさんと息が合わず,コーチによってショートに回されてしまい,
情緒不安定になったことがある(#20).
途中(#27)からノミさんの推薦でキャプテンに就任した.
- 島田剛(カリカリ):古川聰
レッドビッキーズのファースト.
魚屋の父(小鹿番)同様短気で曲がったことが大嫌い.
あだ名はいつもカリカリしていることに由来.4番打者であり,
レッドビッキーズの初打点および初得点を記録したのは彼である.
目立つキャラクターなのだが,意外に主役の回数は少ない.
- 倉田恭介(スタイル):大野太
レッドビッキーズのセカンド.いつも自分の服装などを気にしているので,
スタイルと言うあだ名がついた.
高知に住んでいる祖父(伊沢一郎)は甲子園に出場したこともあり,
また当時流行していたピンクレディーの歌にも精通するほどのお洒落な人.
- 大山夏子(ナッツ):佐久間真由美
レッドビッキーズのショート.#1ではメンバーではなかったが,
#2からレッドビッキーズに入団.兄より野球がうまいという評判だった.
私から見るとそうは思えないけど,
まあ俳優さんの格の違いでこうなったのでしょう.
はじめはジュク欠場のためキャッチャーを守っていたが,
主なポジションはショート.
他に投手(#3,#34)とサード(#21)もやらされた.
両親はパン屋を営んでいる.
- 長山茂雄(シゲ):鈴木雅之
レッドビッキーズのサード.オーナーの長山茂造の息子で,
オーナーに溺愛されている.そのため,少々甘えん坊のところがある.
オーナーが強引にサードにしたが,サードとしての腕は今一つで,
バイキングの入団テストにも落ちたほど.
なぜか#21では一時的に(?)技術が向上し,
相手チームの監督から誉められていた.
- 大山明(ブラザー):江村和紀
レッドビッキーズのレフト.一時ショートを守った.
妹の入団によりショートからレフトにまた戻された事などで,
プライドを傷つけられ,その不満が #4 で爆発した.
だが犬に襲われたナッツを助けたことで兄としてのプライドが回復.
うまくなってポジションを奪い取ってやると考えるようになった.
- 川部隆(センター):大柴学
レッドビッキーズのセンター.当初はショートだった.
他のチームに引き抜かれそうになるほど,守備はうまい.
途中からバッテン型にバンソウコウを貼るようになった.
- 石川邦夫(トータス):加藤森士
レッドビッキーズのライト.小さい頃に母親が亡くなり,
以後は自動車修理工場を営む父(古川ロック)と父子二人で育った.
母親が存命の頃,親子3人で行った祭の縁日で買った小さな亀を可愛がり,
トータスと呼んでいつも持ち歩いている.あだ名はそこに由来している.
トータスに夢中で球が飛んできても追わないのが欠点…だが笑えた.
しかし#6ではチームメイトからそのことを責められてしまうことになる.
太郎登場後はレギュラーを奪われてしまったが,
最終回では代打に立って頭脳プレーをみせた.
- 田島雄三(ペロペロ):高柳裕之
いつもペロペロキャンディーをなめており,そのためか太っている.
初試合の時点ではセンターだったが,ナッツ加入およびジュク復帰に伴い,
補欠になった.彼の父親は高名な柔道家だったが,
交通事故であっさり死亡.彼も父譲りの腕で野球は下手だが柔道は得意で,
令子を練習で投げたほどの腕前を持つ.
ペロペロキャンディーをなめるのに夢中で,
球が飛んできても追わないのが欠点…だが笑えた.
#33では出場機会が少ない事などを理由にレッドビッキーズをやめたい,
と悩みこんでしまったが,次の試合で活躍した事が薬となり,
引き続きチームに残ることにした.巨漢であるためか,
バットに当たればホームランをかっ飛ばす.
- 北原ジュリ(ジュリ):高橋直子
幸一郎と同じ会社の社員の娘で左腕投手.
カーブと速球が武器で中学生も打てないほどの切れがある.
#36からレッドビッキーズに加入した.弱点はスタミナがない事.
- 西郷太郎(ホームラン太郎):
#37から,父親の勧めでレッドビッキーズに加入した強打者.強打者らしく,
ボールにバットが当たればホームランだが当たらなければ空振りだ.
ボールよりも大きなおにぎりをよく食べる.
父親(守屋俊志)は自転車屋を経営.次郎(春日剛)という弟がいる.
太郎の加入でレッドビッキーズはレギュラー争いが活発になった.
- 長山茂造(オーナー):深江章喜
レッドビッキーズのオーナー.長山庵と言う蕎麦屋を経営.
野球好き及び親馬鹿で,レッドビッキーズ結成も彼が令子に声をかけ,
シゲの様子を見てくれというのがきっかけだった.
出前をサボって練習を見てやると
「あんた〜」と妻のよし子(九重ひろ子)がやって来て,
怒られるのが定番ギャグ.
- バイキング監督
レッドビッキーズの初対戦相手.髭が特徴のおじさん.
- モンキーズ監督:畠山麦
熊本出身なのかキレンジャーみたいな言葉(おいどん,ばってん)を喋る人.
カレーライスが好きかどうかは定かではない.
- ホワイトコンドル監督:奥田瑛二
爽やかな好青年と言う感じの人だが,
彼の率いるホワイトコンドルは強豪チームである.
- エリートスターズ監督:大下哲矢
- ハンマーズ監督:成川哲夫
神雷太を筆頭に強打者ぞろいのチームを率いる.
- ビューティースターズ監督美鈴(森田あけみ)
女性ばかりの強豪チームの監督をつとめる女性.
エースの小杉ゆりか(神亜子)はユリカボールや速球を駆使する好投手.
初めは同じ女性が監督をつとめるレッドビッキーズをやたらと敵視した.
だが初戦でレッドビッキーズが一点をもぎ取ったことなどにより,
令子の実力を認め,和解した.その後,二回対戦.一度は辛勝したが,
最終回ではレッドビッキーズにサヨナラ負けを喫した.
レッドビッキーズにとっては超えなくてはならない良きライバルであった.
余談だが,初対戦時のキャストでは後にジュリを演じる高橋直子さんが,
ビューティースターズのメンバー役で出演している.
東平 洋史
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