第十四回

地下銀行組織を吊るす.
正体がばれた! 見えない手が迫る

脚本:田上雄 監督:小澤啓一

今週のリハーサル

水槽にバケツで水が入れられていた. ダイバーの格好をした稲川さんに首に浮き輪をつけた助監督が聞く.
助監督「稲川さんは確か泳げるんですよね.」
稲川さん「泳げるってしょうね.馬鹿なこと言ってんじゃないよ. 私のコスチューム見てよ.わたしゃね, 若い頃は河童の淳二って呼ばれたのよ.」
助監督「じゃあ,潜りの方も?」
稲川さん「潜りも.やだなあ.私ねえ,泳ぎの方ね,潜りも得意よ. あのスキューバダイビングの(膝をポンと叩いて) ライセンスも持ってるんだから.」
助監督「なるほど.じゃあ,監督,万が一でも大丈夫ですね.」
小澤監督「そうだなあ.しょうちゃん.」
助監督「熱くないですかね.」
上から網が下ろされた.
稲川さん「私がこの中入るわけ? 冗談でしょう.」
スタッフが稲川さんのダイバー服を脱がせている最中
小澤監督「我々ねえ,時間に追われて仕事してますからねえ, 冗談言ってる暇ないんです.」
稲川さん「あの必然性ありませんよ.」
小澤監督「必然性にこだわっていたらねえ,稲川さん,俳優なんて出来ませんよ. おい,宮崎君.この中にいれて.」
稲川さんは有無を言わされずに網の中に入れられてしまった. 稲川さんの運命や如何に.

事件発生

安西のところに速達が届いた.しかし差出人は不明. 中を見てみると一番不吉な逆さづりの男のタロットカードが入っていた. 後藤和彦のところにも同じタロットカードが届いた. そしてある晩.安西は車にはねられ,後藤は転落死した.

仕事開始

新宿のビル街でダブルは店を閉めていた.やってきたスポットとアイリスが文句. ダブルはこれから「彼女へのラブコール」をしようとしていた. これから結婚式のリハーサルがあるのだ. にやけながら電話をかけるダブルを見て
スポット「全くしまんないなあ.これがハードボイルドが売り物のハングマンかね.
うん,そう思う.閑話休題.電話は話中.さらに
ダブル「何言ってんだよ.これはただのアルバイト.結婚資金稼ぎよ.」
ダブルはブラックが聞いたら怒り狂いそうなことを言った. ダブルはまた電話を掛けなおしたが,また話中.
アイリス「浮気してるんじゃないの.結婚式前に.」
アイリスはそう言って冷やかした.スポットも苦笑した. むきになってダブルは,彼女は自分にベタ惚れだ,と言い張った.
スポット「まーったく,どこがいいんだろうな,こんな男の.」
ダブルは反論した.
ダブル「まずなあ,この理知的なマスク.」
アイリス「ふやけた顔じゃない.」
ダブル「それからこの肉体美.」
スポット「ただのデブじゃんか.」
ダブル「それからこの大らかな性格.」
アイリスもスポットも呆れてしまった.
ダブル「お前,少し見習ったらどうなんだよー.」
アイリスとスポットはダブルを無視.
アイリス「哲平ちゃーん,今日は暑いねえ.」
スポット「ホント,暑いな.」
そのとき,電話が掛かってきた.ダブルはラブコールだと喜び
ダブル「はーい,昭ちゃんですよー.」
だが
ダブル「君達にだよ.」
アイリス「彼女が結婚やめたいって言うんじゃないの?」
電話から運命が響いていた.

ゴッド「ゴッド指令.連続殺人事件の真相を暴き,犯人をハンギングせよ.」
3日前の夜,フリーのルポライター安西はるおが事故死した. 警察では轢き逃げ事件と見て目下捜査中.同じ頃, 中央銀行に勤務する後藤和彦がマンションの屋上から墜落死. 警察はノイローゼによる自殺と判定した.ゴッドの調査によると, 安西と後藤は何者かに殺されたらしい. 2人が死ぬ直前にタロットカードが送りつけられていたからだ.
スポット「つまり殺人の予告ってわけですね.」
ゴッドは中央銀行の内部で大掛かりな違法行為が行なわれていると睨んでいた. とりあえず被害者の身辺を洗うことになった.

女(風祭ゆき)は安西のフロッピーディスクを調べていた. そこへアンクルとスポットがやってきた.アンクルは呼び鈴を鳴らしたが, 女は出なかった.スポットが近所で聞き込んだところ, 安西の妻は実家に帰っていることになっているらしい.無駄だろうな, とアンクルとスポットは引き返そうとした.そのとき, アンクルは怪しい男二人が安西の家の様子を伺っていることに気がついた.
スポット「どうしたんですか,アンクル?」
アンクル「いや.」
スポットとアンクルの車が引き揚げるのを中からみた後, 女はフロッピーディスクを探った.その後,女が外へ出た途端, 先程の二人組が安西の妻を襲った.そこへアンクル登場.
アンクル「女誘う時はもっとソフトにやろうぜ.」
二人組はアンクルに倒され,逃走.すかさずスポットが二人組を尾行した.

アンクルは女に「大王生命保険 契約調査員 本庄剣次郎」と名乗った. 女は用心深く,名刺を要求.どうでもいいが,名刺の住所は神宮前だ. 女の名前は篠崎えいこ.フリーのルポライターだった. 安西は大学を出たばかりの篠崎を助手に雇い,仕事のイロハから教えてくれた. だから篠崎は安西がやり残した仕事を自分の手で完遂させたかったのだ. 安西はある組織の内部で行なわれていた犯罪行為を調べていたのだ. 安西はそれが原因で殺されたに違いない.
アンクル「その組織というのは中央銀行のことじゃないのかい?」
篠崎「あなた,どうしてそれを?」
アンクル「蛇の道は蛇って奴さ.」
篠崎はアンクルと手を組むことにした.

さて二人組はスポットを多摩川の川原へ誘き出した. そうとも知らずに車を降りたスポット.二人組,そして別の男が登場.
男「お前,ハングマンの一員だろう?」
スポットの顔に緊張が走った.
男「やっぱりな.やれ.」
スポットは先程の二人組に襲われたが,何とかかわし,退散した.

その頃,ダブルは新宿にある中央銀行の前に屋台を出していた. 女性の銀行員がダブルの屋台でラーメンを食べていた. それを利用し,ダブルは後藤のことを聞き出そうとした. 後藤の役職は係長だった. 支店長に命じられていて後藤は極秘任務についていたらしい. だが銀行員はそれ以上のことを知らなかった.

支店長の金成増夫(小林勝彦)のところにダブルが岡持ちを持って乗り込んだ. ダブルは試食して欲しいと言ったが,ラーメンは嫌いだ, と支店長は追い返そうとした.ダブルはわざとラーメンをこぼし,退散. 外で電話機に仕掛けておいた盗聴機で電話を盗聴した. 電話は理事長(森山周一郎)からのもの.
理事長「ハングマンどもは食いついてきたか?」
金成「はい.何もかも予定通りです.」
理事長「結構.後の手筈はわかってるな.」
金成「例のブラックボックスで一挙に片をつけます.ご期待ください.はい. それでは.」
盗聴を終えたダブルは
ダブル「ブラックボックス?」

アンクルはスポットから話を聞き, タロットカードがハングマンを誘き出す餌だと見抜いた. ハングマンの存在は今や悪党連中に知れ渡っている. 今までハンギングされた連中の仲間が復讐を企んでいるのかもしれない. そのとき篠崎から電話が掛かってきた.安西は後藤と接触していたのだ. だが詳しい情報は得ていなかったらしい.
篠崎「安西さん,入手した情報は全てワープロで整理する習慣だったの. でも書斎のデスクにそれらしいフロッピーは見つからなかったわ.」
そのとき,電話を受けているアンクルが狙撃された. アンクルはライフルの反射光で狙撃に気づき,咄嗟にかわしたので無事だった. スポットは狙撃手の車に飛び乗ったが落とされてしまった. だが発信機をつけることには成功した.

車は「多摩市 井野城 梅ヶ台開発予定地」に止まった. 早速ダブル,スポット,アンクルの3人がそこへ向かった. だが車の中には誰もいなかった.車の中にはアタッシュケースが入っていた. 手がかりがあるかもしれない.ドアを開けて調べようとするスポット.そのとき
金成の声「例のブラックボックスで一挙に片をつけます.ご期待ください.」
ダブルは自分だけさっさと退避し
ダブル「ハ,ハ,ハ,ハ,ハ.それ,罠だよ,罠.逃げるぞ.逃げろ. 逃げろー.」
ダブルは自分だけ走り去った.
スポット「え,罠?」
スポットとアンクルは中を覗きこんだ.
スポット「時限爆弾.」
慌ててスポットとアンクルは走ったが,車は爆発. スポットとアンクルは爆風に巻き込まれて転んでしまった. ドラム缶の陰で見ていたダブルは
ダブル「あー,危なかった.」
アンクルとスポットの服の背中に穴があいてしまった.そして顔も黒焦げに…

アジトでスポットはアイリスの手当てを受け, アンクルは自分で傷の手当てをした.ちなみにダブルは無傷.
ダブル「もうちょっと喜んだ方がいいよ.命があっただけ, ラッキーなんだから.」
よくもまあ,そんなことが言えたものだ.
アンクル「しかし,お前,ホントにいい性格してるね.」
スポット「そうだよ.リーダーだろ. 何一人だけすたこらさっさと逃げちゃうんだよ!」
ダブルは言い訳した.
ダブル「いやいや.それにはちゃんと理由があるんだよ.俺ほら,結婚間近だろ. 一人の体じゃないんだから.俺死んじゃうと,泣いちゃう人がいるんだよ.」
勝手にほざいてくれ.スポットは冷たい視線を送った.
アイリス「だけど哲平チャンだってあたしと結婚するかもしれないのよ.」
遂に本音が出た.勝手にほざいてくれ.
スポットとアンクル「え?」
アイリス「ね.」
ダブルはなぜハングマンが狙われるかが理解できなかった. 黒幕は中央銀行の理事長だ.毒島げんいちろうと言って,元は総会屋の親玉. その筋の大物も一目置いている存在らしい.正体がばれた以上, 用心のために身を隠す場所を考えた方がいいとダブルが言うと, アンクルはアイリスの事務所にしようかと言った.
アイリス「え,あたしの事務所? がっぽり使用料頂くわよ.」
あ,そ.
ダブル「俺の屋台にしようか.」

毒島はハングマンの始末に失敗したことを金成から聞いていた. その頃,アンクルは篠崎のところを訪れていた.
篠崎「本庄さん!」
アンクル「どうした.幽霊みたいな顔して.」
篠崎はアンクルの身に間違いがあったのかと思い, 警察に連絡しようと思ったという.そして抱きついて, 無事に会えてよかったと泣いていた.ベッドでアンクルと篠崎は情事を開始. 情事の後,ベッドの中でアンクルは篠崎に, 中央銀行の犯罪行為のことをもっと詳しく調べられないか,と聞いた. 篠崎は雑誌社に電話しまくったという.安西から何か聞いている人がいないか, 調べるためにだ. そして中央銀行は裏で「クリーニング屋」をしているらしいことがわかった.

オフィス愛でアンクルは篠崎から聞き込んだことを報告していた. 例えば誘拐して身代金をせしめた組織があったとする. 首尾よく金をせしめたとしても,警察が札の番号を控えていれば, そのお金を迂闊には使えない.そういう金を差し障りのない金に替えるのが, 「クリーニング屋」の仕事なのだ.当然手数料をがっぽりと取る. 他に泥棒上がりの宝石や証券の販売,偽札の差し替えなど, 銭になることならなんでもやる,つまり犯罪者相手の地下銀行だ.
アイリス「でも証拠がないじゃない.」
ダブル「だから,こん中の一人を囮にして, 確かめに行くことにしたんだけどなあ.」
アイリス「こん中の一人って誰?」
他の三人は全員アイリスを見た.顔が知られていないのはアイリスだけだからだ. だがアイリスは渋った.
アンクル「じゃ,何か.今回のギャラあきらめようか?」
スポット「楽して稼げるほど世の中甘くない.」
ダブル「ちゅうことはあれか.俺達の分け前が増えるってことだ.」
アイリス「待った.待った.待った.もう, あんた達はすぐ(手で丸を作り)これのことになるんだから. わかったわよ.わかったわ.行くわよ.」
自分のことを言っているのではないのか?

アイリスが客として金成のところに乗り込み,クリーニングを依頼した. 夫が東南アジアで200万ドルほどの偽札をつかまされたというのだ. 金成は白を切ったが,アイリスが出した「偽札」を見て態度が変わった. 早速金成はアイリスの素性を確かめるように命じた.アイリスの車を連中が尾行. アイリスが潜り込んだ屋敷を見て連中は引き揚げた.

アイリスのところにOKの返事が来た. 先程アイリスが入った屋敷はゴッドの友人の所有. 取引の場所と時間を書いた紙をアンクルに渡し
アイリス「まあ,それにしてもこんな精巧な偽札,よくあつめたもんねえ.」
ダブル「冗談じゃないよ.こりゃ本物だよ. これ結婚費用を両替して作った本物なんだよ.」
ダブルは札の枚数を数えた.

アンクルは店で篠崎にその晩に取引をすることを告げた.
アンクル「今度こそ奴らの首根っこを押さえつけてやる.」
篠崎の様子がおかしい.
アンクル「どうしたんだ.俺が勝手に仕事を進めるんで怒っているのか?」
篠崎「う,うん.そうじゃないけど.私,あなたのことが心配で.」
アンクルは大丈夫と言い,奴らの犯罪を暴くことが篠崎のためになる, 安西の仇を討つ事になる,と言った.篠崎は心配してか,ぎこちなくうなずいた. ダブルは去ろうとしたが,篠崎は行かないでと頼んだ.

さて取引現場にアイリスとスポットが待っていた. 物陰からダブルとアンクルが見張っていた.車がやって来た.
ダブル「来たぞ.」
だが
連中「ハングマン死ね.」
車の中からマシンガンがぶっ放され,全員に命中. 4人とも防弾チョッキのお陰で助かった.
ダブル「しかしなあ,なぜアイリスまでハングマンだってばれたのかなあ.」
今夜のことは4人以外知らない筈だとアイリスは言った.だが
アンクル「いや.もう一人いる.」

篠崎のところに理事長の手下がやってきた.アンクルの睨んだ通り, 篠崎は組織の連中だったのだ.だが篠崎はアンクルに本気で惚れてしまい, 一味と手を切りたがっていた.
篠崎「でももうあの人はいない.二度と会うことはできないのよ.」
手下「いや会えるさ.あの世とやらでなあ.」
手下は篠崎をサイレンサー付の拳銃で撃ち殺してしまった.

アンクルが篠崎のマンションに駆けつけた時,篠崎は虫の息だった.
篠崎「来てくれたのね.」
アンクル「しゃべるな.今救急車呼ぶから.」
篠崎「無駄よ.あたし,もう駄目.あたしねえ, ルポライターなんかじゃないの.」
アンクル「知ってるよ.毒島達の仲間だったんだろ.」
篠崎はうなずいた.
篠崎「でも今は後悔してるわ.もっと…早く…あなたに…会っていれば…」
篠崎はそう言って事切れた.アンクルは篠崎をベッドに寝かせてやった. 駆けつけたスポットはアンクルが篠崎の手を組ませ, 白いハンカチを顔に被せるのを黙って見ることしかできなかった. アンクルの顔は怒りに燃えていた.

ヨットハーバーで毒島はハングマンの始末がついたことを聞いていた. これで誰もハンギングされる者はいなくなる. その分繁盛するとほくそ笑む悪党達.
ダブル「それでわかったよ.俺達を殺そうとした理由がなあ.」
アンクルとスポットも登場.スポットは三下の一人を倒した.
手下「貴様ら,生きてたのか.」
ダブル「見りゃわかるだろ.お化けじゃないぞ.足だってちゃんとあるしなあ.」
スポット「あっさりやられるようではハングマンを名乗る資格がないってこと.」
アンクル「ええ娘まで殺しやがって.許せねえ.」
手下は拳銃を構えたがハングガンによって撃ち落された. そして毒島達はハングマンに捕まった.

ハンギング

寿司元では
高田「愛さん? どうしちゃったのよ.ここんとこ, ちっとも音沙汰なかったじゃないのよ.え,仕事? ダメ.今度ばっかりはねえ, お断り.」
だが
元さん「え? プール? 連れてってくれるの? え.それいいね.え. 行く,行く.愛ちゃんね,すぐ行くからね.待ってて.」
何か想像しながらモルモット小父さんは電話を切った.

毒島達は網に入れられ,顔だけ出された格好になっていた.
ダブル「これから,お前達の体をクリーニングするわけだが, その前にお前達同様,はらわたまで汚れきった男を一人洗い清めることにする.」
モルモット小父さんも網の中に入れられ,水槽の上に吊るされていた. やめてくれというモルモット小父さん
ダブル「どれだけきれいになるか,よーく見ておけ.人間洗浄機.スタート.」
モルモット小父さんは水槽に入れられた.上に蓋がされ,さらに水が入れられた. 水を止めろと叫ぶモルモット小父さん.水は苦手だと叫ぶモルモット小父さん. モルモット小父さんはなぜか持っていたストローを水上に出し, 息を吸おうとしたが,ついに水槽が水で溢れてしまい, ストローの効果もなくなった.そしてモルモット小父さんの動きが止まり, 闇の中に消えた.
ダブル「は,は,は.死んだ.死んだ.ざまあみろ.は,は,は. さて次はお前達の番だ.」
アンクル「命が惜しければ今までの悪事を全て吐け.」
カメラが用意された.
ダブル「それじゃあ,スタート.」
悪党達が上に上げられそうになった瞬間
金成「やめてくれえ.」
手下「やめろ.何もかも喋るから,やめてくれよー. ルポライターの安西と中央銀行の後藤係長を殺したのは俺だ. 俺がここにいる毒島理事長に頼まれてやったんだ.」
毒島「何を言うか.わしゃ知らん.わしはそんなこと頼んだ覚えはない. 悪いのはこの支店長だ.」
金成「何を言いますか.あなたが, ダーティーマネーをクリーニングする商売を始めたんじゃありませんか. 私は,私は命令に従っただけですよ.」
毒島「知らん.わしは知らん.言いがかりだ.」
手下「篠崎えいこという女を殺したのもあんたの命令じゃないか. 一番悪いのはあんただい.あんたが主犯だ.」
そして毒島達は警察に引き渡された.新聞は「銀行内で 違法な両替行為!」 「銀行理事長 殺し屋を雇う!」「ルポライターと 行員を殺害!!」と報じた.

事件解決して

モルモット小父さんは文句を言っていた.
モルモット小父さん「愛ちゃん,酷いよ,ホントに. プール連れてくって言うから,その気になったのにさあ,水槽につけてさあ, 水攻めじゃないかよ.息は出来ないしさあ,水はがぶ飲みしちゃうしさあ, 最低だよ,あんなの.」
アイリス「でもさあ,体の外だけじゃなくて中まで洗えたじゃない.」
モルモット小父さん「何がね,人間洗浄機だよ.ホントに.冗談じゃないよ, 俺.もう(札束を渡され)何でくれるの?」
アイリス「元さんが可哀相だから.」
モルモット小父さん,大喜び.
モルモット小父さん「俺,治っちゃった.」
アイリス「治った? 治ったでしょう.」
モルモット小父さん「ちょっとね.」
モルモット小父さんは体温計をアイリスに渡した.
アイリス「ああ.発熱.元さん,死ぬ.死ぬわ.」
アイリスは氷嚢を持ってきた.
アイリス「いい,元さん.生きて.生きて.生きて.生きて.生きて. 気持ちいい?」
アイリスは氷嚢を割ってしまった.中に入っていたのは氷じゃなくてただの水. モルモット小父さんはびしょぬれになった.
モルモット小父さん「あー,溺れるー.」

ギャラが分配された.一人頭100万円.部下達は文句を言った. ダブルは貯めてるだけだし,ラーメン屋でも稼いでいる. そこでダブルは御馳走してやると言った.はじめは無視していた部下達は
ダブル「銀座で.」
それを聞いた部下達は目を輝かせた.だが御馳走とは
ダブル「豚珍軒究極のラーメン.」
呆れて部下達は去ってしまうのであった.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp