第六回

強盗を使って政治資金を集める政治家,警察署署長,刑事を吊るす.
悪徳刑事 あぶない物語!

脚本:中村勝行 監督:佐藤武光

今週のリハーサル

ドラが鳴らされた.そしてバックに龍の絵が飾られていた.そこへ稲川さん登場. 爆竹が床に敷き詰められていた.中国の祭の時に打ち鳴らされるのだ. 稲川さんが立ったところへ向かって,5本の直線状に爆竹が並べられていた. そして火がつけられることになった.
稲川さん「あー,これで花火みてえなもんだねえ.」
と稲川さんは呑気に構えていたが,あまりの騒々しさに稲川さんは驚いた.
佐藤監督「後藤,パンしてね.」
カメラマン「はい.」
パンして爆竹が鳴る様子が映った後
佐藤監督「稲川さん,すいませんが,体に爆竹巻かしてくれませんかねえ.」
このとんでもない申し出を聞き
稲川さん「え?」
有無を言わせず助監督が稲川さんに爆竹をつけた.
稲川さん「これ痛いよ.痛かった.多いよ,これ.多いんじゃないの?」
ドサクサに紛れて
稲川さん「ちょっと.よ.この爆竹でっかいよ.でかいよ,この爆竹.」
助監督「ダイナマイトです.」
なんと3本もついていた.
稲川さん「ダイナマイト?」
稲川さんの運命や如何に.

ダブル,減量に励み,スポット,ダブルの昔の姿に驚く.

ジムでダブルとスポットはトレーニングに励んでいた.二人は腹筋をしていた.
スポット「ホントにやせる気なの?」
ダブル「ああ,本気だよ.今度と言う今度はなあ,本気で決心したんだから.あ, 写真撮っといてくれ.もうこの体形二度と見られないからなあ. いい思い出にな.」
スポット「ダイエット失敗ってことになったら恥だよ,余計に.」
次にダブルは重量挙げをした.
ダブル「任せなさい.10月にはビューティーボディーの昭太郎さんよーん.」
スポット「(ダブルの腹をさすりながら)無理だと思うけどなあ.」
そして別の器具でダブルはトレーニング.
ダブル「もうなあ,減量の写真だってあるんだよ.」
スポット「どこに?」
ダブルがシャツをめくると写真が腹に貼ってあるのが見えた. スポットが見ると痩せた男の写真だった.ちなみにこの写真は, 渡辺徹さんが「太陽にほえろ!」に登場したての頃に作ったブロマイドの流用. 後年,この当時の「太陽にほえろ!」が日本テレビで再放送されたとき
スポット「これ,ダブル?」
というような問い合わせが日本テレビに殺到した.
ダブル「へ,へ,へ,へ,へ,へ,へ.シングル.」
なんとこのサイズでタキシードを作ってしまったと言う.
スポット「そりゃ無理だよ,ちょっと.」
ダブル「お,痩せた? よーし, 今日からこれから豚珍軒ラーメンで食い納めと行こうか.」
スポット「ダイエットは,ダイエット!」
ダブルはトレーニングしている,筋肉質の男の胸を叩いた.
ダブル「なんだ,人形か.」

事件発生

ある日の晩.刑事(塩見三省)の指揮で警官達が, 強盗犯の情婦のマンションを囲んでいた.強盗犯が情婦の部屋にいたからだ. 強盗は情婦に金を渡し,別れ話を持ち出していた. そして刑事達は突入することにしたが,なぜか, 刑事は他の刑事達に下で待機しろと言い,独りでエレベータに乗った. 刑事は強盗犯の島田勇夫35歳と撃ち合ったが,結局取り逃がしてしまった.

仕事開始

この事件の新聞記事をアイリスから見せられたダブルは警察の大ポカだと言った. ダブルは新宿のビル街に屋台を出していた.アイリスはダブルにラーメン作れ, と言ったが,ダブルは記事を読むのに夢中.刑事が独りで踏み込んでいた.
ダブル「何々,相手がいきなり拳銃を発射.怯んだ隙に相手は逃走.は,は,は, は.こら,どじな刑事だなあ.」
よそ見しながら麺をどんぶりに入れようとしたダブルは,麺を入れるのに失敗. 机の上にこぼしてしまった.アイリスは怒った. そのまま麺を入れるのを見てアイリスは要らないと怒った.
ダブル「キャンセルはないでしょう,キャンセルは!」
アイリス「そうだ.アンクルに食べさせよう.」

S.S.C.ではアンクルが鼾をかいて眠っていた.傷はもう治ったらしい. スポットが凄い鼾,と言っているとアンクルが起き上がった. アンクルは前の晩に女の子を連れてディスコへ行ったのだ. 腹減ったなあ,とアンクルが言うと,そこへダブルとアイリスが登場. 先程のラーメンを出した.
ダブル「450円頂きます.」
アンクル「細かいのねえんだ.つけにしてくれ.」
ダブル「え?」
一口食べてみて
アンクル「おい.このそばのびてるぞ.まさか注文流れじゃねえだろなあ.」
図星だったからか
ダブル「え,えー,ちょっと揺らぎすぎたのかな.は,は.いいじゃないですか. 400円にまけときますから.」
アンクル「けちな男だなあ.200円にまけろ.」
ダブル「は,は,は,は,は.どっちがけちなんだよ.」
そのとき,運命が鳴り響いた.

ゴッド「ゴッド指令.凶悪強盗犯人を捕り逃がした, 城南警察署の捜査態勢疑義あり.真相を究明せよ.」
この数ヶ月の間に発生した拳銃強盗は防犯カメラの映像や目撃者の証言などから, いずれも同一犯人の仕業と断定され,その後の警察の調べで犯人は元暴力団員, 島田勇夫と判明.全国に指名手配された. そして前の晩の事件をダブルがかいつまんで説明した. 警察は島田が情婦のところへ立ち寄ると言う情報を事前に入手. 水も漏らさず包囲網を敷いた.ところが,土壇場で島田を捕り逃がした. 警察としては大失態をやらかしたと言うわけだ.スポットは, 刑事がたった一人で踏み込むのはおかしい,と新聞を読んだ時から思っていた. ゴッドも同じことに疑問を持ったらしい.現場の総指揮を取っていたのは, 刑事主任の松崎(塩見三省).過去に特別総監賞を5回も取っているベテランだ.
アイリス「確かにあんなドジを踏む面構えじゃないわねえ.」
アンクル「そ.こういう面とは(ダブルを指差して)こういう面なんじゃないの?」
一同,うなずいた.
ダブル「そうなんだよ.おー,おい.俺はねえ,この秋に結婚するんだよ.」
スポットが手を挙げた.
スポット「はい,はい,はい.それとこれとは関係ないと思います.」
ダブル「関係なくてもだよ,俺は言いたかないけど, フィアンセは俺のこの顔に惚れちゃったのって,こう言ってくれたんだよ.」
あ,そ.
アイリス「ダーブルー.なーが生きするよー,いー.」
ダブルは強引に話を戻した.ゴッドの指令は,城南署の捜査ミスの原因究明, と同時に凶悪犯人島田勇夫の所在を突き止め,身柄を拘束すること. アンクルは松崎の周辺を洗うことにした. ダブルとスポットは城南署内部の情報を収集することにした.
アイリス「私は?」
ダブル「あんた? あんたはねえ,あ,このー,島田の女っての,当たって頂戴.」
アイリス「島田の女?」

アイリスは島田の情婦藤井リエのマンションへ行った. アイリスは女性ウィークリーと言う雑誌の記者と称して会った. 前の晩の10時頃に銃声が聞こえ, ドアを開けると松崎が座り込んでいるのが見えた.それでドアを閉め, リエは部屋へ引き返したと言う.リエは関わり合いになるのを恐れたのだ. リエの話によると,松崎は怪我した様子がなかった.

アンクルが城南署の前の店に入ると松崎が出るところだった. それを利用し,アンクルは店の主人に松崎の事を聞いた. 噂によると降格処分になるらしい.

さて松崎は所長室で署長の北山和雄と話をしていた.松崎は戒告処分で済んだ. 軽過ぎないかと松崎は言ったが,北山は,これ以上重くすると, 松崎が動きにくくなるだろう,と考え,戒告処分にしたのだ. 北山は次の段取りを聞いた.松崎は既にダミーの人選が済んでいると答えた. 北山は松崎に各サラ金の防犯体制に関するマル秘情報を渡した.

スポットの聞き込みにより,松崎警部の処分が戒告で済んだことがわかった. 軽くて減俸悪くて左遷と言うのが普通の筈なのにだ. 署内では同情論も沸き起こっていた.部下に犠牲が出るのを恐れ, 自分ひとりで踏み込んだからだ.それはおかしいとアイリスは言った. 独りで踏み込むなら徹底的に追いかけるはずだ.しかし松崎は廊下にうずくまり, 傷を負っていないのに追おうとはしなかった.それを聞いたダブルは, 松崎は島田をわざと逃がそうとしたと睨んだ.スポットは信じなかったが, アンクルはあり得ると考えた. 問題は島田を取り逃がしてどんなメリットがあるかだ. スポットは常識的に考えればメリットなどないと言った.
ダブル「そう言うときは,常識は捨てるの. コペルニクス的発想で考えなさいよな.」
スポット「例えば?」
ダブル「例えば? 例えば,あれだよ.ラーメンがあるとすんだろう. そのラーメンを器からわざとこぼして一体何の得があるのかなって…」
皆呆れかえってしまった.
アイリス「だーめだ,こりゃ.」

一人の男(吉田良全)が新宿駅のコインロッカーから, 島田のダミーとなる為の変装用具一式と, 松崎が北山から受け取ったリストを手に入れた. そして2週間足らずの間に「島田勇夫」の大胆な犯行により,被害件数は5件, 被害総額は1億数千万円,死傷者は6名にのぼった. このニュースをテレビでダブルとアンクルが見た. これを見たダブルはおかしいと考えた.警察から逃げたばかりなので, 島田は身を隠すはずだ.逃亡資金ならとっくの昔に稼いでいるはずだ. ダブルはこの犯行を島田の単独犯ではないと考えた. 島田の後ろに黒幕がついているとダブルは考えたのだ.

北山は隅田川を航行する船の中で男(江見俊太郎)と会っていた. 北山のお陰で1億3千万円調達できていた.男は政治家らしい. 男は北山の処遇を約束していた.その晩. ビルの屋上で島田に化けた男が松崎に金を渡していた. 男は恐喝犯を見逃してもらう代わりに強盗を働いたのだ. 男はさらなる報酬値上げを要求した.松崎は金を好きなだけ持ってけといって, アタッシュケースを渡した.欲張って手を伸ばした隙に男は殺されてしまった. どこかで見たような話だ.

島田の行方はまだつかめなかった.リエをスポットが指名し, 「警察手帳」を見せた.スポットは島田に仲間がいたかどうか聞いたが, それらしい様子はないと言った.そしてあの時以来, リエは島田と会っていなかった.奴とは関係ないんです,手を切ったんです, の一点張りだった.ダブルは男と女がそう簡単に別れられない, といおうとしたが,話が脱線しまくった.とにかく, 島田とリエの付き合いは5年.そう簡単に別れられるはずがない. 島田からリエのところに電話の一本もあるはずだ. そこでダブルはスポットに命じ,リエの部屋へ忍び込ませた. そしてリエの部屋の電話機に盗聴機を仕掛けた.

翌日.北山は松崎に木島先生が喜んでいたことを伝えた. これで司法大臣の椅子が回ってくる.そうすれば北山も所轄から中央へ, 松崎が署長になる.そこで北山は島田の始末を示唆. 松崎の捜査では島田が東京から出ている気配はない.

島田は東京都内にいた.そしてリエのところへ電話.
リエ「もしもし.島田さん?」
島田「リエ.信じてくれよ.あれは俺がやったんじゃないんだ. 誰か,俺の手口を真似しやがったんだよ.」
リエ「誰かって?」
島田「そんなこと俺が知ってるわけねえだろう.」
リエ「だったら自首してホントのこと言ったらいいじゃない.」
島田「馬鹿野郎.サツが俺のこと信用すると思ってるのか. とにかく俺はずらかるつもりだ.ここでパクられたらおしまいだからなあ. おい,リエ,聞いてるのかよ.」
S.S.C.のワゴンの中でスポットとダブルも聞いていた.
リエ「聞いてるわよ.」
島田「金がねえんだよ.二十万ほど都合してくんねえか.頼みを聞いてくれたら, もう二度と,お前のところには電話しねえからよ.頼むよ.これを最後に, きっぱりと手を切ってやるからよ.」
リエ「ホント? ホントに手を切ってくれるの?」
島田「ああ.今度は約束する.」
リエ「わかったわ.場所はどこ? じゃあ,3時に.」
スポットとダブルは話がややこしくなったと頭を抱えていた.

その話を聞いたアンクルは事件のからくりを見抜いた.島田をわざと泳がせ, その間に島田のダミーをでっち上げ,犯行を重ねさせると言うのだ. 松崎が島田を捕り逃がしたのは予定の行動なのだ. そこでスポットとダブルはリエのところへ向かった.島田の命が危ない. そのとき,リエのところに電話がかかってきた.島田が警察に追われているので, 南大井の操車場に場所を変えるというのだ.慌てて向きを変えるダブル達. だが島田の指示は無駄だった.リエを松崎が見張っていたからだ. そして島田はリエの目の前で松崎に撃ち殺されてしまった.
リエ「酷い.無抵抗の人間を殺すなんて.」
松崎は「正当防衛」で撃ち殺したと署に報告. ダブルとスポットが着いたのは全てが終わった後だった.
スポット「あの野郎.」
ダブル「アンクルの推理が的中か.」
スポット「これで全て闇の中ってわけか.」
ダブル「そんなに世間は甘くねえぞ.」
スポット「思いっきりハンギングしてやりてえなあ.」
ダブル「いや,その前に揺さぶるんだ.」
スポット「揺さぶる?」

アイリスがある銀行の前で, 島田と同じ格好をした男(スポット)に金を奪われた.駆けつけた松崎は驚いた. お金を取り返してください,と頼む振りをして, アイリスは松崎に盗聴機を仕掛けた.松崎,北山は大慌て. そのときの会話で木島の名前が出た.

アンクルは木島洋治郎のことだろうと睨んだ. 警察官僚の出身で新和党の幹部.次の司法大臣の椅子を狙い, 猛烈な札束攻勢をかけていた.松崎と北山が稼いだ金は木島に流れたのだろう. 司法大臣になれば警察の人事権を握ることになる.松崎も北山も出世間違いなし. 汚い手を使って木島の政治資金を稼ぐわけだ.
ダブル「だとしたら許せねえなあ. こっちは結婚資金溜めるのに四苦八苦してるのに.」
スポット「これでターゲットは決まりですね.」
アンクル「ああ.署長が一枚噛んでるとなると,ほぼ間違いない.」
ダブル「よーし,奴らハンギングだ.」
ダブルは立ち上がった.
ダブル「楽しいハンギング.」
スポットも立ち上がった.
スポット「愉快なハンギング.」
アンクル「(立ち上がって)ハンギング.」
アイリス「(立ち上がって)ハンギング.」
一同「GO」
どうでもいいが,この合言葉はやめてほしい.

ハンギング

北山,松崎が木島にへいこらしていた. 帰る木島の車はアンクルの車に停められ, 木島は島田の格好をしたアンクルに倒された. 北山と松崎は同じく島田と同じ格好をしたスポットとダブルに倒された.

さてここは「寿司元」だ.アンクルの得意なローアングルで寄って行く. だが,声はすれども,高田の姿が見えない.
高田「あ,愛ちゃん.へ,へ,へ,へ.そろそろ来ると思ったよ. 朝から暇でさあ.ずっと愛ちゃんのこと考えてたからねえ. きっと気持ちが通じたんだよ.」
ここでモルモット小父さんが立ち上がった.
モルモット小父さん「仕事? やるよ.やりますよ.ええ.愛ちゃんのためなら. 例え火の中水の中.いや,あのー,水の中勘弁してもらいたいけど…うん, わかった.すぐ行く.」

ドラが鳴ると同時に,モルモット小父さんが体中に爆竹を巻き, 腹にダイナマイトを3本つけた格好で登場した.バックには龍の絵が. 床にも爆竹が.悪党達も同じように爆竹が少しつけられ, 腹にダイナマイトが3本つけられていた.
ダブル「よーし,これから恐怖の爆竹殺人ゲームを始める.」
モルモット小父さんの帽子にも爆竹がついていた.
ダブル「その前にな,そこにいる男は婦女暴行,猥褻物陳列, 下着泥棒の常習犯だ.」
モルモット小父さん「待て.俺はそんな変態じゃないぞ.」
ダブル「審議の結果,改悛の情なしと見て極刑に処する事にした. よーく見とけよ.」
モルモット小父さん「な,なんだよ.こら何の真似だよ.」
ダブル「その台の上に仕掛けてある爆竹はなあ,だんだん足元に迫り, 体に巻いてある爆竹に点火する.そしてダイナマイトにとつく.」
モルモット小父さん「馬鹿な.冗談じゃないぜ.」
アンクル「よーし,スタートするぞ.」
そして龍の眼が光ると同時に爆竹に点火された.派手に床の爆竹が鳴った後
ダブル「おー,ラッキー,ラッキー.最初のダイナマイトは不発だ.」
床の上のダイナマイトは不発だった.だがモルモット小父さんの体の爆竹が鳴り, モルモット小父さんのダイナマイトが爆発.モルモット小父さんは黒焦げになり
アンクル「あー,運の悪い奴.」
暗闇に消えた.
アンクル「さて次はお前らの番だ.まず木島から舞台に上がってもらおうか.」
木島「やめろ.馬鹿な真似はやめるんだ.」
ダブル「やめてもらいたかったらなあ,お前らの悪事の全てを吐くんだなあ.」
北山「わかった.喋る.何もかも喋るから,こいつを外してくれえ.」
木島「署長!」
ダブル「スタンバイ.」
北山「今度の事件は全て私と木島先生とで仕組んだものだあ.」
木島「何を言うか.知らん.わしは何も知らんぞ.」
北山「嘘だ.連続強盗事件に便乗してダミーを仕立ててやらせたんだ. そのダミーも真犯人の島田も松崎が始末したんだ.」
松崎「署長が命令したんだ. 俺達は木島先生の政治資金を調達するためにやったんだあ.」
木島「黙らんかあ.馬鹿者.俺には何も関係ない.」
そして木島達は警察に引き渡された.新聞は「連続拳銃強盗 実は便乗犯罪!」 「前代未聞 警察幹部が ダミーを使う」「黒幕は 木島代議士!!」と報じた.

事件解決して

全身に包帯を巻いたモルモット小父さんはオフィス愛で文句を言っていた.
モルモット小父さん「しかしねえ,酷いよ,ホントにさあ.体中にさあ, 爆竹巻きつけたりさあ,ダイナマイトぐるぐる巻きだぜ.それじゃ, 人間爆弾だよ,俺は.」
アイリス「元さん.」
モルモット小父さん「ん?」
アイリス「第二次世界大戦に出てくれたら,日本は負けなかったの.」
モルモット小父さん「どうして?」
アイリス「人間爆弾.」
モルモット小父さんはずっこけた.
アイリス「よ,かっこいいよ.見直したぞ.」
モルモット小父さん「好き.」
アイリス「♪ダン,ダン,ダ,ダン,ダン,ダ,ダン,ダ,ダン,ダ,ダン.」
アイリスはモルモット小父さんの股間に花束を突き刺した.
モルモット小父さん「なんなんだ,この人は.」

ギャラが分配された.銀行へ行くと言うダブルにアイリスが貯金の額を聞いた. 関係ないでしょというダブルに
アイリス「そりゃ,参考までに聞くのよ. あたしだってまだ結婚前の体だしさあ.ねえ,哲平ちゃん.」
スポット「え? なんでえ,俺に聞くの?」
アンクル「妹を出し抜いちゃいけねえよ.」
アイリス「妹は妹.あたしはあたし.順番から言ったらさあ, あたしの方が先だもんね.ねえ,哲平ちゃん.」
スポット「お,俺は関係ないよ.あ,用事思い出した.失礼.」
スポットが退散するのを見て
アイリス「あ,用事思い出した.失礼.」
アイリスはスポットを追いかけていった.
アンクル「なんだ,あいつら.」
ダブルは貯金がたまらないとぼやいた.体重は増えるのにだ.
アンクル「なんなら,俺がしごいてやろうか?」
ダブル「いや,あの大丈夫.用事あるから.」
アンクル「いいから,遠慮するなよ.」
アンクルはダブルを羽交い絞めにするのであった.

決定稿との相違

神田神保町でこの回の決定稿を手に入れましたので, 映像と決定稿との相違点を挙げておきます.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp