今回はダイジェストからして違う．いつも使われている曲ではなくて 「ザ・ハングマンII」で良く使われていた曲が使用されている． オープニングはいつも通りの内容だが．
ある日の朝．さてE・T達はハンギングを敢行しようとしていた．
ある女子大の教授遠藤を講師が車で出迎えるのを，
別の車に乗っていたE・Tとチャンプが見ていた．
チャンプ「そうら，スケベ女子大教授のお出ましや．」
E・T「こちらE・T．遠藤が動き出した．ハンギングする．」
マリアの声「こちら準備完了．」
E・T「了解．」
E・Tとチャンプの乗る車が遠藤の車を追いかけた．
チャンプ「おい，あの運転しているの誰や?」
E・T「講師の篠原．遠藤の取り巻きだなあ．
しかし，あいつはハンギングの対象じゃないぜ．」
チャンプ「へん．しゃあないがなあ．一蓮托生や．しばらく眠っててもらおう．」
E・Tはマリアに無線で連絡した．そしてヌンチャクがバイクで出動した．
遠藤の車をE・Tの車とヌンチャクのバイクで挟み撃ちするためだ．
いつもと違ってヌンチャクは皮製の黒のつなぎを着込んでいるぞ．
と思った途端にヌンチャクは車の妨害を受けて転ばされてしまった．
ヌンチャクを転ばした車はE・T達の車の前に割り込んだ．
ヌンチャクのバイクも中々現れない．
仕方がないのでE・Tはハンギングを中止することにした．
アロハツーリストでチャンプはヌンチャクを叱っていた．
とそこへ加代子が帰ってきた．
加代子「遅くなりまして．スキーツアーの航空券取って参りました．」
チャンプ「ああ，どうも．ご苦労さん，ご苦労さん．」
突然，加代子は別の話を始めた．
加代子「ああ，人間明日のことはわからないものですわねえ．」
チャンプ「どうしたんですか，奥さん．そんな深刻な顔しちゃって．」
加代子「名誉もお金もある大学の先生が自殺なさるんですもの．」
チャンプ「何の話ですか?」
加代子「ほら，あの有名な明徳女子大の遠藤先生ですよう．」
それを聞いたチャンプ，そしてヌンチャクは驚いた．
ヌンチャク「詳しく話してください．」
加代子「駅の売店のね，夕刊に出てました．ほら．」
驚いたチャンプ，ヌンチャク，マリア，E・Tは加代子の持ってきた新聞を見た．
遠藤和一教授が乗用車で海へ飛び込んで自殺したこと，
そして講師の篠原良助も巻き添えで死んだことが報じられていた．
すかさずチャンプは加代子に言った．
チャンプ「あ，野川さん．」
加代子「はい?」
チャンプ「えらいすいません．うっかりしてた．このスキーツアーのこの
チケットね，これ間違いですねん．16日に変えてもらいたいのや．」
加代子「あらあ，念を押しましたのにー．」
チャンプ「野川さんの顔見てるうちにあんまりきれいやから，
うっかりまちごうてしもうて．変えてくれはりますか，今のうちに．あ，
今日はそのまま帰ってもうて結構ですし．」
加代子「あら，そうですかあ．すいません，じゃあ，行って参ります．」
チャンプ「やすう，お願いします．」
加代子「いいえ．じゃあ，お先に失礼します．」
チャンプ「はい，どうも．車に轢かれんようにね．」
加代子が帰ったのを見送ってから
E・T「チャンプ．」
ハングマンはアジトに入り，新聞を隅から隅まで読んだ．
遠藤の車は午前8時に京浜運河に飛び込んだのだ．
E・T達がハンギングを諦めた直後だ．
残された遺書から驚くべき悪事が暴露された．遠藤は業者から賄賂を取り，
おまけに就職指導という名目で美人の女子大生を強姦していたのだ．
篠原は他の大学から移って来ており，
講師から助教授になりたくて遠藤教授に便宜を計らうために，
金品を送っていたという．
ヌンチャク「ハンギングには失敗したけど，自殺したんだから結果は同じか．」
のんきなことを言うヌンチャクにチャンプは言った．
チャンプ「アホか，お前．わしらは人殺しはせんぞ，おい．こら失敗や．え．
ハングマンに失敗は許されん．園山から金返せって言うてきたらどうするねん．」
ヌンチャク「しくじったのは俺だけじゃないよ．チャンプもだよ．」
チャンプ「わしのはしくじったのやない．中止やないけ．」
ヌンチャク「同じことだよ．」
チャンプ「違う．しくじりと中止とは全然違うがな．ボケが．」
ここでE・Tは話題を変えた．
E・T「飛び出してきた車，紺のセダンか．」
ヌンチャク「ええ．」
車のナンバーは「練馬56 ぬ 65-57」
E・T「あのまま，紺のセダンが遠藤の車をつけていた．」
チャンプ「なら，その車がやったっちゅうのか?」
マリアが陸運局へ行って調べたところ，その車は野村興信所のものだった．
園山の呼び出しを受け，「国立代々木競技場」でチャンプは園山は会った．
チャンプ「わしらが? んな，アホな．んなあ，
殺しなんて野暮なことしますかいな．」
だが園山の応えは
園山「君達ならやりかねん．」
チャンプ「園やん，やってへんちゅうに．」
園山「しかし遠藤は自殺するような男じゃないぞ．」
チャンプ「そら，確かにそうだすけど．」
園山「ハンギングのアイデアに詰まって手を抜いたんだろう．
ゴッドも立腹されておる．」
チャンプ「園やん，疑い深いお人やなあ．そらあ，
どない思おうとそっちの勝手やけど．」
園山「最悪，解散もありうる．」
チャンプ「解散? ああ，結構だっせ．
世の中他に銭儲けはなんぼでもありますわ．」
園山，いやゴッドの考えはそんな甘いものではなかった．園山は警告した．
園山「小出君．ハングマンを甘く考えてもらっては困る．
解散ということはこの世から君達も消えてもらうということだよ．」
その言葉を聞いたチャンプはさすがに表情を変えた．
園山「ゴッドは秘密保持のためには情け容赦ない人だ．」
チャンプ「園やん，いや，園山はん．そんな水臭いこと言わんと，
今まで一緒にやって来た仲ではおまへんか．も，もうちょっと待ってくんなはれ．
今E・Tが一生懸命調査してまんのや．ええ．はい．」
チャンプは右手を出した．
園山「何だね?」
チャンプ「いや，調査費をそのう．」
園山「二度払いはせん．」
チャンプは園山のご機嫌を取ろうとした．
チャンプ「そんなこと言わんと，行きましょうがな．覗き部屋．
本物の女子大生．」
園山「今日は乗りません．」
園山は去ってしまった．
チャンプ「けちは出世しまへんで．」
アジトでマリアが野村興信所について報告した．
野村興信所の主な仕事は結婚相手の素行調査と浮気の尾行．
所長は野村たつじ(入川保則)40歳で元警視庁4課，
すなわち暴力団担当の刑事だった．他に調査員として増田(成瀬正)，
小林の二人がいた．一見紳士風だが相当な面構えだった．
そして皆アパート住まいだったが，金遣いはかなり荒かった．
そこへ園山から電話がかかってきた．
チャンプ「はい，もしもし．」
園山「チャンプか．私だ．」
チャンプ「おう，なんや，園やん，どないした．」
園山「大至急会いたい．」
チャンプ「あ，その件やったらまだ調査中なんやけど．
もうちょっと待ったってえな．」
だが園山は別の用件で電話をしてきたのだ．
園山「遠藤の自殺の件ではない．至急頼みたい仕事があるんだ．」
チャンプ「(受話器を押さえてE・Tに向かって)仕事．
(そして受話器に向かって)ああ．」
園山の頼んだ仕事は東京地検の春川検事をハンギングすることだった．春川は今， 関越ゴルフ場計画倒産事件を担当していた． その事件は募集した会員からお金だけ取って社長が逃げた事件で， 大物代議士の梅沢が裏でかんでいた．梅沢と春川は金でつながった友達だった． だから春川はこの事件をもみ消すに違いない． 春川は他にも悪事を働いていたのだ． だがE・Tは遠藤の自殺を洗うので気が乗らないといい，野村興信所へ向かった． 仕方がないのでチャンプ達は3人でハンギングを行なうことにした．
E・Tは一人の女(高沢順子)が野村興信所から警官に連行されるところを目撃した． 早速E・Tはフリーライターの結城二郎と名乗り， その女に接触した．その女は明徳女子大の事務員だった． 女の恋人は講師の篠原で，女は復讐するために野村興信所に乗り込んだのだ．
一方，春川を追いかけたヌンチャクは農政会館で春川が男達に襲われるのを目撃． 地下駐車場まで追いかけた．そして車の中で春川が倒れているのを発見したが， 男に襲われた．ヌンチャクは男を倒して仮面を取ろうとしたが， 別の男にサイレンサーつきの拳銃で左腕を撃たれ， その隙に二人とも逃げられてしまった．男達は増田と小林だった．
その頃，E・Tに女が話していた．篠原は確かに助教授になりたがっていたが， 遠藤にお金を渡したこともないし，一緒に自殺する理由もないという． 女と篠原は同棲していた．女は篠原が殺されたと思っていた． 前の日に篠原の実家に二人の男が来て3千万円の借用書を篠原の母親に見せた． 男達は3千万円の生命保険に入っていたことを知っており， そっくりそのまま渡すように要求した．その二人は増田と小林だったのだ． それで女が野村興信所に押しかけたのだ． だが所長の野村は借用書を見せろという女の要求を拒否し， 警察を呼んだのだ．E・Tは女に協力することを申し出て去って行った．
家に帰ったE・Tは電話でヌンチャクが撃たれた事をしらされた．
ヌンチャクは園山が紹介した病院に入院した．早速E・Tは病院に駆けつけた．
チャンプ「それより金やがな．これは必要経費やで．
ゴッドにはろうてもらおう．」
マリア「こんな時にお金の話はやめて．タバコ消しなさいよ．」
そこへ園山がやって来た．
チャンプ「園やん．」
園山「地検の春川が死んだ．」
驚くチャンプ．
園山「酔っ払い運転で土手のコンクリートに激突した．春川は即死だ．
一度ならず二度までターゲットに死なれたんだ．
私はもう君達をかばうことはできんなあ．」
慌てたチャンプは聞いた．
チャンプ「どういう意味や，園やん．」
園山は無言だった．
マリア「解散?」
園山「このままゆけばな．」
チャンプ「そんな，水臭い，園やん．」
ここでE・Tが口を開いた．
E・T「敵の当たりはついている．遠藤，篠原，それに春川を殺した奴のだ．」
園山「ハングマンのが別にもう一つ存在してるというのかね．」
マリア「悪党を裁くという大義名分の陰でお金を稼いでるの?」
チャンプ「わいらとあんまり変わらん．」
E・T「根本的に違う．奴らのハンギングは殺人という手段だ．」
チャンプ「そうや．わしらは人は殺しまへんで．悪事を暴くだけや．
その報酬として当然金をもらう．それはだいぶ違うわ．いやいや，大いに違う．」
E・T「もう少し時間をくれ．我々が奴らをハンギングする．」
チャンプは手を合わせた．
チャンプ「な，頼むわ，園やん．」
次の日．チャンプとマリアは遠藤の未亡人を見張った．
遠藤の未亡人は男をつれこんでいた．
チャンプ「おい，マイクちゃんとセットしてや．」
マリア「わかってるわ．」
チャンプ「わしらの首がかかっとるのやから．」
マリア「わかってるわ．」
チャンプ「まだまだやり残したことがいっぱいあるのやから．
しのぶやろ，あきこやろ，さちこやろ，礼子やろ．」
チャンプはマリアの尻を触った．
マリア「きゃあ．」
チャンプ「うん，真面目に．仕事，仕事．ちゃんとマイク狙えや．」
よくそんなことが言えたものだ．
その頃，E・Tは篠原の恋人の転居先を訪れた．元々講師と事務員が 同棲していることを大学側が快く思っていなかったため，追い出されたのだ． 彼女は大学もやめていた．E・Tは遠藤の未亡人が男を引き込んでいること， そして，遠藤が死んだことにより遠藤の未亡人にかなりの遺産が転がり込むので， 遠藤の殺しを遠藤の未亡人が野村興信所に頼んだ可能性があることを話した． E・Tは篠原の恋人に頼み，野村興信所に電話を入れさせてそのことを話させ， さらに週刊誌のトップ屋が来て同じことを話したことを野村に話した． そしてE・Tは篠原の恋人に結城二郎の名前も野村に伝えさせた．
早速，遠藤の未亡人のところに電話が入ってきた． やはり遠藤の未亡人は野村に遠藤殺しを依頼したのだ． 早速チャンプとマリアは遠藤の未亡人を尾行し， 遠藤の未亡人が金を銀行から降ろしたところ， 遠藤の未亡人が増田と小林にその金を渡したところを写真撮影した． 早速，E・Tは野村が増田と小林と会っているところに乗り込んだ． E・Tは例のトップ屋と名乗り，殺しの件をほのめかした．野村はごまかしたが， E・Tは写真を見せて去って行った．
次の日．ヌンチャクは強引に退院してきた．
チャンプ「おう，ヌンチャク．傷の方はもうええんか?」
ヌンチャク「もうすっかり大丈夫．」
チャンプ「そうか，そりゃ良かった．」
チャンプが傷口の部分を叩くと
ヌンチャク「いってえ．」
チャンプ「治っとらんやないか．」
チャンプは春川殺しの裏を探ってきていた．
警察が梅沢と春川のつながりを内々に調査していたのだ．
そこで梅沢が殺しを依頼したのだ．
計画倒産事件よりも検事との癒着の方が致命傷になるからだ．
早速E・Tは野村興信所に乗り込み，写真とテープと引き換えに5千万を要求した．
E・Tは口座番号をメモした紙を残し，
金を振り込まれたら写真とテープを渡すと言って去って行った．
マリア「E・Tを狙ってくるかしら?」
ヌンチャク「ここまで挑戦されてほっとかんでしょう．」
だがE・Tとチャンプの意見は違っていた．
チャンプ「いや，いや．奴らは銭にならんことでは決してやばい橋は渡りおらん．
依頼者が来る，銭になる，そして悪党をやっつけるという大義名分が立つ，
そしたら必ず出て来よる．」
E・T「そう．今度はチャンプの出番だなあ．」
チャンプ「うん．」
ヌンチャク「なあるほど．罠にはめる．」
だがマリアは危険だと懸念した．
マリア「奴らも相当のプロよ．危険じゃない．」
E・T「なあに．こっちはその上のプロだよ．」
チャンプ「一人減るとそれだけ分け前が増える．プロや．気つけや．」
E・Tは苦笑した．そしてアロハツーリストは閉店した．
チャンプは野村興信所に乗り込み，結城二郎の始末を依頼した．
会社の金を1億使いこんでしまい，それを知られて強請られているのだという．
そしてチャンプは夜の八時に結城と芝浦の倉庫街で会う約束になっているという．
野村は殺しはしないが話をつけようと答えた．チャンプは喜び，
300万円の小切手を渡した．
チャンプは小林にタバコ代として3万円渡して去って行った．
チャンプが去った後，増田はいい機会だから結城二郎を始末しようと言ったが，
野村はまずチャンプの渡した小切手が有効なものかどうか調べろと言った．
増田は電話をかけた．実は野村興信所の電話線は細工されており，
野村興信所からの電話はマリアの乗っている車につながるようになっていた．
そのため，まんまと野村は騙されてしまった．
チャンプ「これがホンマもんならハングマンなんてやめるんやけどなあ．」
さらに
チャンプ「こっちから経費が3万ほど出てるからつけといてや．な．」
その頃，篠原の恋人井口真紀のところへ手紙が届いた．
E・Tの声「君の恋人を自殺に見せかけ，殺害した男たちに天罰が下ります．
今夜 8時半 下記の所へおいで下さい．」
E・Tはリボルバーに弾を込めて出動した． 芝浦の倉庫街でE・Tは野村達の車に襲われたが，デジコン時代に修得した， 当たり屋の技術を使って(嘘)，うまくかわした．ヌンチャク，チャンプ， マリアは増田と小林を捕まえ，野村はE・Tの射撃の腕の前に屈した．
野村，増田，小林は天井から吊るされた縄に首をかけられていた．
最初は台の上に足を乗せられていたが，氷の上に素足で乗せられた．
冷たいと叫ぶ悪党ども．縄を外せと叫ぶ悪党ども．
E・T「悪事を話せば外してやる．」
だが悪党どもは白を切った．悪党どもは足の冷たさに苦しみ，叫び声を挙げた．
野村「警察が手を出せない悪党を始末しただけじゃないか．」
チャンプ「アホ．そりゃわしらのやっとるこっちゃないか．
紛らわしいことすんな，ボケ．」
マリア「社会正義のためじゃなくてお金のためでしょう．」
野村「違う．金は二次的な問題だ．殺しはあくまでも人のため世のためだ．」
チャンプ「ふん．アホクサ．盗人猛々しいとはこのこっちゃ．
こら，叩きのめしてやるか．」
小林「誰か，こ，氷外してくれよ．」
悪党達は冷たくて叫んだ．
チャンプ「冷たいか．よーし，あっためたろ．」
チャンプはマッチに火をつけ，野村の足に近づけた．
マリア「そんなことしたら氷が溶けて，この人達お陀仏よ．」
チャンプ「このままだって冷たい，冷たいって泣いとるやないけ．」
チャンプはヌンチャクからカイロを受け取り，火をつけて野村の足に近づけた．
たちまち野村は熱がった．
チャンプが小林の足にカイロを近づけると野村は冷たいと叫んだ．
チャンプ「こら．熱いか冷たいかどっちや?」
悪党達は冷たいと叫んだ．
チャンプ「わかった，わかった，わかった．じゃあ，もっとあっためたろ．
その代わり，氷がはよう溶けてなくなるかもしれんぞ．」
チャンプとE・Tはガスバーナーを取り出し，火をつけた．
野村「やめろ，やめろ，やめろ．」
チャンプとE・Tはガスバーナーで氷を溶かし始めた．
悪党達は熱いと叫んだり冷たいと叫んだり大忙しだ．
さらに氷が溶けて首が絞まりだし，苦しいと叫び始めた．
チャンプ「なあにをごちゃごちゃ言うとるのや．親切にあっためたってるのや．」
その頃，芝浦の桟橋に水上バスが到着した．真紀もやって来た．
そして悪党達は
野村「やめろ．話す．話す．」
増田「俺も話す．」
小林「何もかも話す．」
野村「何でも話す．」
E・T「よーし．じゃあ，話してもらおうじゃないか．」
チャンプ「おい．はよ話さんとこれで顔焼いたるか．」
増田「遠藤殺したの，俺達だ．」
小林「遠藤夫人に頼まれたんだ．」
野村「あいつは遠藤の遺産を狙ってた．そのついでに篠原も殺した．
偽の借用書作って篠原の保険金を巻き上げたんだ．ああ，助けてくれ．」
その声は外にもスピーカーから大音量で流された．
野村「春川も殺した．梅沢に頼まれたんだ．」
野次馬達，そして真紀は野村達を見つけた．
パトカーと入れ替わりにヌンチャク，チャンプ，マリアが去って行った．
チャンプ「はよう行かんとホンマに3人とも逝てまうぞ．」
そして吊るされて苦しむ野村達を助け，警官は野村達を連行していった．
それを見届けてからE・Tは夜の芝浦から去って行った．
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