第十五回

誘拐事件の裏に隠された不正を暴く.
さらば友よ! グッドラック!

脚本:中村勝行 監督:小澤啓一

今週のリハーサル

ウィンチが回り,縄が巻かれていた.
稲川さん「何これ?」
スタッフは稲川さんの問いを無視して衣装を囚人服に着替えさせた. そして稲川さんに縄を巻きつけた.
稲川さん「あのう,ゆるくしてよ.」
だが
稲川さん「ダメだよ,そんなの.ちょっと巻き過ぎだよー.」
助監督「はーい,OKです.」
小澤監督「はい,じゃあ,やってみて.」
稲川さん「ねえ,ホント,大丈夫?」
助監督「ええ.一回ちょっと,力入れてもらえますか?」
稲川さんが力を入れると縄は簡単に下へ落ちた.
稲川さん「おー,うまく行った.なるほどね.」
助監督「つまりね,この要領で行きますから.じゃ,もう一度ロープ, 巻いて下さい.」
また縄が稲川さんに巻かれた.
小澤監督「では,稲川さん.」
稲川さん「はい.」
小澤監督「じゃあ,リハーサル行こう.」
稲川さん「あ,その前にですねえ,手順間違えてないか,もう一回, 試して頂いて…」
だが
助監督「大丈夫,完璧です.」
小澤監督「大丈夫?」
助監督「完璧です.」
小澤監督「それじゃあ,ウィンチ回して.」
ウィンチが巻かれ,稲川さんを巻いた縄が締まった. あまりの痛さに稲川さんが叫び声をあげた.縄は下へ落ち
助監督「大成功です.」
稲川さん「ちょっと,一時はどうなるかと思ったよ,俺.まいったよ. 本番もこの調子で一つよろしく頼みますよ.」

事件発生

ここは東光開発という会社. 経理課長の藤原康夫(平野稔)が夜遅くまで仕事をしていた. その帰り.藤原はトンネルの中で男達(原口剛ら)に拉致された.

翌朝.藤原の家に刑事がやってきて,妻と娘(横田さとみ)に事情聴取を行なった. 藤原は9時半頃にこれから帰ると電話したのだが, そのまま帰って来なかったのだ.心当たりを当たってみても藤原はいなかった. また連絡なしで他へ寄るような事を今まで藤原は行なったことがなかった. 蒸発するはずがない,と妻は言った. 刑事は事件に巻き込まれた可能性があると考え, 藤原家の電話に逆探知装置を取り付けることにした.

その頃,東光開発の専務相沢祥次郎のところに電話がかかってきた. 男(原口剛)は大佐と名乗り,藤原の命と引き換えに5億円を要求してきた. 相沢は支払いを拒否し,電話を切った.

仕事開始

アイリスがS.S.C.へやってきて,水着のモデル料として3万円を要求した. スポットは高過ぎると文句を言い,あの程度なら2万円がいいところだ, と付け足した.だがフラッシュは3万円を払った.その時,運命が響いた.

さてアンクルは女のモデルと服を買っていた. アンクルはやんわりとヌード撮影を要求.その時,腕時計が鳴った.

ゴッド「ゴッド指令.会社課長失踪事件の真相を究明せよ.」
フラッシュが指令を説明した. 大手不動産会社の経理課長藤原康夫が会社からの帰途,姿を消し, 4日経った今も行方不明.警察は誘拐の可能性があると見て, 藤原の自宅に捜査官を張り込ませているが未だに犯人からの連絡もなく, 有力な手がかりも得られぬまま,捜査は暗礁に乗り上げていた. つまり,藤原の行方を突き止め,事件の真相を究明するのが今回の仕事だ. アンクルは金が目的にしては相手が小さ過ぎる事に不審を抱いた. 資料によると藤原は典型的な中流サラリーマンだ. 常識的に考えても金になる相手ではない.
アンクル「とすると恨みか?」
フラッシュ「あるいは何かのトラブルに巻き込まれたのかもしれん. いずれにしても藤原の周辺を洗いなおす必要があるなあ.」
家族構成は妻の静江と娘のゆうこ.スポットはゆうこを知っていた. アルバイトでコマーシャル写真のモデルをしていたからだ. そこでスポットがゆうこを当たることになった. フラッシュは会社関係を洗い,アンクルは藤原の交友関係を洗うことになった.
フラッシュ「アイリスは…」
アイリス「あたしはここでみんなの連絡待つわ.」
あ,そ.

相沢のところへフラッシュが乗り込んだ.フラッシュは東都日報の伊吹と名乗り, 藤原失踪事件のことを持ち出した.それを聞いた相沢は驚いた. 外部には極秘にしていたからだ.フラッシュは藤原の無事が確認されるまで, 報道は差し控えると言い,さらに誘拐の目的を聞いた.相沢は心当たりがない, と言い,さらに
相沢「犯人から連絡があったという報告は受け取らん.」
フラッシュ「おかしいですねえ.事件があってから,もう4日も経つと言うのに.」
図星だったのか
相沢「君.この事件と当社とは何の関係もない.新聞種が欲しいのなら, 警察へ行ったらどうかね,警察へ.」

藤原の自宅では全然連絡がないので刑事が根をあげそうになっていた. そこへ来客が.やってきたのはスポット. スポットは仕事の件で話があると称して,ゆうこを連れ出した. ゆうこは藤原失踪事件の話をスポットにし,相談した. 犯人から全然連絡がなかった.その日の朝に静江が会社に電話すると, 専務の見解として「当社は一切関知しない.失踪事件の件は警察に任せたらいい」 という冷たい返事しか返って来なかった.ゆうこは憤りを覚えていた.

地下駐車場で車に乗った相沢はロイヤルホテルへ向かえと運転手に命じたが, 運転手は口から血を流して死んでいた.そこへ自動車電話がかかってきた. 電話は大佐からのもの.運転手を殺したのは相沢への警告だったのだ. 次は藤原の番だと言って大佐は電話を切った.

藤原はまだ生きていた.大佐の部下達(江幡高志ら)に首尾を確認した. 大佐は藤原に相沢が取引に応じなかったことを伝えた. 部下(江幡高志)は以前総会屋グループにいたと称し, 企業の裏情報には詳しいと言った. 部下は藤原が相沢の命令で裏金工作をしていたことを吐くように藤原に迫った. それでも藤原は吐こうとしなかった.
大佐「あんたは実直な経理マンだ. 会社の為に良かれと思ってやったことかもしれんが, あの金は全て相沢専務の秘密口座に流れ,個人的に使われていたんですよ.」
藤原「嘘だ.専務はそんな人間じゃない.あの金だって,あんた達が考えるほど, 汚い金じゃない.企業戦略を勝ち抜くために表帳簿に載らない金も必要だった.」
それを聞いた大佐は大笑い.
大佐「騙るに落ちましたなあ.つまり裏金工作を認めたって訳だ.」
藤原は大佐達の誘導尋問にはまったのだ.
大佐「今の話は全て録音させてもらいましたよ.」

S.S.C.に戻って来たアンクルは, 東光開発の運転手中村淳が殺された新聞記事を見せた. 中村は相沢のお抱え運転手だ.
フラッシュ「よーし,もう一度専務に当たってみよう.」

という訳でフラッシュはまた相沢のところに乗り込んだ. フラッシュは相沢絡みの社員が被害にあった刑事事件が二件も起きたことをあげ, これでもまだ会社に関係がないのか,と詰め寄った.だが相沢は白を切り, 会社は関知しない,と言い放った.そして出て行け,と相沢は言った.

外で待つスポットにフラッシュは,相沢は何かを知っている,と言った. そのとき,相沢のところに大佐から速達が届いた.中身はテープだ.
大佐の声「あんたは実直な経理マンだ. 会社の為に良かれと思ってやったことかもしれんが, あの金は全て相沢専務の秘密口座に流れ,個人的に使われていたんですよ.」
藤原の声「嘘だ.専務はそんな人間じゃない.あの金だって, あんた達が考えるほど,汚い金じゃない. 企業戦略を勝ち抜くために表帳簿に載らない金も必要だった.」
大佐の声「ハ,ハ,ハ,ハ,ハ.騙るに落ちましたなあ. つまり裏金工作を認めたって訳だ.」
相沢はテープを止めた.

相沢は弓削という男(西沢利明)に電話を掛けた. そして芝弥生会館で電話を掛けた.弓削は一味の中に企業ゴロがいると睨んだ. 相沢はこの件が表沙汰になったら,背任罪で刑務所行きになると恐れた. 相沢は一味の始末と今も尾行してきたフラッシュ達の始末を弓削に依頼した.

スポットは相沢がなかなか出てこなかったのでイライラしていた. だが出てきた.早速相沢を尾行するフラッシュ達だったが, 埋立地で前と後ろをトラックに挟み撃ちにされてしまった. そして埋立地に誘い込まれた. 降りてきた怖そうなお兄さん達と格闘するフラッシュとスポット. お兄さん達はフラッシュとスポットの敵ではなく,退散していった.

このことから,フラッシュは相沢が事件の真相を知っていると睨んだ. 表沙汰になってはまずい秘密があるに違いない.
アイリス「じゃあ,専務が藤原課長を?」
この短絡的な意見は即座に却下された.藤原は相沢の忠実な部下だった. 相沢が藤原の口を塞がなければならない理由は何もない. アンクルは誘拐一味が何かの秘密を知っていたと睨んだ. 藤原の命よりもその秘密を取引材料に使ったのではないか. フラッシュはその意見を採用.スポットに藤原の身辺を洗うように命じた.

スポットはゆうこから話を聞いた.藤原は朝早く家を出て毎晩9時過ぎまで残業, 家に帰っても書斎に篭って1時過ぎまで帳簿や書類の整理をしていたという.
スポット「というと,帳簿や書類をうちに持ち帰っていた訳?」
いつも藤原は書斎に置いていたという.スポットは良かったら見せて欲しい, と言ったが,大事な書類は鍵のかかった机の引出しに入れ, さらに刑事が家にいるのでダメだとゆうこは答えた.スポットはしばらく考え
スポット「うん.俺にいい考えがある.」

アイリスは占い師に変装することになった. アイリスはブーブー文句を言っていたが,渋々承知し,藤原家に乗り込んだ. アイリスはゆうこに連れられて藤原の書斎に入り,刑事の目を盗み, 机の引出しを開けた.そして帳簿をカメラで撮りまくった.

その日の夕方.埋立地で弓削と相沢が会っていた. 弓削はフラッシュ達を始末することには失敗したが, 誘拐一味に心当たりがあると相沢に報告. 相沢はお互い代理人を立てて話すことになったと弓削に報告. 大佐の代理人の名は富田.
弓削「富田? そいつはおあつらえ向きだ.」
心当たりの男というのは富田だったのだ.弓削は金を一銭も払わずに済む, と相沢に言うのであった.

フラッシュはコンピュータで帳簿を解析した. その結果,暗号で書かれた裏帳簿の実態が明らかになった. 相沢と藤原が帳簿を操作して10億円以上の裏金を作り, 相沢の秘密口座に流れていたのだ.誘拐犯の狙いはその裏金. しかし身代金を払えば裏金の存在が明らかになるため, 相沢は必死に誘拐事件を隠そうとしたのだ. フラッシュは今度は相沢が動くと睨んだ.

弓削は富田(江幡高志)のいるバーにやってきて声を掛けた. 弓削が現れたので富田は驚いた.さらに弓削は相沢の代理人として来たといい, さらに弓削は富田と手を組もうと言った.弓削は5億円を富田に払ってもいい, とまで言い出した.

フラッシュは盗撮機を相沢のマンションの窓に撃ち込んだ. ちょうど弓削がやってきたところだった. 弓削は富田から一味のアジトを聞き出していた. 一味のアジトは芝園橋鉄工所跡の3号倉庫. 部下を向かわせたのでいずれ良い報せが入るだろうと弓削が言った. 弓削と相沢は乾杯.映像を見て, フラッシュは相沢と会っている男が元総会屋の弓削こうぞうであることを知った. 急がないと藤原の命が危ない.

大佐のアジトへ弓削の部下がやってきた. 富田の指図でアタッシュケースを持ち,弓削の部下は入った.
大佐「蓋開けろ.」
蓋を開けると同時に,弓削の部下は拳銃を撃った.
大佐「くっそう,図ったな.」
富田も正体を現し,大佐にライフルを向けた.そして大佐は撃ち殺された.
富田「藤原さん,あんたも死んでもらうぜ.恨むんなら,専務を恨むんだな.」
藤原「せ,専務を?」
富田「あんたが生きてたんじゃ,何かと都合が悪いんだそうだ.」
藤原「まさか,専務が?」
富田はライフルを構えたが,富田の頭に拳銃が突きつけられた.
富田「てめえら,一体,何の真似だ.」
だが誰も答えなかった.
富田「くっそう.きったねえ真似しやがって.」
部下「銃を捨てろ.」
仕方なく富田はライフルを捨てた.そのとき,フラッシュ達が乱入した. そして藤原は無事救出された.
アンクル「さあ,次は弓削と相沢だ.」
フラッシュ「よーし,行くぞ.Say Cheese!」

ハンギング

弓削と相沢はフラッシュ達に倒された.

「寿司元」では
高田「はい,寿司元.あ,愛ちゃんか.待ってましたよ.何たってねえ, 朝から電話にへばりついてましたからねえ.え,しんどい仕事? なんだ,なんだ.え,いたぶられるたんびにねえ,愛ちゃんの治療受けるの, 愛ちゃんの.えー,え.快感になっちゃってねえ,俺.嬉しくって, 嬉しくって.」
モルモット小父さんは変な趣味を覚えてしまったらしい.

弓削,相沢,富田の3人が柱に縛り付けられていた.
フラッシュ「これからお前達に制裁が加えられる. その前にもう一人極悪非道な男を処刑しなければならん. とっくり見ておくんだなあ.」
縄が巻かれ,手錠をはめられたモルモット小父さんが, マネキンと大根と一緒に登場した.冒頭のようにウィンチもある. マネキンにも大根にも縄が巻かれていた.
フラッシュ「よーし,処刑開始.」
ウィンチが動き始めた.
モルモット小父さん「お,これ,なんなんだよ.一体何の真似なんだよー.」
大根がまず折れた.
モルモット小父さん「おい.ちょっと待ってくれよ.モーター止めてくれよー. 頼むよー,おい.」
マネキンも壊れてしまった.
モルモット小父さん「やめろー.冗談じゃねえぜ,おい.」
柱も折れてしまった.
モルモット小父さん「話が違うじゃないかあ.止めてくれよ. モーター止めてくれよー.おい.」
半ば本気でモルモット小父さんは叫んだが,ウィンチはなおも動き, ポキポキッと言う音がして,モルモット小父さんの縄が締まった. そしてモルモット小父さんは顔を下に向けたまま動かなくなってしまった.
フラッシュ「さあ,次はお前らの番だ.」
アンクル「今の男みてえに絞め殺されたくなかったら, お前達の悪事の全てを白状しな.」
テープとカメラが用意され
スポット「処刑開始.」
ウィンチにライトが当たった.そしてウィンチが動いて悪党達の縄が締まった.
富田「ああ,待ってくれえ.」
弓削「俺は何もしていない.みんな,相沢専務の命令に従っただけだ.」
相沢「知らん.私は何も知らん.」
富田「二人ともとぼけんじゃねえ.5億円で仲間を裏切れって言ったのは, お前達じゃないか.ついでに人質まで殺せと言いやがって.」
弓削「違う.俺はそんなこと言ってない.何もかも,こいつの, 相沢専務の差し金だったんだ.」
相沢「黙れえ.黙らんかあ.お前なあ,この私一人に罪をなすりつけよって. この悪党もん!」
相沢達は警察に引き渡された.新聞は「社員誘拐事件で 専務の 裏金工作発覚」 「人質社員の 殺害を図る」と報じた.

事件解決して

フラッシュはコンピュータでゴッドに何か報告していた.

背中に縄の痕がついたモルモット小父さんはヒーヒー言っていた.
アイリス「まあ,きれいに縞模様になっちゃって,まるで虎みたい.」
モルモット小父さん「ちょっと,ちょっと,感心してる場合じゃないよ. 今度ねえ,あいてて,死ぬかと思ったよー.」
モルモット小父さんの両腕にも縄の痕がついていた.冷たくアイリスが応えた.
アイリス「オーバーねえ.」
モルモット小父さん「今度っから, あれほど手順間違えんなって言ったのにさあ.」
アイリス「終わったこと,いつまでもグチグチ,グチグチ言わない.」
モルモット小父さん「どうせ死ぬんだったらさあ, 愛ちゃんに抱きしめられて死にたいよ,俺は.」
アイリス「締め上げてあげようか.」
モルモット小父さんは喜んだ.
モルモット小父さん「本当!」
アイリス「ギャラをグッと締め上げて今回は5万円.」
モルモット小父さんはがっかりした.
モルモット小父さん「そりゃ,ないよ,ねえ.そりゃないよー.」
アイリス「嘘よ.はい,20万.」
モルモット小父さん「あ,来た.」
だが
アイリス「(1枚抜いて)はい,(また1枚抜いて)手数料.」
モルモット小父さん「やだ,これだもんなあ.」
さらに
アイリス「(さらに1枚抜いて)治療代.」
モルモット小父さん「あれ.あー.あー.あー.ロープで締め上げられ, ギャラで締め上げられ,俺の人生,一体,なんなんだよー.」

さらば友よ! グッドラック!

アジトでフラッシュが深刻な顔をしていた.
アイリス「どうしたの?」
フラッシュ「ロンドンの通信社から仕事の依頼だ.」
アンクル「仕事って,本業の方か?」
フラッシュ「ああ.至急レバノンへ飛んでくれってさあ.」
アンクル「どのぐらいかかんだ.」
フラッシュ「わからん.」
スポット「それじゃあ,ハングマンの方は?」
フラッシュ「やむをえんだろうなあ.」
アイリス「まさか,降りるって言うんじゃ.」
フラッシュ「ゴッドとの了解は取った. 本業を優先させるってことになってたんだ.」
スポットは無言だ.
アイリス「でもフラッシュ,そんな,そんなことって…」
アンクル「アイリス,止めても無駄だ. 所詮フラッシュは一匹狼の戦場キャメラマンだ. いずれ群れから離れる時が来る.その時期がちょっと速く来ただけの事さ.」
フラッシュはアンクルの方を見た.
フラッシュ「剣さん.」
アンクル「行って来いよ.後の事は心配要らん. ハングマン組織は俺達で守って行く. (フラッシュの肩に手を掛けて)心置きなく戦場を駆けずり回って来い.」
フラッシュ「すまん.俺の代わりはゴッドから指令が入るだろう.」
アイリス「そんな.ホントに行っちゃうの?」
フラッシュは苦笑していった.
フラッシュ「妹に会えなくて残念だな.アイリスに似て, きっと美人なんだろうなあ.」
アイリス「そうよ.あたしにそっくりなんだから.」
フラッシュ「よろしく言っといてくれ.」
スポット「フラッシュ,体に気をつけて.」
フラッシュ「ああ.お前も頑張れよ.」
スポットはうなずいた.
アンクル「フラッシュ.」
フラッシュは振り返った.
アンクル「グッドラック.」
フラッシュ「グッドラック.」
フラッシュはみんなと握手を交わした. そして荷物を抱えて街の中に消えて行った.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp