2001年11月6日
「フランダースの犬」第48話「なくなった仕事」
脚本は佐藤道雄．風車小屋が焼けた次の日．
いつものようにネロが牛乳運びへ行ったのを見てアロアは安心した．
そしてアロアは学校へ行った．だがネロを取り巻く状況は段々酷くなって行く．
まず村人はネロに牛乳運びを頼んでいたジェスタフに詰め寄り，
ネロに牛乳運びを止めるように強要．
ジェスタフはネロが放火したとは思っていなかったが，
村人達はコゼツが怒ったのを見てコゼツを恐れ，
また小麦をひくための風車が壊れ，風車にあった小麦も焼けてしまったので，
怒り心頭に達していたのだ．そうとも知らず，ネロは村に帰ってきた．
するとアンドレが川のほとりにいるのを見かけた．
アンドレはあの時の人形を持っていたが，アンドレが隠したので，
ネロは気づかなかった．アンドレはハンスに命じられて，
人形を捨てようとしていたのだ．
アンドレもネロが風車小屋に火をつけるはずが無いと思っていたが，
ハンスにネロと口をきくなと言われていたのだ．困ってそのことを言うアンドレ．
そこへハンスがやってきた．ネロと話をしているアンドレをハンスは叱り付け，
さらに人形を川へ放り投げてしまった．そしてハンスは罵詈雑言を浴びせた．
次の日．苦渋の表情でジェスタフはネロに牛乳運びを断った．
ジェスタフもコゼツから畑を借りていたため，
コゼツの意向には逆らえなかったのだ．一方，
アロアはハンスからネロが仕事を失ったと聞き，家に走って帰った．
その頃，コゼツは焼けた風車と小麦の損害額を計算し，頭を痛めていた．
そこへアロアが帰ってきた．ネロが仕事を失ったと聞き，当然だな，
と冷たく言うコゼツ．アロアは泣きながら，学校へは行かない，と言い，
部屋に入ってしまった．そんなアロアをエリーナは慰めるのだった．
さてネロは薬草を持って行ったが，売り物になるような代物ではなかった．
港へ行ってみても仕事はなく，ネロは途方にくれてしまった．
教会でネロはおじいさんに祈った．村人は誰も自分のことを信じてくれない．
自分が切った樫の木を歯車に使った風車に自分が火をつけるわけないじゃないか，
と．これでは自分の食べ物しか買えない．その時，
アンドレがこっそりとネロに声をかけた．
アンドレは骨付きの肉をパトラッシュのために持ってきてくれたのだ．
さらにアロアはネロに声をかけたが，コゼツに見つかり，
アロアは連れ出されてしまった．だがネロは，
自分を信じてくれる人がいることを知り，勇気を奮い立たせた．そしてその晩，
ミッシェルやヌレットおばさん達にかわいがられる夢を見るのであった．
「(新)仮面ライダー」第44話
「怪談シリーズ 呪いの化け猫子供の血が欲しい!」
脚本は土筆勉，監督は広田茂穂．
街中で「頭の良くなるワクチン」をうってくれるテントが登場．
だがそのワクチンを打たれた子供達は皆行方不明に．
頭が良くなると言うのは真っ赤な嘘．
実はドロニャンゴーという怪人が子供達を操るための薬だったのだ．
ドロニャンゴーは怪人を再生させるために，
元気の良い子供達の血を集めていたのだ．
その薬を打たれるとある周波数の音に反応して操られてしまうのだ．
だが結局，この企みがスカイライダーにばれてしまった．子供達は助けられ，
ドロニャンゴーは倒されてしまったとさ．めでたし．めでたし．
どうでもいいけど，
<http://www4.justnet.ne.jp/~keny/Anim_057.htm>には
食品に混ぜて配布するのなら、
タダより高いものはないとか教訓的な話になりそうだが、
注射というのは好んでするものではなく
何らかの強制でおこなわれるものだから、
子供に選択権があるとは思えないのが難。
と書かれている．何で「難」なの? 教育番組じゃなくて娯楽番組なんだから，
別に教訓めいたものがなくてもいいんじゃないの?
「太陽にほえろ!」第53話「ジーパン刑事登場!」
脚本は鎌田敏夫，監督は高瀬昌弘．ジーパンこと柴田純初登場編で見所満載．
なんと柴田純は出勤前の日につい飲み過ぎてしまい，
無銭飲食で七曲署の留置所に放り込まれ，留置所から出勤するのである．
着ているのが上も下もジーパンだったので仇名はジーパンに決定．
そしてボスは拳銃を渡そうとしたがジーパンは断った．
実はジーパンの父親も警官で拳銃を持っていなかった．
一般市民と接する警官に拳銃は必要ないという信念を持っていたからだ．
そしてそのことが原因でジーパンの父親は殉職したのだ．
ジーパンが拳銃を持つことを拒否したのは，亡父の正当性を証明するためだった．
まあ書いていくときりがないのでここでやめておくが，
そのジーパンが初登場でいきなり空手を交えたアクションを見せてくれる回だ．
私自身はマカロニに近いだらしない男だが，
私はマカロニよりもジーパンの方が好きだ．
なお冒頭で殺されるのはウルトラ警備隊アンヌ隊員ことひし見ゆり子さん．
犯人役は後のバトルジャパンこと谷岡行二さん(当時の芸名)．
七曲署署長役が悪役の多い南原宏治さんというのは違和感ありあり．
最ももうすぐ交代することが第55話であることが明かされるんだけどね．
最後に，ジーパンの母親柴田たき役は菅井きんさん．
「太陽にほえろ!」第54話「汚れなき刑事魂」
脚本は小川英と長野洋，監督は高瀬昌弘．犯人役は水谷豊さん．
ジーパンとは顔見知りでジーパンは最後まで彼を信じきった．
なんと犯人とは気づかずに結果的に高飛びを助けるかのように，
パトカーで新宿駅まで送ってやるのだ．彼の，母親が病気だ，という嘘を信じて．
そして自首するという言葉を信じて独りで彼の呼び出しに応じてやって来るのだ．
後年のマイトのようにダイナマイトで威嚇し，
ジーパンを手錠で柵につないだ彼に，
柴田たきから連絡を受けたボス達も手が出せない．
だがジーパンは言った．お前は逃げ切れない，そんな男ではない，と．
そして叫び声をあげながらジーパンは手錠の鎖に空手チョップを浴びせ，
遂に手錠の枷から逃れる事に成功．この気迫に男は負けて降参した．
「最後まで信じきったお前の勝ちだよ．」とはボスの弁．
なお一瞬だけ暴力団戸川組組長役で堀田真三さんが登場．
ちなみにこの回はシンコが登場しません．というより，
シンコが登場する回の方が少ないのです．
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東平 洋史
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