登場人物
- 知らぬ顔の半兵衛(緒形拳)
蕎麦屋「坊主そば」の亭主.
博打好きで,店も博打で手に入れた.この経緯は第3話で語られる.
ある日,おせい配下の殺し屋伊之(伊吹剛)が坊主そばで食い逃げし,
そのことがきっかけで仕事屋のことを知る事となった.
そしておせいを脅迫したことがきっかけで仕事屋になった.
主な武器は口鬚の手入れに使う剃刀で,これを喉にあて,
鮮血を手ぬぐいで防ぎながら切り裂くのが殺し技.
第5話では髪結に使う櫛の柄を武器にした.
また第15話では淀屋から脱出する際に簪を武器として使用し,
最終回では政吉の形見の懐剣を武器として使用した.
最終回で指名手配を受け,女房のお春を置いて逃亡の旅に出る.
政吉とおせいとの関係を第2話の時点で気づいていたようだ.
- 政吉(林隆三)
自分のことを博打の天才だと思っている遊び人.
半兵衛と同じ人物を殺しあったことがきっかけで仕事屋となる.
実はおせいの息子だったが,はじめ本人はそのことを知らなかった.
が最終回の時点では薄々その事に勘付いていた様だ.
殺しの武器はおせいが形見に渡した女ものの懐剣.
イカサマの腕は半兵衛よりも上で,またブラフ攻撃も得意だ.
その腕前は博打絡みの仕事で度々活かされた.
最終回,火盗改めに捕らえられ,拷問を受けた末に,仲間を庇うため,
そして母親を守る為におせいの目の前で自害する.
- おせい(草笛光子)
嶋屋という飛脚屋のおかみを表稼業とする.
芸者時代に子供を生んで旗本(坂口徹)に預けた過去が第2話で語られる.
その時の子供が政吉.その後,
盗賊清衛門の女房となり彼の遺産を元手に仕事屋を開業した.
この経緯は第7話で語られる.主な武器はかんざし.頼み料は受けとらず,
自腹で仕事料を半兵衛と政吉に払っている.
最終回,政吉の後を追って自殺しようとしたところを半兵衛に止められ,
関西に逃亡.その後日談が「必殺商売人」で語られる.
- 利助(岡本信人)
清衛門の手下だった男.破蔵師で破れない蔵はないと豪語する程の腕前.
今は嶋屋の番頭をつとめ,仕事屋の密偵もつとめる.
最終回でおせいをかばって殺された.
- お春(中尾ミエ)
半兵衛と同棲している押しかけ女房.ある時,
行き倒れで坊主そばの前で倒れていたところを半兵衛に助けられ,
かけそばをご馳走になった.以来,坊主そばに居つくようになった.
この経緯は第3話で語られている.
博打のことしか頭にない半兵衛に代わり,坊主そばを切盛りしている.
#23「取込まれて勝負」で妊娠したと医者に診断されたが,
結局誤診だった.
- 源五郎(大塚吾郎)
おかまの岡引きで半兵衛の幼馴染み.「恋仇」の政吉を嫌っている.
半兵衛にじゃけんにされると「淡白!」と悲しんでしまう.
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