ザ・ハングマン6
概要
ハングマンシリーズの第6作.この作品では Studio Say Cheese という写真館が
アジトになった.メンバーもリーダーをつとめるサファリの知り合いの(現職 or
元)カメラマンでコードネームはカメラに関するものに由来している.
毎回冒頭でモルモットおじさん役の稲川淳二さんがハンギングのリハーサルで
文句を言う風景が挿入された.ゴッドもコンピュータで指令を出し,
フラッシュのみがその素性を知っているという設定で全く登場しない.
大まかな流れは次の通り.
- 稲川さんが文句を言いながらハンギングのリハーサル.
この部分は本物のスタッフが登場.なおかつ台本にも書かれているらしい.
- オープニング
旧作と同様,ナレーション(小林克也担当)が入る.
- タイトル表示
- 事件勃発
- ゴッドからコンピュータ通信によって指令が入り,捜査開始.
- 決定的証拠をつかむと「Say Cheese!」と合言葉を唱え,
悪党どもを捕まえに行く.
- モルモットおじさんの所にアイリスから電話が入る.
この部分は稲川さんの一人芝居.
- ハンギング.まずモルモットおじさんがいたぶられ,
次はお前達の番だ,となったところで悪党どもが自白.
その様子を写真撮影したりテープに録音.
- 大怪我を負ったモルモットおじさんがアイリスの事務所でひいひい言う.
- アジトでゴッドから振り込まれたギャラを分け合う.
- 街の風景を撮るスポット,女の子をナンパするアンクル,
トレーニングするフラッシュの姿が流れておしまい.
実はこのフォーマットには大きな欠点が二つある.
まず第一に出動シーンのトーンダウン.
「ザ・ハングマンV」では派手なCGが舞った後にパピヨンが登場,
掛け声をかけて出動というパターンに比べると,
今回の出動シーンはかなりトーンダウンしたものになった.第二に,
アイリスがほとんど働きもしないくせに報酬を貰う事.そして最後に,
これが最大の欠点だが,ハンギングで実際にやられるのはモルモットおじさんで,
肝腎の悪党には制裁が殆ど加えられず,自白をテープで録音したり,
写真撮影するだけとなり,これも,罰を加え,
自白をテレビ中継する前作と比べてトーンダウンした.本放送当時,
私はかなり不満に思った物である.
それでもこの作品はアクションに力を入れたおかげで,
そこそこ楽しめるものになった.
名高さんのスキャンダル(六本木乱闘事件)のせいで,
途中打ち切りになったのが非常に残念だ.
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東平 洋史
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hangman@basil.freemail.ne.jp