ザ・ハングマンV
概要
ハングマンシリーズの第5作.主婦である蝶子がハングマンのリーダーになる.
ついにゴッドが登場しなくなり,前尾という男がマネージャー役として,
ゴッドの指令を伝える形になる.ファルコン,エジソン,
バニーの三人は緑美園という花屋を営んでおり,そこがアジトになっている.
この番組ではさらにパターン化が進み,
大まかに書くと次のような流れになっていた(一部例外あり).
- 事件勃発.
- 朝のニュースを見ながら蝶子と雅則が事件を知る.
- 前尾が扮装してパピヨンに近づきゴッドの指令を伝え,
資料とギャラを渡す.
- パピヨンがアジトでメンバーに指令を伝え,ギャラを渡す.
時々ギャラの安さにファルコンやエジソンが文句を言うと,
バニーが「一つ,…」と前尾の掲げた掟を大声で唱え,
ファルコン達を閉口させる定番ギャグが挿入される.
- 事件を捜索.
- 決定的証拠を掴むと蝶のCGが舞うシーンが流れる.
パピヨンが「Let's go!」と言うと他のメンバーが「Hanging!」と応え,
悪党を捕まえに行く.
- ハンギング.そのシーンを電波ジャックしてテレビ中継.
テレビを見ながら一般人(にっかつ撮影所の近辺である調布近辺や,
渋谷近辺が多い)が棒読みで「こいつ悪いやつだな」とか言う.
- ハンギング終了後,悪人達を縄で縛り,パピヨンが登場.
悪人がお前は誰だと問うと「闇に舞う蝶パピヨン.
安らかに眠っていただきます.」とパピヨンは応え,
手に持つ薔薇の花から催眠ガスを噴射して眠らせる.
- 悪人どもを初期(#1, #2, #9)は簀巻きにして晒し者にする.
後期は蝶の絵が描かれたダンボール箱に詰め込み,
警察署の前に置いてくる.
- 蝶子と雅則の日常シーンが流れて終了.
「ザ・ハングマン 燃える事件簿」の頃のようなハードさはないが,
娯楽作としては非常に面白かった.後に山本陽子と秋野太作夫婦が登場するスペシャル版が作成されるほど,
人気は高かった…と思う.この作品か「ザ・ハングマン4」で,
ハングマンシリーズの頂点を極めてしまったのではないかと私は思う.
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東平 洋史
E-Mail:
hangman@basil.freemail.ne.jp