登場人物
- 念仏の鉄(山崎努)
骨接ぎを表稼業にする元僧侶.殺し技も骨を外すこと.
宗慶寺の住職だったが,
壇家の女房と密通(鉄「違う.お互いに惚れ合っていた」)し,
捕らえられて佐渡に送られる.そこで主水と知り合い,
また生きるために骨つぎの技術を覚える.
二年前に御赦免によって佐渡から江戸に出てきた.
僧侶だったため漢文を読むことができ,清国人と筆談も可能.
チームのリーダー格で金にはうるさい.金にならない仕置は行なわないが,
どうも殺人を楽しんでいる節がある.
- 棺桶の錠(沖雅也)
琉球出身の無宿人で表稼業は棺桶を作る職人.手槍と空手で敵を倒す.
琉球独立運動に参加し,捕らえられたという過去がある.
血気盛んで悪い奴はぶっ殺してしまえと言うのが口ぐせ.
なお字の読み書きはできず,
#21「生木をさかれ生地獄」で坑道の地図を移した時,
鉄から「これが字だってよ」と馬鹿にされている.
- おひろめの半次(津坂匡章(現,秋野太作))
観音長屋に住む瓦版屋でおきんとともに密偵をつとめる.
次作の「暗闇仕留人」#14「切なくて候」で,
武蔵の府中の出身であることが語られる.
- 鉄砲玉のおきん(野川由美子)
念仏の鉄,棺桶の錠と同じ観音長屋に住むスリ.
半次とともに密偵役をつとめる.錠のことが好きなのだが,
錠には相手にされていない.飛騨高山の出身であることが#20で語られる.
- 中村主水(藤田まこと)
北町奉行所の同心.佐渡で人足の監視をしていたことがあり,
鉄とはそこで知り合った.
奥山神影流の使い手だが腐り切った奉行所の現状に絶望し,
無能を装っている.チームの参謀格で仕置の際には知恵を出している.
仕置に参加しないことも多い.下戸でお酒は一滴も飲めない.
そのかわり甘党で饅頭が好物.
- 天神の小六(高松英夫)
闇の世界の大親分で牢屋の中に住んでいる.鉄達に殺しを頼むことが多い.
主水には一目置いている.
- 中村せん(菅井きん)
中村主水の義母.無能と評判の養子主水を馬鹿にしている.
この頃は中村主水を売り物にしていなかったため登場回数は非常に少ない.
それでも婿いびりはこの頃から見られ,しかも後年のものよりも強烈だ.
- 中村りつ(白木万里)
中村主水の妻でせんの娘.やはり主水を馬鹿にしており,
夫婦関係は冷え冷えとしている.
この頃は中村主水を売り物にしていなかったため登場回数は非常に少ない.
ただせんよりは登場回数は多く,主水と一緒に大山詣でをしたり,
佐渡へ旅行したりもしている.
- おしま(三島ゆり子)
川越出身で観音長屋にすむ女郎.
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