第二十四回

村木の黒幕登場.杏子,村木殺しの真相を知る
復讐の呼び声

脚本:神波史男 監督:井上芳夫

事件のはじまり

ある夜.特ダネを求め,佐竹はある建設工事現場に潜り込んでいた. そして赤電話から電話をかけていた.
佐竹「そんなあ,冷たいこと言わないで,編集長.兎に角ね, ドヤ街に薬が出回っていることは事実なんですよ.それをね, サツより早くキャッチしてスクープすれば,週刊スキャンダルの大ヒット, 間違いなしと.それは僕が保証しますよ.うん.絶対.だからね, 伝票切ってくださいよ.十万.うん.十万…え? って事は二万って事ですか? は〜よう値切るなあ.うん.それはわかりますけど.うん.いいですよ. うん.手打ちますよ.はーい.」
力なく佐竹は電話を切った.
佐竹「はーあ.これで一週間たぬきうどんか.」
がっかりした佐竹はドヤの連中の部屋に戻った.中では博打が行なわれていた. 博打に加わっていた岩島建設のおがたはすってしまったので引き揚げようとした. その時,胴元がおがたに声をかけてきた.
胴元B「あの社長には俺は随分世話になってんだよ. その身内の人におけらで帰られたんじゃ,寝覚めが悪いからよ. ま,壷振り変えさせるからよ,もう少しやっていきなさいよ.」
胴元Aはおがたに金を渡し,半一本で行きなさいよ,と耳打ちした. イカサマ博打でおがたは儲けまくり,しこたま儲けた. そしておがたが帰ろうとすると
胴元B「時によ,岩島建設でクレーン運転できるのはあんただけだって?」
おがた「まあね.じゃ,どうも.」
胴元A「まあ,そんなに慌てなくてもいいじゃないか.」
胴元B「そんなに稼がせた駄賃といっちゃなんだけど,ちょっとおがたさん, 男と見込んで頼みたい事あるんだけどなあ.」
おがた「頼み?」
おがたは胴元達に外へ連れ出され,明日仕事を休むように頼まれた. おがたはきっぱり断ろうとした. おがたは岩島建設の岩島社長には子供の頃から世話になっていたからだ. おがたはボコボコにされてしまった.そこへ佐竹が駆けつけたが, おがたは利き腕を折られた後だった.

翌日.岩島建設の建設現場では,おがたが仕事を休んだので大騒ぎになっていた. そこへ代わりの者がやってきてクレーンを運転した.仕方なく, 岩島はその男にクレーンを運転させた. 現場を見回る岩島の上に鉄骨が落ちてきた.鉄骨は岩島を直撃し,岩島は即死. クレーンの運転者が「クレーンの操作をミスした」ため,鉄骨が落ちてきたのだ.

その頃,佐竹は所轄の城西警察署を訪れていた.そしてクレーンの運転手や, 腕を怪我したおがたが連行されるのを見て,不審を抱いた.

有光始動

佐竹は有光と矢野を呼び出し,現場近くの食堂で事件のあらましを話した. クレーンを運転するおがたが腕を折って仕事を休んだ時に, 無免許の労務者がクレーンを動かし,誤って岩島を殺してしまった. 警察は単なる業務上過失致死ということでその労務者を逮捕した.
矢野「しかし,そのおがたって奴が休んだのは偶然じゃないと.」
佐竹「うん.だって俺はそのおがたって奴が, やくざ風の奴に腕をへし折られるところを目撃しているんだ.」
有光「なるほど.そいつは少々妙だなあ.」
佐竹「うん.」
有光「つまりその労務者は買収されてたって訳ですね.」
佐竹「そう言う事.それでな,そのおがたって奴に会ってみようと思って, 住所だけは調べてきたんだよ.これがそうだ.」
その時,一人の男が外へ出て行った.

佐竹は有光と矢野を連れておがたの住むアパートを訪れた. 三人はきづいていなかった.尾行者がついている事を. さて佐竹は雑誌記者と名乗り,強引に乗り込んだ. 佐竹は単刀直入に事件の話を始めた. 岩島建設でクレーンを動かせるのはおがただけ.そのおがたをはずしておいて, 誰かが事故に見せかけて岩島を殺した.おがたは血相を変えて否定した. 矢野は腕をへし折った奴は誰だと尋ねたが,おがたは知らないと言い張った.
有光「おがたさん.あんた,子供の頃から, 殺された岩島社長にはかわいがられていたんでしょう.」
おがた「うるせえ.俺は俺の事で精一杯なんだよう. これからどうやって食っていくのか,俺は考えたら気が狂いそうになるんだよ. さ,早く帰ってくれよ.」
おがたは佐竹達を追い返してしまった.

おがたが居酒屋で酒を呑んでいると,胴元の仲間が声を掛けてきた. おがたは連中と一緒に外へ出た.胴元は佐竹達の身元を尋ねた. おがたは雑誌記者だと答えた.続けておがたは事件の事を黙る代わりに, 生活費などを要求した.
胴元「おめえさん,俺達の事,なんかしってんのかい.」
おがた「それはうちの岩島社長のやったことぐらい,馬鹿だってわかるぜ.」
胴元「ふ,ふ,ふ,ふ,ふ.なんか証拠でもあるのかよ.」
おがた「証拠も糞もねえや.だけどな,俺は方々で噂撒き散らしてやる. そうしたらさっきみてえな連中がわいわいわいわい書きたてる. 警察も黙ってられなくなる.」
胴元「なるほど.そうかよ.」
おがたは首に縄をつけられてぶらさげられた. 首吊り自殺に見せかけようと言うのだ.だがそこへ有光と矢野がかけつけ, おがたを救出.連中も捕まった.

有光達は連中のボス,中谷建設に乗り込んだ.佐竹は書類を発見. 中谷建設は大伴不動産の下請けで, 関東大造成地の開発を一手に引き受けてやっていたのだ.これが事件の動機だ. 岩島もその件を狙っていた.中谷は入札で岩島に負けそうになった. そこで岩島を始末させたのだ.造成地の仕事を引き受ければ莫大な利益が上がる. 中谷建設の前身は偽装解散した暴力団.まず岩島を殺し, クレーン運転士であるおがたを有光達がつっつきだしたので口を封じようとした. 中谷は証拠はあるのかと居直ったが, 有光はおがたを証人にして胴元を警察に突き出すと言い, 佐竹は雑誌にじゃんじゃん書くと言った.有光は5千万で手を打つと言い, 去って行った.有光達は知らなかった.中谷の背後に巨大な組織がある事を.

敵の正体

その頃,大伴不動産の社長の大伴(天津敏)が料亭で東郷(河津清三郎)と会い, 念書を渡していた.
大伴「関東大造成地の土地は先生のお口添えがなければ, もう到底手に入れる事はできませんでした. 御蔭様で既に分譲を開始しましたところ,大変な売れ行きでございました. それはほんのお礼のしるしで.」
東郷「安いもんだったかな?」
大伴「仰られると…」
東郷は冗談だと大笑した.そこへ女将がやってきて,中谷が大伴に会いに来た, と言った.東郷は,構わん,と大伴に言った.
東郷「例の件か?」
大伴「いえ,その方はまさかとは思いますが…」
そこへ中谷がやってきた.東郷はよっぽどの大物なのか, 中谷は襖の外に正座し,挨拶した.
大伴「東郷先生だ.」
中谷「はじめまして.私,大伴社長に常々ご贔屓にしてもらっています, 中谷建設の中谷ゆうきちと申します.」
中谷は深々と頭を下げた.
大伴「どうした? 何か不手際でもあったのか?」
中谷「は.例の岩島の一件をかぎつけた連中が,今, うちの事務所におしかけて来ました.」
大伴「どんな奴だ?」
中谷「事件屋の有光とか名乗って.」
それを聞き
東郷「有光?」
中谷「はい.」
大伴「中谷さん.得体の知れぬ事件屋ふぜいにそう騒ぐ事はない.先生, ご安心下さい.先生には絶対にご迷惑はおかけしませんから.」
だが
東郷「いや,待て.その有光という名には私の方で記憶がある.」
大伴はかしこまった.
東郷「うーん,わかった.そいつは元刑事だった男で小者には違いないが, なかなかのやり手だ.」
大伴「中谷の配下で手が足りなければ,うちの若い者を動員いたしますから.」
東郷「いや,それでも手におえんだろう.あいつの事はあたしの方に任せなさい. 誰か多少の情報をつかんでるはずだ.」
大伴は恐縮していった.
大伴「は,わかりました.中谷の不手際は私の方からもお詫びいたします.」
大伴と中谷は深々と頭を下げた.

敵の警告

しばらく経ったある日.チャンピオンに佐竹がやってきた.
佐竹「どうも静かだと思ったらマスターがいねえようだなあ.」
矢野「麻雀.最近また狂ったように凝り始めちゃってね.」
佐竹「奥の手使ってんじゃねえだろうな.あれだけは心配だからなあ.」
矢野「どうかな.絶対にイカサマはやらないって言ってたけど, あの勝ちっぷりじゃ何やってるかわからないからね.」
佐竹「手が自然に動いちゃうんだな.」
と言う訳で今回も大沼はお休み.閑話休題.
佐竹「ところで有光君よ.例の方,どうなった? 連絡あったかい?」
有光「いや.そう簡単にはこっちの言いなりになる奴じゃないですからね.」
佐竹「うん.もう一日待ってみるかな.」
矢野「ま,有光さんが言う通り,すんなり大金が拝める筈もないしね.」
明子「佐竹さん.何か飲みますか?」
佐竹「ホットコーヒー頂戴.」
と言っているところへ有光宛の小包が届いた.差出人の名前はなかった.
有光「誰かな?」
佐竹「まさか,爆弾じゃねえだろう.」
有光「どうも違うな.第一,軽過ぎる.」
有光が小包を開けてみると
佐竹「8ミリじゃないか.」
中には8ミリフィルムが入っていた.
佐竹「ポルノの秘密販売か?」
矢野「ああ?」
明子「佐竹さん!」
と呑気な冗談(アドリブか?)を言う佐竹だったが,そんなものではなかった. フィルムを透かしてみた有光の顔色が変わった.意外な物が映っていたのだ.
佐竹「どうした?」
有光は佐竹にフィルムを渡した.
佐竹「杏子ちゃんじゃないか.矢野ちゃん.映写機借りて来るんだよ.映写機.」
と言う訳で一同は映写機を借りてフィルムをみた. フィルムには杏子が街中を歩く様子が映されていた. 有光達はフィルムを凝視した.そして
佐竹「無言の警告って奴だな.」
矢野「やっぱりあの中谷って野郎が杏子さんを…」
有光「いや,おそらく奴じゃない. 奴には彼女を探し出すような組織の力はない筈だ.」
矢野はカウンターを叩いた.
矢野「ちきしょう.どこのどいつだ.」
明子「だったらもう一度映してみる? そうしたら杏子さんの居場所のヒントになる物がわかるかもしれないし.」
だが
有光「いや,それは俺は注意してみたんだが…」
佐竹「確かにその点は実に巧みに避けていた. おそらく東京のどっかなんだろうが,全く見当もつかない.」
矢野「だけど,何か打つ手はないのかな.」
そこへ電話がかかって来た.有光宛だ.
男の声「有光さんよ.楽しいフィルムだろう. 今の続きを見せてやってもいいんだが,兎に角,娘さんは預かってる. わかったな.お前の方で手を引けばいいし,これ以上深入りしてくるんだったら, それだけの覚悟はいるぜ.」
電話は切れてしまった.深刻な顔をする有光を見て
佐竹「有光君.どうも済まん.俺が君を引きずり込んだばっかりに, こんな事になっちまって.よし.今度の事は潔く手を引こう.俺が中谷に会って, 手を引くと伝えてくるよ.」
だが
有光「いや.俺が行って来ますよ.これではっきりしました. 中谷の背後で糸を引いている奴がもっと大きな奴だってね.」
皆黙り込んでしまった.立ち上がった有光に佐竹が手をかけた.
佐竹「君一人の問題じゃないんだ.杏子さんの事も考えて行動しろよ.」
そして有光は出て行った.

杏子を囮に仕組んだ敵の罠は有光が落ち込んでくるのを待ち構えている. だがそれを避けるという事は杏子の運命を見捨てる事になる. 有光は敵の正体を暴くと同時に,自分自身の命を賭けても, 杏子を救い出す決意を固めていた.有光は単身,中谷建設に乗り込んだ. 有光は金を要求.中谷は杏子の件を盾に取ったが
有光「あんな女はどうなったって構わないんだよ. あいつは俺を裏切ったスベタでな, あんな事で俺がおたつくと思ったら大間違いだ.」
と嘯いた.
中谷「でも有光さんよ.そんなに無理しなくったっていいんだぜ.」
有光「どうせ,お前さんのところであの女を押さえつけてるわけじゃねえんだろ. 無理かどうか,ひとっぱしらあの女を連れてきて, 俺の目の前でよってたかっておもちゃにしてみねえか.さぞかし面白いだろう. え?」
中谷「面白そうだなあ.」
有光「そんなことよりもなあ,お前さん,早く金の用意しないと, お前さん自身駄目になっちまうぜ.」
中谷「よし.おめえの言っている事がはったりかどうか, お嬢さんをここへ連れてきて試してみようじゃねえか. いざとなってほざいたって無駄だぜ.」
有光「しつこい野郎だなあ.じゃ,そいつを見物した上で,金の方も頂こうか. (机を叩いて)今日中に用意しといてくれ.いいな.」
そう言って有光は去った.だが車に乗った有光は車を発進させなかった.

杏子,遂に村木殺しの真相を知る

有光は中谷を尾行し,杏子が閉じ込められている資材置場を突き止めた. そうとも知らずに中谷は小屋の中に入っていった.
中谷「どうもご苦労さんです.」
二人組の男が杏子を外へ連れ出そうとした.
男A「行こうか.」
杏子「何であたしをこんな目に遭わせるの.」
男B「いろいろ昔っから引っ掛かりがあったって事さ.」
驚く杏子.
男A「そんな顔すんなよ.俺達は昔あんたの兄貴とはダチだったんだぜ.」
驚愕する杏子.
杏子「どういう意味です?」
男A「意味も糞もねえさあ.仲良く付き合ってたって事よ.持ちつ持たれつか.」

有光は様子を伺いながら小屋に近づいていた. すると杏子が車に乗せられそうになるのに気がついた. 有光は隙をみて連中に襲い掛かり,杏子を車に乗せて逃げた. 連中も別の車で追いかけた.有光の車に連中はピストルを浴びせた. 必死に逃げる有光.拳銃で威嚇しながら追いかける東郷の配下の連中. だが有光は車を大きな石の塊に乗り上げてしまい,車を横転させてしまった. 仕方なく,有光は車を降り,杏子を連れて逃げた.だが多勢に無勢. 有光は徐々に追い詰められていた.
有光「俺が奴らに襲い掛かったら,何も見ずに突っ走るんだ.」
杏子「でも…」
有光「大丈夫だ.必ず後を.」
有光は背後から一人に襲い掛かった.突っ走る杏子.杏子を連れて逃げる有光. そこへ個人タクシーがやってきたが,その運転手も一味の者だった. 有光と杏子は必死に逃げた.

有光と杏子は採石場を逃げ回った.そして小屋の中に逃げ込んだ. 有光は足を撃たれていた.有光を杏子は手当てした.連中も小屋に近づいていた. 一味の者が続々と駆けつけていた.万事休す.
有光「ああ.すっかり囲まれてしまった.」
しばらく沈黙が流れた.
杏子「洋介さん.あたし,もう覚悟はできています.」
思わず有光は杏子の方を見た.
杏子「あたし達,もしかしたら助からないかもしれない.そうでしょう? だとしたら,あたし,どうしても聞いておきたい事があるんです.あたし, あの人達から聞いたんです.昔, 兄があの人達と持ちつ持たれつの関係だったって事を.」
驚く有光.
杏子「それはつまり,兄が悪徳刑事だったって事ですね? あなたではなくて.」
有光「つまらない事,考えるんじゃない.」
杏子「でもそうでなければ, 今になってあの人達があたしの事覚えてる筈がないでしょう.」
有光は何も言えなかった.
杏子「洋介さん.あなたの口からどうしても本当の事をしらせてほしいんです.」
有光は何も答えずに立ち上がった.
杏子「もう助からないのなら,せめて最後に本当の事を教えてください.」
それでも有光は何も言おうとしなかった.
杏子「昔のあの事件の真相は,実は兄の方が汚い自分の正体を隠すために, 強盗犯人を追い込んだと騙してあなたを誘い出して殺そうとした. それがたまたま逆になってしまった.そうなんですね?」
有光はあの事件を思い出していた.
杏子「洋介さん.はっきり言って下さい. あたしの言った事が本当なんでしょう.」
有光「その通りかも知れん.しかしそれがどうだって言うんだ. 立場が変われば俺だって村木と同じような事をやっていたかもしれないんだ. ただ,この俺が,君の兄貴を殺したって事実は, 永久に動かす事はできないんだ.」
杏子「やっぱり.やっぱりそうだったんですね.」
有光「もう忘れるんだ.何もかもな.」
杏子「あたしは,あたしはあなたを,どんな事があっても信じるべきだった.」
杏子は有光に抱きついて泣いた.そんな杏子を有光は慰めた.その時, 有光は一味の男が近づく気配に気がついた.有光は隙をついて男を倒し, 杏子と一緒に逃げた.その時, 杏子は男が有光をピストルで狙っている事に気づいた. 咄嗟に杏子は有光をかばい,背中を撃たれてしまった.
有光「杏子!」
有光は杏子を撃った男に襲い掛かり,男を倒して拳銃を奪った.そして, 有光は何度も何度も「杏子」と叫び,杏子を起こそうとしたが, 杏子からの応えはなかった.有光と杏子は一味の連中に取り囲まれた.
中谷「有光.拳銃を捨てろ.出て来い.」
拳銃を構える有光.その時,パトカーが駆けつけた.間一髪で有光は助かった. 中谷達は現行犯逮捕され,有光は救急隊に杏子を托した.

直ちに杏子の手術が行なわれた.病院で有光は手術が終わるのを待っていた.
杏子の声「あなたをどんな事があっても信じるべきだった.」
手術が終わった.そこへ佐竹,矢野,明子がやってきた. そして杏子が運び出されてきた.佐竹は医者に経過を聞いた. 危篤状態は脱した.今は最善を尽くすとしか医者には言えなかった. 佐竹は有光の肩を何度も何度も叩いた.
佐竹「大丈夫.絶対回復するよ.勝負はまだ負けたと決まった訳じゃないんだ.」
有光は黙って廊下を歩いた.佐竹,矢野,明子がついて行く.かつての日. 杏子の兄村木を暗黒の底に引きずり込み,今また, 杏子自身の命を奪おうとした巨大な敵が, 有光洋介の前にその姿を現わそうとしている. 自らの青春を傷痕と汚名の中に押しつぶした相手と対決する, 有光洋介が待っていたその最後の時が,ついに訪れようとしているのだ.

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東平 洋史 E-Mail: touhei@zc4.so-net.ne.jp