「がんばれ! レッドビッキーズ」第29話

ホワイトコンドルとの激闘.
熱戦! 最後の一球

脚本:伊上勝 監督:広田茂穂

レッドビッキーズは城西地区野球大会の第3回戦の対戦相手を見に行った. バイキング対ホワイトコンドル戦の勝者がレッドビッキーズと戦うのだ. 結局バイキングは負けた.ホワイトコンドルのエース弓田に抑え込まれ, バイキングの打者はヒットを二本しか打てなかったからだ.

メンバーもオーナーもホワイトコンドルが相手と聞いて負けたと思ってしまった. 弓田の防御率は0点台.ホワイトコンドルに勝ったのは, あのビューティースターズだけだ.ホワイトコンドルは弓田のワンマンチームだ. さて令子とコーチ不在でレッドビッキーズが練習している最中, ホワイトコンドルの監督と弓田がやってきた. 練習の為にグランドを貸してくれと言うのだ.ジュクは快諾. 弓田の快速球を見てメンバーはますます自信を無くしてしまった. その話を監督とコーチはジュクから聞いた.自分の責任だと言うジュクを, 令子は慰め,コーチはそれは心理作戦だと見抜いた. とは言うものの令子は家で悩んでいた.
ジュクの声「あの弓田でも心理作戦は必要なんですか?」
そこへお母さんがスイカを持って入ってきた.お母さんは弓田のデータを見て, 70とさかんに呟いた.それを聞いた令子は, 弓田の投球数が70球前後だと言うことに気がついた. 令子は弓田の投球数を増やし,弓田の体力を消耗させる作戦を思いついた. コーチは臭い球をファールにし,また牽制球を増やす為にリードの練習をさせた.

そして迎えた試合の日.ホワイトコンドルの監督は弓田に,無駄な球は投げるな, と言った.ジュクはノミさんに打たせて捕らせようと言った.表の攻撃. ナッツは空振り三振.スタイルは初球をバントしてキャッチャーへの小フライ. シゲは初球を打ってピッチャーゴロ. 弓田はたったの5球で一回の攻撃を乗り切ってしまった.そして5回の表. ここまで弓田の投球数は58球.何とか22球を投げさせるのだ. 令子は徹底的にバントをさせた.トータスが四球を選んで出塁. ナッツの打席で弓田の投球数は80球に達した.弓田は息が上がり始めた. シゲの打席でも弓田はコントロールを乱し,シゲにヒットを打たれてしまった. 続くカリカリは凡退したが,ノミさんのヒットで一点入った. やはり弓田は80球が限界なのだ.一点リードで迎えた裏の攻撃. ナッツがお手玉し,ランナーが出てしまった. だがノミさんは落ち着いて2死をとった.打席に弓田が入った. ジュクはタイムを取り,令子に作戦を聞いた.
令子「勝負よ.」
ボールカウントが2-2になった.ノミさんの頭の中で「優勝」の文字が躍った. ノミさんは渾身の力を込めて投げた.だが弓田はジャストミートし,ホームラン. 呆然とするノミさんはマウンドにひれ伏し,思わず泣いた. 結局ホワイトコンドルのサヨナラ勝ちに終わってしまったのだ.
令子「さあ,みんな,元気を出すのよ.三位決定戦が待ってるわ.」
ホワイトコンドルの監督は令子に言った.
監督「今日は負け試合を勝たせて頂きました.」
令子「東京大会では弓田を打たせて頂きますわ.」

次回は那須高原での合宿です.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp