脚本は上原正三,監督は山田稔.前回からの続き. ワンセブンは強力接着剤のために動けなくなってしまった. そしてピンクジャガーの吹く笛に操られ, ネッシーロボはビッグエンゼル基地へ向かった. そのとき,ビッグエンゼル基地の近くで三郎は, ピンクジャガーの吹く笛でネッシーロボが操られていることに気づいた. ガンテツと三郎はピンクジャガーに襲い掛かり, 笛を奪おうとしたがピンクジャガーの術に翻弄され,右往左往するばかり. 佐原博士はライフル,そして拳銃でネッシーロボを狙ったがかなうはずもない. そのとき,三郎はピンクジャガーに蛙を投げつけた. なんとピンクジャガーは蛙が嫌いだった. ちなみにブルージャガーも蛙が嫌いだそうだ. そのため,ピンクジャガーは驚いて笛を落としてしまい, ガンテツは笛を奪うことに成功した.そしてガンテツは笛で民謡を吹き, ネッシーロボはガンテツの思いのままに.この部分,僕ちゃんは大好きだ. さて三郎はサブマシーンでワンセブンのところに向かい, 強力接着剤を溶かすことが出来ない. だがワンセブンの体内に笛を隠すことにした. こうして皮肉なことにネッシーロボはビッグエンゼルの守り神になってしまった. 頭を抱えるハスラー教授やブラック・タイガー達. だがブレインはこう言った.「ワンセブンの体内に入り込める者を使えばいい.」 こうしてブルージャガーとピンクジャガーは藤木教授の家を急襲. 藤木教授を閉じ込め,藤木教授の娘みどりを脅迫した.この作戦は大成功. ワンセブンに載せてというみどりの願いを三郎とガンテツは聞き入れ, ワンセブンの体内に入り,笛を偽物と取り替える事に成功. こうしてネッシーロボは再びビッグエンゼル基地に襲い掛かった. ブルージャガーはワンセブンの足元に爆弾を仕掛け,爆破しようとした.その頃, ガンテツと三郎はみどりから藤木教授のことを聞き出していた. 早速三郎とガンテツはみどりを救出.戻ってみると,これまた皮肉なことに, ブルージャガーの仕掛けた爆弾のおかげで強力接着剤が溶け, ワンセブンは動けるようになった.早速ワンセブンはビッグエンゼル基地へ急行. ネッシーロボを空へと持ち上げた.ピンクジャガーの吹く笛により, ネッシーロボは海へとワンセブンをおびき寄せたが, グラビトンの敵ではなかった.ビッグエンゼル基地は破壊されてしまった. そのことをわびるワンセブンに佐原博士は言った.「気にすることは無い. また一歩から始める.私は負けない.」
どうでもいいけど, <http://www4.justnet.ne.jp/~keny/Anim_066.htm>には
ガンテツのフルートでの音頭以外は、 それほどギャグ雰囲気ではないのだけれど、カエルで逃げ出すとか、 爆破で敵を自由にするとか、中途半端な間抜けが目立つ。 ギャグならギャグで徹底しないと辛い。予想通り,くだらないコメントだ. 要するに前半のようなシリアス一辺倒の描写じゃないとダメということだろう. でもそれが子供達に受け入れられなかったから, 上記のシーン(「爆破で敵を自由」は違うけど)が入っていることに, 何故気づかないのだろう. ちなみに「大鉄人17」の関東地方での平均視聴率は9.9%くらい. それでも35話続いたのはおもちゃの売れ行きが好調だったためなのです. あくまでも子供向けの作品だと言うことを忘れちゃダメだな. 実際,私が本放送を見ていた時(小学校3年生くらい)に楽しみにしていたのは, シリアスなストーリーではなくて,ワンセブンとブレインロボットの格闘だった.
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