2001年11月20日
「フランダースの犬」第50話「発表の日」
脚本は雪室俊一.次の日の朝.窓を開けると初雪が積もっていた.
こんなすがすがしい気持ちで朝を迎えるのは久しぶりだ.
ミッシェルは前の晩から止まっていた.
おじいさんのベッドに眠るミッシェルを置いて,
外へ出てみると,アロアが造花を作って持ってきてくれた.花びらは全部で24枚.
花びらが全部なくなると発表の日だ.
そこへミッシェルがいい夢を見たといって起きて来た.
ネロがもみくちゃにされているというのだ.ミッシェルは森へ帰り,
しばらくネロはパトラッシュと過ごした.
そして久しぶりにジョルジュがポールを連れてやってきた.
アントワープへ使いにやってきたというのだ.ポールはネロにクロを返した.
一日だけの約束だったのにというポールにネロはいいのにと言った.
そしてジョルジュはポールを連れ出し,ネロにポールとクロのことを話した.
ポールはクロをジョルジュの代わりに思って可愛がっていたのだ.
そこでジョルジュは「ポールをクロにやってほしいんだ.」
ジョルジュは「クロをポールにやってほしいんだ.」と言いたかったのだが,
寂しいネロの気持ちを思うと言いにくかったのだ.それを聞いたネロは快諾し,
クロをポールにあげることにした.喜ぶポール.御礼を言うジョルジュ.
そしてジョルジュとポールはクロを連れて帰って行った.
寂しそうにクロを見送るパトラッシュにネロは優しく言うのであった.
相変わらずネロに対する村の人の視線は冬の寒さのように冷たかった.
そこへハンスがやって来た.ハンスはネロにさっさと出て行けと言い放った.
ネロはクリスマスまで待ってくださいと頼んだ.
ハンスはそうかと冷たく言い放ち,帰って行った.次の日.
街へ行ったネロはルーベンスの展覧会があると知り,見に行った.
ルーベンスの絵を見て「素晴らしい絵だ.」と感動するネロ.
その晩,その日に見た絵をネロは模写した.だが次の日.
貴重なお金を展覧会の入場料に使ってしまったため,
パトラッシュの餌にも事欠く事態を迎えてしまった.
元気のないパトラッシュにネロは自分の食料を分けてやり,
翌日は発表の日なので後一日の我慢だよとパトラッシュに呼びかけ,
ずっとパトラッシュについていってやるのだった.一方,アロアは食欲がなく,
元気がなかった.それを見て心配するコゼツとエリーナ.
部屋に戻ったアロアは祈った.「神様,お願いです.きっと,きっと,
ネロの絵を一等にしてやってください.」そして迎えた発表の日.
パトラッシュは元気を取り戻した.そして夜のうちに積もった雪の中,
アントワープへネロとパトラッシュは向かっていった.そして大聖堂の中.
審査員の一人は「この中で心のこもった絵は一点しかありません.
おじいさんと犬の絵です.」しかし他の審査員はあまりにも平凡な素材だし,
未完成だと言っていた.ちょうどその頃,ポールがネロを出迎えていた.
一方,審査員は二人を一等にしてはと言った.それほど甲乙つけ難かったのだ.
そして会場ではなかなか結果が発表されないのでやきもきする応募者達.
そこへ審査員がやってきた.どきどきするネロ達応募者一同.
だが発表の時に読み上げられた名前はネロではなかった.
「僕の絵は落ちたんだ.」落胆して倒れそうになるネロをポールは支えた.
そしてネロには呼びかけるポールの声も聞こえず,外へ飛び出すのであった.
ああ,来週はどうなってしまうのか.
予告編の言葉は「次回『二千フランの金貨』お楽しみにね.」だけです.
その次が涙,涙の最終回です.なぜか私の頭の中では富山敬さんが「あ〜,
かわいそ,かわいそ,なぜなぜこんなにやられるの?」という声が聞こえます.
番組も制作会社も違うけど局が同じだから許してちょうだい.
「(新)仮面ライダー」第46話「怪談シリーズ くだける人間! 鏡の中の恐怖」
脚本は鷺山京子,監督は山田稔.鏡の中から老婆が呼びかけ,
人々が自分とは反対の性格になり最後には砕けて鏡になってしまう事件が頻発.
これは怪人カガミトカゲの仕業だった.カガミトカゲは人々を鏡の中に引き込み,
本物と入れ替え,奴隷にしてこき使っていたのだ.だが筑波洋が呪文を唱えて,
呪いの鏡から中に入り込んだ.ちなみにその呪文は「ウラミ,ウラミ,
レワカレイ.」だ.カガミトカゲは洋に「鏡爆弾」という名の光線を発射.
しかし,鏡爆弾は鏡に反射して自分に命中.間抜けな怪人だ.
しかもカガミトカゲは洋が自分で名乗るまで筑波洋の正体に気づいていなかった.
例によってトホホな怪人だ.そして色々あってカガミトカゲは昇天し,
奴隷にされた人達も戻ってきましたとさ.めでたし.めでたし.
ちなみにアブンガーはちょこっとだけ登場.来週スカイライダーを苦しめます.
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東平 洋史
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