第五回

武器密輸組織を吊るす.
焼き鳥風に火あぶりにしろ!

脚本:中村勝行 監督:井上梅次

今週のリハーサル

炭火が燃やされていた.火は炎を上げていた.
稲川さん「ああ,これ串ね?」
助監督「そうです.」
稲川さん「それで,この炭火でもって,串刺しになった私を焼こうって言う. いいアイデアじゃない.」
助監督「人間バーベキューです.」
稲川さんはなおも何か言っていたが,炭火が熱いことに気がついた.
稲川さん「監督,これ,ちょっと熱いような気がしますけどね.」
井上監督「助監督さん,どうなの?」
助監督「多分,大丈夫だと思います.」
これを聞いた稲川さんは不安を感じた.
稲川さん「ちょっと,多分だと思いますって仮定で…」
井上監督「大丈夫だって言ってます.」
稲川さんは「多分だという仮定」だと食い下がったが
井上監督「稲川さん,悪役はね,殴られて幾ら,蹴飛ばされて幾ら. モルモット役はねえ,テストされて幾らなの. あなた納得ずくで来てるんでしょう.そういうことで文句言わないで下さい. さあ,串刺しにして.」
稲川さんは人間バーベキューにされそうになるのであった.

事件発生

一人の女が外国から帰国した. 彼女は成田空港から自宅のマンションまでタクシーで帰った. そして自室から外の様子を伺った後,持ち帰った陶器のお面を3つ取り出し, 金槌で叩き割った.中には拳銃が2丁ずつ入っていた.

その頃,オフィス愛でフラッシュがヌードモデルがいないか, とアイリスに頼み込んでいた. 反核団体から平和運動の撮影を頼まれたフラッシュは, ビーナスと鳩をあしらった写真を撮るつもりだった. フラッシュがアイリスからもらったペロペロキャンディを舐めている間, アイリスはモデルを探した.
アイリス「これ.最高.」
アイリスがお勧めのモデルは八木陽子.先程, 拳銃を外国から持ち込んだ女だった.フラッシュはアイリスの勧めに従い, 八木陽子をモデルにすることにしたが, アイリスは八木陽子が海外旅行へ出かけると言っていたことを思い出した.

その頃,八木陽子は自室で拳銃を新聞紙にくるみ,鞄に入れていた. そこへ電話がかかってきた.だがよっぽど急いでいたのか, 八木陽子は電話を取ろうとしてやめ,鞄を持って出かけてしまった. 電話の主は
アイリス「出ないわ.まだ帰ってないみたい.」
他にいないのかというフラッシュに
アイリス「うちはね,選ぶのに困るくらいよ.ミス原宿にミスOL, ミスハウスマヌカンにミス下町,ミスラーメンと.」
すかさずフラッシュが突っ込んだ.
フラッシュ「ミス餃子もいるんじゃないの?」

新宿中央公園にやってきた八木陽子はスケボーに乗った男とぶつかり, 鞄を落としてしまった.そのショックで拳銃が暴発.女の人が即死した. 慌てた八木陽子は鞄を持って去った.野次馬が八木陽子を指差し,「あの女, あの女じゃないか?」というのを見て, 車の中で待っていた男(黒部進)は「くっそう!」と悔しがった. この事件を新聞は「謎の銃弾,十八才のOLを 直撃!」 「公園で拳銃暴発 即死の 女事務員」「現場に不審な女? 数名の 目撃者語る」 と報じた.

この事件の記事をS.S.Cで読んだアンクルは
アンクル「もったいねえ話だなあ.死んだOLってのは,高貴18歳のヤングギャル. できれば年増に当たってもらいたかったなあ.」
という感想をもらした.
フラッシュ「アンクルの病気が始まったぜ.」
スポット「不謹慎ですよ.若かろうが,年増だろうが, 人の命に変わりはないじゃないですか.」
アンクル「いい子だよ,お前は.」
スポットは憮然とした顔.そこへアイリスがやってきた. 代わりのモデルが決まったのでフラッシュにリストを持ってきたのだ. だがフラッシュは気に入らず,他を当たってみる,と言い出した. 慌ててアイリスは八木陽子が帰ってくるまで待ってと頼み込んだ. アイリスは様子を見に行くことにし,フラッシュに頼み込んだ. そしてアイリスは出て行った.
アンクル「なんだい?」
フラッシュ「ヌードモデル.」
アンクルは一生懸命リストのページをめくるのであった.

アイリスは八木陽子の部屋へ行った.呼び鈴を鳴らしても出ないので, ロック解除装置を使って鍵を開け,中に入った.荷物があるのを見て,
アイリス「なあんだ,帰ってきてるんだ.」
そしてアイリスは割られた陶器のお面と金槌が床に置かれてあるのに気づいた.
アイリス「何,これ?」

さてここはジィ.アイ.ツーリストという旅行会社. 社長が先程車で八木陽子と待ち合わせていた男に電話をかけ, 手違いがあったことを謝っていた.男は銀竜会の組長. 組長は銀竜会の名前が出るようなことはないように念を押した.

その頃,八木陽子は都内のホテルに潜伏していた. そしてアイリスの名刺を見てオフィス愛に電話.
八木陽子「愛さん,私,怖い.」
アイリス「怖い? 陽子ちゃん,いったい何があったの? もしもし.だまってちゃ, わからないじゃないの.訳話して.」
八木陽子「あの…ごめんなさい.やっぱり言えない.」
八木陽子は電話を切ってしまった. しばらく八木陽子はベッドにうつぶせにしていたが, ジィ.アイ.ツーリストに電話した.社長はホテルにいること, そして自分が行くまで誰も入れないように厳命し,電話を切った. そして社長はどこかへ電話.八木陽子は風呂に入っているところを, 男(片桐竜次)によって感電死させられてしまった. 男はホテルの部屋でアイリスの名刺を見つけた.

八木陽子を殺した男は喫茶店で組長と会った.用心深い二人は背を向けて座った. 男は組長に拳銃を入れたコインロッカーの鍵を渡し, 組長は朝日新聞…に札束を挟み込んだものを渡した. そして組長は拳銃を手に入れることに成功した.

仕事開始

アイリスがS.S.C.へ向かって走っている頃, S.S.C.に女子高生がやってきて自分のヌードを撮ってくれ, とスポットに頼んでいた.高校卒業した後でもいいんじゃないの, とスポットは言ったが,自分の裸がただで見られる,と女子高生は言った. 別に見たくもない,とスポットが言うと女子高生は憤慨して帰っていった. 入れ替わりにアイリスがやってきて,八木陽子死亡の件を伝えた. ショック死ということになっていたが,アイリスは電話の件を証拠にあげ, 殺されたのではないかとフラッシュに言った. 八木陽子の旅行先が東南アジアだとアイリスからフラッシュが聞いた途端に, クラシック音楽が鳴り響いた.

その頃,相変わらずアンクルは女の子をナンパし,さらにヌードにならないか, と言っていた.そのとき,腕時計が鳴った.

ゴッド「武器密輸組織の実体を暴き,ハンギングせよ.」
資料によると,この数ヶ月,暴力団の抗争が激化し, 組織ぐるみの武装化がエスカレートしていた.それに伴って武器密輸組織が暗躍. 東南アジアの地下工場で密造された粗悪な拳銃が大量に出回り始めた. この密造拳銃は安全装置に欠陥があり,携帯中に暴発する恐れがあった. 公園でOLが死んだ事件も密造拳銃暴発による流れ弾が当たった可能性がある. このまま放置しておけば,いつまた一般市民に犠牲者が出るとも限らない. 第2,第3の犠牲者が出ないようにするために,一味の実体を突き止めること, それが今回の仕事だ.
アイリス「やっぱり,これよ.陽子ちゃんが巻き込まれた事件は.」
フラッシュ「ん?」
アイリス「ほら,東南アジア.さっき,言ったでしょう.それに…」
アイリスは八木陽子の部屋にあった陶器のお面のことを思い出した.
アイリス「そうよ.あの中に拳銃を隠して持ち込んだのよ. そう考えれば何もかも辻褄が合うでしょ.」
フラッシュは八木陽子の交友関係を当たることにした. 八木陽子はアンクルが使ったことのあるモデルでもあった. スポットが八木陽子のことを聞いたので,ここぞとばかりにアイリスは, 写真を見せてあげるから事務所へ来ないか,とか, ついでに妹と会わないか,とか言い出した.
フラッシュ「アイリス.仕事が優先だ. とにかくスポットに彼女の写真を見せてやってくれ.」

八木陽子を殺した男はジィ.アイ.ツーリストの社長にアイリスの名刺を見せ, 八木陽子がここへ電話をしたんじゃないか,と警告していた. 男はアイリスの始末を示唆した.

オフィス愛を出たアイリスを男が尾行した. アイリスは喫茶店でスポットに八木陽子の写真を渡し,さらに妹が来る, と引きとめようとした.だがスポットは車で去ってしまった.
スポット「危ねえ,危ねえ.」
ここでスポットはピンと来て車を止め,ドアミラーを見ると, アイリスが拉致されるのが見えた.慌ててスポットは車を尾行した. そしてフラッシュに無線でそのことを報告した. 男はスポットの尾行に気づいていた.車は埋立地で止まり, スポットを迎えうった.スポットは一脚で応戦したが,男はアイリスを盾にし
男「棒っ切れ,捨てろ.喉を切るぞ.速く捨てろ.」
仕方なく,スポットは一脚を捨てた.スポットとアイリス,絶体絶命のピンチ. だがそこへフラッシュがやってきた.フラッシュの煙幕弾によって隙ができ, スポット,フラッシュは男達を撃退.アイリス救出に成功した.
フラッシュ「アイリス,大丈夫だったか?」
アイリス「ええ.もっとやりたかったくらいよ.」
よく言うよ.
アイリス「だけど,何であたしを?」
スポット「あいつら,待ち伏せしてたみたいですよ.」

S.S.C.でフラッシュはピンと来た.八木陽子がアイリスに電話して, 何か話したのではないかと連中が思ったのではないかと.
アイリス「あたし,何にも聞いちゃいないわよ.」
鈍感な人だ.
スポット「ところが,あいつら,そうは思ってないんだよ.」
アイリスはなぜ八木陽子から電話があったことを連中が知っていたのかが, 腑に落ちなかった.
フラッシュ「名刺は渡してないのか?」
アイリス「名刺…前に渡した.」
とすると連中はまたアイリスを狙うに違いない.そこへアンクルが帰ってきた. モデル仲間を当たって八木陽子との交友関係を探ったが, 拳銃密輸組織と八木陽子を結ぶ線は見つからなかった. アンクルはジィ.アイ.ツーリストの広告を見せた. 八木陽子はこの広告を見て今度の旅行を思い立ったという.

ジィ.アイ.ツーリストの社長に銀竜会の組長寺田のところから電話が入った. 博多の組から拳銃の注文が入ったという.社長はその晩に一人帰ってくるので, 10時に中央公園で会おうと約束した.そしてその晩. フラッシュがジィ.アイ.ツーリストに忍び込み,顧客名簿をビデオ撮影した. 外で待機していたスポットがその映像をキャプチャーし, 3.5インチのフロッピーに収めた.ちなみに当時の技術ではこれは不可能. 閑話休題.フラッシュ,スポット, アイリスはS.S.C.でキャプチャーした映像を見直した. フラッシュは八木陽子のところに星印がついていることに気がついた. その日に帰ってくる沢田良子という女にも星印がついていた. 到着便を調べてみると17時20分になっている.リムジンバスを使えば, もうそろそろ都内に着く頃だ.そこでフラッシュとスポットは, 新宿にあるリムジンバスの発着所に向かったが,沢田良子は降りた後だった. フラッシュ達は沢田良子を探すことにした.

沢田良子は新宿中央公園で寺田と会い, 岩瀬から頼まれたものを渡して去って行った. 沢田良子は,八木陽子を殺した男に車で轢き殺された. フラッシュとスポットは沢田良子が救急車で運ばれるのを, 虚しく見ることしかできなかった.

その後,次のことがわかった.前月の14日にマニラ帰りのOLがビルから転落死. 1週間後の21日にはマニラ帰りの女子大生が車の中に排気ガスを引き込んで自殺. 3日前は八木陽子が死に, 前日にマニラから帰って死んだ沢田良子はスナックのホステス. この4人はいずれもジィ.アイ.ツーリストのツアー客で,しかもマニラ帰り. おそらく彼女達が拳銃の運び屋をさせられていたのだろう. 若い女ならマークされる心配がない.警察の水際作戦の盲点を突いたのだ. そして口封じの為に彼女達は殺された.
アイリス「陽子ちゃん,海外旅行するのが夢だったのよ. きっと,うまいこと言われて,話に乗せられたんだわ.」
アンクル「気にいらねえなあ. お陰で若い子の人口が4人も減っちまったじゃないか.」
スポット「これでターゲットは決まりですね.」
だがフラッシュは黒幕がいるはずだといった. 今度はアイリスを狙ってくるに違いない.そこでアンクルは囮作戦を提案した.
アイリス「あたしが囮? ギャラ考えてよ.」
フラッシュ「ゴッドに聞いとくよ.」
フラッシュは立ち上がった.
フラッシュ「よし.Say Cheese!」
フラッシュは手を出した.3人はフラッシュの手の上に自分の手を乗せた. そしてハングマンは行動を開始した.

ハンギング

アイリスが自宅のマンションに帰り,エレベーターに乗った途端, アイリスは八木陽子を殺した男に襲われた.だがエレベータを降りた途端, 男はアンクルに倒された.そしてアンクルは屋上から男を投げ飛ばそうとし, 黒幕の名前を吐くように拷問.ついに男は拷問に屈した.

岩瀬と寺田が野外劇場で会っているところへフラッシュとスポットが登場. 二人は倒された.

早速「寿司元」に電話がかかってきた.
高田「はい,寿司元.愛ちゃん? 仕事? やるよ,やるよ, 愛ちゃんの仕事だったら.え,ああ.その代わりさあ, 俺とたまにはデートしてくれる?」
アイリス「いいわよ.仕事がうまく行ったらね.」
これを聞いたモルモット小父さんは大喜び.
モルモット小父さん「え! 本当! やるよ,ばっちり.そのかわし, デート,約束したよ.ね.」

焚き火が燃える中,悪党達は棒に縛り付けられていた.
フラッシュ「これから,お前達に制裁が加えられる.その前に一人, 処刑しなければならない極悪人がいる.まずはゆっくり見物してもらおうか.」
部屋の一角が明るくなり,モルモット小父さんが登場. モルモット小父さんは焚き火の上に渡された棒に縛り付けられていた. 丸焼きにしようというわけだ.
モルモット小父さん「何すんだよー.一体,何の真似だよー.」
フラッシュ「これから人間バーベキューを始める.」
モルモット小父さん「バーベキュー?」
フラッシュ「罪状によって焼き方が三段階あるんだが, お前の場合はウェルダンだ.」
モルモット小父さん「ふざけやがって.」
棒が焚き火の上に渡され,周りを良く焼くために回転された. 「あちー」と叫びながら回るモルモット小父さん. 囚人服に火がつき,モルモット小父さんの顔も真っ黒になった.そして
モルモット小父さん「もうダメだー.」
モルモット小父さんは動かなくなってしまった.
フラッシュ「はーい,人間バーベキュー,いっちょあがりだ.」
悲鳴をあげる寺田と岩瀬.
アンクル「よーし,次はお前達の番だ.」
フラッシュ「いいか.今の男のように黒焦げになりたくなかったら, お前達の悪事を全て白状するんだ.」
アンクル「焼き具合はどうする?」
フラッシュ「ウェルダン.」
スポット「了解.」
フラッシュ「スイッチオンだ.」
そして岩瀬の部下が火の上にかざされた.
部下「おい.本気か,おい.やめろ.やめろー.やめてくれえ. 何もかも喋るよ.喋るー.やめてくれえ.」
岩瀬「うわあ.お,俺も喋るー.助けてくれえ.」
寺田「おー,俺は関係ない.何も,知らん!」
部下「嘘だー.何もかも寺田の差し金だあ.」
岩瀬「そ,そうだ.言われた通り,やっただけだあ.」
寺田「違う.俺は関係ない.」
カメラが準備され,写真撮影開始.
寺田「俺はこいつらから物を買っただけだあ.」
部下「運び屋の娘を殺せといったのは,岩瀬だあ.頼む.やめてくれえ.」
岩瀬「何を言う.寺田の命令だ.」
寺田「違う.俺は何も言ってない.勝手にこの二人がやったんだあ.」
部下「それはないぜ,寺田ー.」
寺田「うるせえ.」
岩瀬「きたねえぞ.」
寺田「きたねえのは,お前達だあ.」
部下「喋る.洗いざらい喋る.やめろー.やめろー.」
そして寺田達は警察に引き渡された. 新聞は「旅行代理店を 隠れミノに 拳銃密輸」 「旅行客に運ばせ,次々に殺害」「暴力団幹部と 旅行代理店社長, 逮捕さる」と報じた.

事件解決して

あちこちを火傷したモルモット小父さんはヒーヒー言っていた.
モルモット小父さん「ところでさあ,デート,いつしてくれるの?」
アイリスはとぼけたが
モルモット小父さん「約束したじゃないかよー.あいて. だから,デートしてくれるって言うので引き受けたんじゃねえかよー.」
アイリス「そんなこと言ったっけ?」
モルモット小父さんは痛さで悲鳴をあげた.
アイリス「考えても御覧なさいよ.あたしみたいな美人がよ, あんたみたいな汚い顔の男とデートなんかできると思ってるの?」
アイリスは5割くれるならやってくれると言い放ち,ピンハネした.
モルモット小父さん「ああ.体も痛むが,心も痛むなあ.」
可哀想なモルモット小父さん.さらに追い討ちとして
アイリス「ちょっと.一枚,一枚足りないわ.」

ギャラが振り込まれ,フラッシュ達はアジトでギャラを分配した. 今回は一人頭60万円.アンクルは「デート」に出かけた. アイリスは妹と会えとスポットに迫ったが, スポットは去ってしまった.
フラッシュ「アイリス.妹のことより,自分のことはどうなんだ? 速くしないと,嫁にいけなくなるぞ.」
アイリス「知らないの? わんさか男が寄って来てるのよ. それを振ってんの.」
負け惜しみを言って去って行くアイリスを見て
フラッシュ「やっぱりかわいくないわ.」
そしてアンクルは女の子二人に花を買ってやり, スポットは新宿のビル街で写真を撮った. フラッシュはジムでトレーニングに励むのであった.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp