2001年11月13日
「フランダースの犬」第49話「描けたよ おじいさん」
脚本は雪室俊一.遂におじいさんの絵が描き上がった.
絵の中から今にもおじいさんがネロに語りかけるかのように見えるほど良い絵だ.
ネロはパトラッシュとクロと一緒におじいさんの絵を見せにお墓へ行き,
その足でアントワープの教会へ行った.その頃,
アロアは学校へ行かないと言い張っていた.
コゼツがネロが風車小屋に火をつけたと決め付けていると思っていたからだ.
コゼツはネロが働かずに絵ばかり描いている事が理解できなかった.
だからネロを怠け者だとコゼツは考えていた.だから疑いも晴れないのだ,
とコゼツは思い込んでいた.一計を案じたエリーナは,
アントワープへ行けば絵を出しに行ったネロと会えるかもしれないと囁いた.
この作戦が功を奏し,アロアは学校へ行った.
さてネロはポールの出迎えを受け,絵を出しに行った.
そしてネロは教会の前でアロアに呼び止められ,話をしたが,ハンスの邪魔が.
この時のハンスの罵詈雑言は聞くに堪えないものだが必見だ.
仕方なくアロアは一言ネロに励ましの言葉を送って帰る羽目に.
さて村へ帰るネロをポールは送ろうとしたが,
ネロは遅くなるとお母さんが心配すると言ってポールを返そうとした.
心配したポールにネロは,おじいさんは僕の胸の中に生きている,と言った.
それを聞きポールはクロを引き取って帰っていったが,
本当はネロは寂しい思いでいっぱいだった.あの真っ暗な,
明かりのついていない家へ帰るのが嫌だったのだ.
だが家に帰ってみるとミッシェルが着ていた.
ミッシェルはネロを引き取りに来たのだ.
だがネロは発表の日のクリスマスまで待って欲しいと言い,
ミッシェルの申し出を断った.それでもミッシェルは,
ネロとパトラッシュのために御馳走を作ってやった.
そしてネロとパトラッシュと一緒に夕食を食べるのであった.
ちなみに次回の予告編の言葉は「ネロの絵,一等になるといいですね.
次回フランダースの犬,『発表の日』お楽しみにね.」だけです.
来週も涙なしでは見られません.喜びの涙か,それとも悲しみの涙か…
「(新)仮面ライダー」第45話「怪談シリーズ 蛇女が筑波洋を呪う!」
脚本は江連卓,監督は山田稔.なんと筑波洋を呪う白蛇が登場.
白川妙子という女性が可愛がっていた白蛇は,
一年前に白川妙子が西湖のほとりでスカイライダーに殺されたと信じていたのだ.
筑波洋は西湖へ急行した.スカイライダーは一年前,
アブンガーというネオショッカーの怪人が白川妙子を殺すのを目撃していたのだ.
一生懸命白蛇を説得する洋.だがそれはネオショッカーの罠だった.
白蛇の正体は怪人ヘビンガー.それを谷が見破り,洋もスカイライダーに変身.
ヘビンガーは昇天したとさ.めでたし.めでたし.
ちなみにアブンガーは第47話まで出続けます.
偉そうに最後のシーンで宣戦布告します.
「特捜最前線」第73話「蝶が舞う殺人現場!」
脚本は大野武雄,監督は天野利彦.
主役は津上.メインゲストは綿引勝彦.事件の直前,
津上は鹿島と会って話をしていたが,まともに取り合わなかった.
事故として処理された事件を殺人として扱えないかと言う,
突拍子もないことを言ったからだ.
そして鹿島は東京で水上(力石孝)と田口を殺した.
そして鹿島は結城の妻子を人質にとって篭城し,
結城(平田守)が来ることを要求した.結城の子供は尿毒症を起こし,
生命に危険が及んでいた.帰ってきた結城に群がるマスコミの記者達.
そして鹿島は話し始めた.鹿島はある事故として処理された事件,
鹿島の妻安江が崖から落ちて死んだ事件が殺人事件であることを見抜いていた.
ウスバキチョウを取ろうとしたため,鹿島達は崖から突き落としていたのだ.
鹿島は現場近くで水上と言う男の免許証を拾い,
それを元に水上に会ってそのことを確かめた.
安江はウスバキチョウはアイヌの民の魂の化身だから取ってはいけないと言った.
だが彼らはウスバキチョウを目当てに安江の制止を振り切り,
そして三人で安江を崖から突き落として殺したのだ.
真相を水上から聞かされた鹿島は水上に自首を勧めたが,
水上は鹿島に襲い掛かってきた.だから仕方なく鹿島は水上を殺したのだ.
そこまで鹿島が話したところで,結城の息子ひろしの容態が急変.
津上は意を決して鹿島のところへ向かった.必死に説得する津上.
「あなたも一時は人の親になろうとした.親の気持ちならわかるでしょう.」
だがひろしの心臓は止まりそうになった.津上はゆっくり近づいた.
鹿島はひろしをタテにした.仕方なく津上は発砲.鹿島は死んでしまった.
助け出されたひろしに群がる記者達.
津上は狂ったように鹿島の物言わぬ死体に呼びかけるのであった.
「特捜最前線」第74話「死体番号004の男!」
脚本は長坂秀佳,監督は佐藤肇.主役は橘.
外国からの秘宝展が開かれることになった.ちょうどその頃,
津上,吉野の誘いを振り切って橘は息子の健(神谷政浩)に会いに行った.
橘と健とは別れて3年.感傷に浸る橘を健は拒絶し,走り去ってしまった.
さて夜の街で吉野と津上は橘によく似た男(本郷功次郎の二役)を見かけた.
吉野と津上は男に呼びかけた途端,男は駆け出し,車にはねられて死亡.
男は浮浪者だったが,わざわざ大阪から橘の写真を持って上京してきたのだ.
神代の判断でこの事件の公開は見送られた.男は元公務員の松前達吉.
松前には妻子がいた.松前の息子の写真を見て健のことを思い出す橘.
(久しぶりに登場した)高杉は大阪出張を命じられ,松前のことを調べに行った.
橘は松前そっくりに扮装し,辺りを徘徊.すると若い女が強引に橘を車に乗せ,
蔦の絡まった洋館へ連れ出された.
そして橘は人質にされていた松前の息子と10年ぶりに「再会」した.
だが息子の京一郎は「松前」に会うことを拒絶した.
それを見た橘は健のことを思い出した.
そしてボスは「松前」に橘に化けて時価30億の宝冠を盗むように強要.
ボスは大阪のミナミで松前を見つけ出したのだ.
その頃,特命課は橘を連れ出した女からボスが郷田,
女が水川という元ホステスであることを見つけ出した.
一方,郷田の部下は「松前」が「汚いことするじゃないか.」
と東京弁を使ったことに気づき,「松前」の正体に不審を抱いた.
ちょうどその頃,紅林と吉野は例の洋館を探し出した.
吉野は寿司屋の出前持ちに扮装し,「ちわ〜,まこと寿司です.」と言って,
強引に入り込んだ.吉野を演じている誠直也さんにちなんだのだろうか?
閑話休題.吉野に気づいた橘はお札を渡した.その頃,松前が下戸であること,
酔いつぶれる前にゴキブリを見て驚くことを高杉が,
そして郷田が調べ上げていた.郷田は早速「松前」に酒を飲ませた.
運良く,いい気分だとごまかした橘.郷田の部下はゴキブリも試そうとした.
そのとき,船村が「まこと寿司」の主人に扮装して乗り込んだ.
「松前」が写真を落としていたと言うのだ.船村は水川に写真を渡し,
水川は「松前」に写真を渡した.
写真の裏には下戸やゴキブリ嫌いの事が書かれていた.
それを読んだ橘は素早くメモを消し,ゴキブリを見て大げさに驚いた.
そのとき,郷田は気がついた.「松前」が本物なら特命課に橘がいるはずだ.
郷田は水川に特命課へ電話させた.橘がいないと知るや,
橘本人に伝えたいことがあるので30分後にまた電話すると水川は言い残した.
「10年やど.10年もわしと母ちゃんを残して行ったんやど.」と言う京一郎.
橘は健の言葉を思い出していた.「もう父ちゃんじゃなか.お母さんば,
捨てていったくせして.」ぐれてやると言う京一郎に橘は言った.
「人のせいにするんじゃなか.」そして橘は京一郎を「息子として」殴り,
叱った.橘は健と別れたときのこと,そして健と過ごした日々を思い出した.
そして京一郎は父の「松前」に心を開いた.橘は京一郎と抱き合った.
二人とも泣いていた.一方,特命課の面々は橘の会話テープをでっち上げた.
そしてうまくごまかし,ほっとする特命課の面々.郷田も騙されてしまった.
その頃,京一郎と同じベッドで橘は昼寝していた.
橘のポケットから写真を取り出し,見る京一郎.しばらく経って,
郷田と部下は「松前」を連れ,秘宝展の会場に乗り込んだ.
そのとき神代が会場に乗り込み命じた.「橘,行くんだ.」
神代は人質の人命を考え,気づかぬ振りをしたのだ.
もちろん,事実でないことは判明したのだが,外国の大臣も許可していた.
秘宝を強奪した郷田達は橘と京一郎を車に閉じ込め,ガソリンを撒いた.
橘は拳銃を構え,郷田をタテにして京一郎を助けようとしたが,
部下が京一郎をタテにした.「父ちゃん,逃げろ!」と叫ぶ京一郎.
だが,橘は仕方なく言いなりになった.燃える車.
間一髪のところで紅林達が駆けつけ,橘と京一郎は助かった.
別れを告げる「松前」に京一郎は言った.「ありがとう,橘さん.」
京一郎は一緒に寝た時,「松前」のポケットから出した写真を見て,
その写真が自分ではない,別人の写真であることを見抜いていた.
それでも「父ちゃん」と呼べる人を京一郎は欲しかったのだ.
どうでも良い話ですが,次回はモロボシダンこと森次晃嗣さんが登場.
紅林と絡みます.
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東平 洋史
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