第十三回

悪徳警備会社の悪事を暴く.
強盗ガードマンを人間パチンコではじく!

脚本:中村勝行 監督:佐藤武光

ある晩.タイガーキャブの事務所でクレイとジャッキーがラーメンを食べながら, テレビのボクシングの試合を見ていた.同じくラーメンを食べながら, サファリとオショウはテレビを見るクレイとジャッキーを遠巻きにしてみていた. そこへ男(玉川良一)が運転手として雇ってくれとやって来た. 男は運転歴は10年で二種免許も持っていると言い, 強引に履歴書まで渡してしまった.男は警備会社にも勤めていたと言い, 警備員でもいいから雇ってくれと言った.だがサファリ達は断った. それでも男は強引に履歴書を置いて帰って行った.
オショウ「用心した方がいいよ.何か探りに来たのかもしれねえよ.」
男の名前は石川武雄.昭和9年10月15日生まれ.本籍地は群馬県. 現住所は東京都渋谷区笹塚3丁目5号朝日荘107号.
サファリ「顔つきが怪しいよなあ.」

タイガーキャブからの帰り道.石川は宮田と言う男とすれ違った. 宮田は出勤する途中だと言う.宮田は警備会社に勤めていたのだ. そして勤務先で同僚の警備員達(年取った方は江幡高志)に,見回りに行く, と言って警備員室から出て行った.宮田は中を見回ったが, そこへ強盗が忍び込んだ.強盗は難なく中に入り込み, さらに宮田を刺し殺してしまった.そのとき配電盤のスイッチが降りたので, 他の警備員も事件に気がついた.だが,警備員達は全員,強盗に殴り倒され, 金庫が破られてしまった.意識を回復した警備員は電話をかけようとしたが,
若い方の警備員「ダメだあ.電話線が切られてますよー.」
結局金は盗まれてしまった.

調査開始

しばらく経ったある日.サファリは宗谷丸に上がりこみ, 布のかかった双眼鏡についていたゴッドからの指令書を取り出した. そしてアジトでゴッドからの指令を説明した.襲われたのはスーパーマーケット. 常時3人の警備員が詰めており,24時間体制の警備体制を敷いていた. この規模の店にしては厳重過ぎると言ってよい体制だった. だが万全を機した筈の警備が破られ,売上金の3千万円が盗まれた. しかも犯人はたったの一人で警察の調べによると犯行時間はたったの10分だった.
クレイ「かなり手馴れた奴の仕業だなあ.」
続けてサファリは資料を説明した.5ヶ月前にも日本橋の証券会社に強盗が入り, 警備員が殺され,金庫の中の5千万円が奪われた事件が起きていた. さらにその数ヶ月前,銀座の貴金属店でも同様の事件が起き, 警備員が一人殺され,総額4千万円の高級時計や貴金属類を強奪された. いずれも犯人は一人.犯行の手口も全く同じ. ゴッドはどの事件も警備を請け負っていた会社が同じであることに不審を抱いた. 大星警備システムと言う中堅の警備会社だ.
オショウ「早速当たってみよう.」

社長(和崎俊哉)がこの件を問題にし,屋上で訓示を垂れていた. そこへ記者達が乱入.記者に混じって
オショウ「ぼちぼち行くからな.」
オショウも乱入した.記者は警備部長(内田勝正)にも質問した. なお記者達とのやり取りはオショウの持っていたボールペンに仕掛けられた 盗聴機を通してサファリも聞いていた. しかし,警備部長の答えから特に収穫は得られなかった.

さて強盗の実行犯は電話を無視して女(浅見美那)と情事を繰り広げていた. なおも電話が鳴り続けるので,男は出た.
男「もしもし.今夜9時? わかりました.」

クレイは刑事と称し, 大星警備システムの塚本と言う男に渋谷の陸橋で声をかけた. 最近会社を辞めた人間で金に困っていた男とか素行の悪い人間とかいたら, 教えてくれと言うのだ.塚本は冒頭の事件の時に詰めていた,若い方の警備員. 塚本はその晩に宮田が石川と会ったと話したことを思い出していた. 石川が職にあぶれていたと宮田に話したことも思い出していた. 石川は車の運転もできたと言う.
クレイ「ひょっとして,その石川って言うのは50前後の小太りのおっさん?」
塚本「ええ.」
クレイは驚いた.
クレイ「あいつだよ.偶然にしちゃできすぎじゃない.」
クレイは呆気に取られる塚本を置いて2号車に乗り込み, タイガーキャブに戻った.そして石川の履歴書をみた.
クレイ「やっぱし.」
早速クレイは無線で連絡.
クレイ「業務連絡.業務連絡.虎の尻尾発見.至急回送願います.」
アジトにサファリとオショウが戻ってきた. クレイは石川の履歴書を手に説明した. 石川は1年前まで大星警備システムの警備課にいた. その石川が事件発生の数時間前に宮田と言う警備員に会っているのだ. 偶然にしちゃできすぎだ.石川は警備の手口も知っているし, 職にあぶれて金にも困っている.状況証拠は揃っている.だが
オショウ「いや,この手の顔はこそ泥くらいはやるかもしれないけど, とても,とても,殺しはできない顔だと思うけどなあ.」
ジャッキー「いや,いや,わからないわよ. 人は見かけに寄らないって言うじゃない.」
オショウはそれを聞いて驚いた.
クレイ「おー,おー,おー.今日はにこちゃんだねえ.」
ジャッキー「うん.」
クレイとジャッキーは手を握り合って上下させた. それを見たサファリとオショウは失笑した.

さて,その晩の9時頃. なんと強盗実行犯は大星警備システムの社長に会っていた. 何とボスは社長自身だったのだ.その場には警備部長と, あの時の年取った警備員もいた.社長は今夜もやれというが, 強盗実行犯は危険だと渋った. そこで社長は石川を犯人のダミーに仕立て上げることを指示した. 早速石川に強盗実行犯の情婦が近づいて誘惑した. 石川はひょこひょこついていってしまった.

翌日. 石川のアパートを訪れたオショウは大家から, 前の晩から石川が帰っていないことを聞いた. 早速サファリにオショウは報告した.
サファリ「逃げたかなあ.」
オショウはその説を否定し, 夜にもう一度石川のアパートを訪れてみると言っていた.

その頃,石川が気がつくと女がいなくなり,石川のジャンバーも無くなっていた. その晩.城内金融公庫で大星警備システムの警備員は定時に平山班に引き継いだ. 平山は冒頭の事件で警備についていた年取った方の警備員だ. そして平山は非常口の鍵を開け,強盗実行犯を入れてやった. 10時頃.塚本が巡回しようと言うので平山は一生懸命引きとめた. しかし,塚本は強引に巡回に出てしまい,強盗実行犯に刺し殺された. そして強盗実行犯は悠々と金庫を開けていた. 平山が別の警備員を引き止めていたからだ. 11時頃.別の警備員が出て行ったので慌てて平山も一緒に出た. そして一緒に塚本の死体を発見した.

その頃,石川は寒さにふるえながら歩いていた. さてオショウは石川のアパートの前に車を止めて見張っていた.
オショウ「11時過ぎたよ.全くあの野郎,こんな時間まで, どこほっつき歩いてるんだ.」
その頃,城内金融公庫では警察が取調べを行なっていた. 刑事が血痕のついたジャンバーを発見.そしてオショウもラジオで事件を知った.
ラジオの声「ここで只今入りましたニュースをお伝え致します. 今夜10時頃,弥生町の城内金融公庫に強盗が押し入り,警備員一人を殺害. (オショウ,ボリュームを上げる)現金2千万円を奪って逃走しました. 現場近くの公園で血痕が付着したジャンバーが見つかり, 犯人の遺留品と断定されました. このジャンバーには石川と書かれたクリーニング店のネームがついており, これを手がかりに身元の割り出しを急いでいます.」
オショウは刑事らしき二人組を見かけた.そこへ石川が戻ってきた. のんきな石川にオショウは自首しろと言った.だが石川は怪訝な顔. オショウは石川を車に乗せてタイガーキャブまで連れ去ってしまった.

タイガーキャブで石川は事件を知らされ,濡れ衣だと主張していた.
クレイ「じゃ,その格好なんなんだよ.ジャンバー,どうしたんだい.」
石川は女に盗まれたことを話した. このことからサファリとオショウはピンと来た.石川はその女にはめられたのだ. そこでサファリは女の特徴を聞いた.石川は女に艶ぼくろがあることを思い出し, サファリ達に話した.そして女の忘れていったライターを見せた. ライターには「club CHÉZ MOI TEL 475-2469」と書かれていた.
サファリ「よーし.女は俺たちが探す. あんたはしばらく身を隠した方がいいだろう.」

その翌日.警察が石川のアパートを家宅捜索していた.
テレビのアナウンサー「昨夜,弥生町の金融会社城内金融公庫に押し入り, 警備員を殺害し,現金2千万円を強奪した犯人は, 付近の公園に脱ぎ捨てられたジャンパーなどから, 元警備員石川武雄と断定されました. しかし,石川は昨夜からアパートに戻っておらず, 警察では犯行直後に逃走したものと見て全国に指名手配し,行方追求に…」
テレビを消した大星警備システムの社長は, 警備部長と平山に効果覿面だとほくそえんだ. そしてもう一稼ぎすることを指示した. せっかくダミーを仕立てることに成功したのだ.これを利用しない手はない.

その頃,クレイはライターに書かれていた「club シェモア」に乗り込んでいた. クレイは週刊タイムアップの編集部のものと称し, 娯楽欄で毎週美人ホステス紹介をやっているとはったりをかました. そして,さとみというホステスが問題のホステスであることを聞き込んだ. 住所は西新宿3丁目光レジデンス201号.さとみをサファリが見張ることになった. クレイはそのまま通りを走った. そして表参道の辺りでバンカラ剣道部員が手を挙げたので止まった.
クレイ「どちらまで?」
?女「武道館まで行ってくれ.」
これは?女の扮装.?女は学帽を被り,付け髭をつけ,着物を着て 袴まではいている.そして竹刀と防具入れを持っていた.
クレイ「はい.」
とりあえずクレイは発進した.
クレイ「お客さん,剣道の試合ですか?」
?女「今日の試合に勝ったら,わしは全日本のチャンピオンじゃけんのう.」
クレイ「せいぜい頑張ってくださいよ.」
と突然,?女が叫び声をあげたので,クレイは車を急停車させ,車から降りた.
クレイ「脅かさないで下さいよ,美津代さん.」
?女も車から降りた.
?女「まあ,わかりました?」
クレイ「誰だってわかりますよ.」
?女「どうも失礼致しました.」
?女は学帽を脱ぎ,付け髭を取った.
?女「皆様の経費とギャラをお届けに参りました.それから, ゴッド様からのお土産もございますのよ.秋田名物,きりたんぽ.」
ギャラと経費と「ゴッド様」からのお土産のきりたんぽを受け取ったクレイは, 呆れながらもこう言った.
クレイ「美津代さんねえ,あの,素顔のままでも充分お美しいんですから, 20代前半のお嬢さんかなあと,ねえ,ちょっと,あざといんじゃないかなあ, これ.」
?女はおだてられて上機嫌.
?女「あたくしもだんだん手に詰まってしまったものですから.」
クレイ「もっと,ごく普通でいいんですよ,普通で.」
?女「そうはいきませんよ.これは,あたくしの仕事でございますから.」
クレイ「あ,すいません.」
クレイは仕方なく謝った.
?女「じゃあ,どうぞ,よろしく.」
?女は去っていた.
クレイ「御苦労様です.どうも.」
そしてクレイはきりたんぽの臭いを嗅いで
クレイ「いつんだよ,これ.」

サファリは青木里美のマンションの前まで来た. マンションには強盗実行犯も来ていた.そこへ電話がかかってきた. 警備部長から電話がかかってきて,また一仕事やれと言う. 大丈夫なの,という里美に強盗実行犯は石川と言うダミーがいるから大丈夫だ, 俺は一割の分け前をもらうだけだと答えていた. この会話をドアからサファリが盗聴.そして盗聴機を仕掛けたライターを用意し, 強盗実行犯を拾った.強盗実行犯は汐留まで運んでくれと言った. タバコに火をつけようとした強盗実行犯. サファリは例のライターを渡してやった.おい,サファリ. 僕ちゃんのように喫煙者じゃない場合はどうするつもりだったんだ? それはともかく,強盗実行犯は目的地に到着.早速サファリが盗聴を開始した.
強盗実行犯「今夜?」
警備部長「石川が捕まらなければ当分仕事ができるからな. 稼げるうちに稼ごうってわけさ.」
強盗実行犯「で,今度の現場は?」
警備部長「北浜町の丸美商事だ.」
警備部長は資料を渡した.
警備部長「警報装置と電話の配線はこれを見ればわかる. 平山が9時に非常口のドアを開けて待っているから,そこから侵入するんだ.」
サファリ「こちらTC1.緊急指令トラトラトラ.」
オショウとクレイもアジトへ戻った.アジトでサファリがからくりを説明した. 一連の事件は警備会社の自作自演だったのだ. 当然社長の堀田も一枚かんでいたに違いない.これで標的は決まった. サンダーブロウを取り出すサファリ.
ジャッキー「メニューは?」
サファリ「ケチャップ.」
タイガーキャブの車は産業ロボットの操作により, 緑ナンバーから白ナンバーに変えられ,ボンネットから虎のシールがはがされ, 虎のエンブレムが屋根からはずされ,色も塗り替えられた. そしてハングマンは出動した.

ハンギング

9時頃.丸美商事の前に止まった車から強盗実行犯が降りた. するとクレイが座ってタバコに火をつけているところへ出くわした.
クレイ「冷えますねえ.」
強盗実行犯「なんだ,貴様.」
クレイ「怪盗ルパンだよ.あのねえ,こそ泥退治に来たんだよ.」
強盗実行犯「冗談言うんじゃねえ.」
強盗実行犯はナイフを振り回して応戦したが,クレイに殴り倒された.
クレイ「まだやりたいの?」
クレイは強盗実行犯の顔にパンチをお見舞いし,強盗実行犯を気絶させた.
クレイ「おやすみ.」

さて平山はトイレに行くと称して警備員室から出て非常口を開け,
平山「速く入れよ.」
と強盗実行犯…じゃなくてパンストを頭から被ったオショウを中に入れた. オショウは何食わぬ顔をして平山についていき, 隙をみて平山を眠らせてしまった.

さて警備部長は社長の堀田に5,6千万近く手に入ると報告していた.
堀田「そうか.これまで稼いだ金を合わせると2億近くの金になる. 事業を拡張する資金としてはまずまずだな.」
警備部長「どうやらこの辺が潮時かと.」
堀田「今夜の仕事が終わったら,石川の行方を探し出して始末しろ. 奴が濡れ衣を着たまま逃げてくれれば事件の真相は永久に闇の中だ.」
警備部長「はい.」
堀田「ついでに中島にも消えてもらおうか.」
警備部長「中島も?」
堀田「銭金で動くような男は信用できん.」
警備部長「わかりました.」
と言うやいなやサファリが登場.
サファリ「呆れたもんだなあ.」
堀田と警備部長は二人ともサンダーブロウの弾を受けて倒れてしまった.
サファリ「おい,オーバーなんだよ.ケチャップだよ.」
二人とも驚いた.
サファリ「さあ,来るんだなあ.」

翌朝.石川が潜り込んでいるホテルの部屋の呼び鈴がうるさく鳴った. 石川はドアを開けたが,誰もいなかった.だが, 手紙がドアと床の隙間にさしてあったことには気がついた.
オショウの声「貴兄に強盗殺人の濡れ衣を着せた犯人たちに社会的制裁が 加えられます.場所と時間は下記の通り,是非ご出席下さい.」
日時は12月7日金曜日の午後2時から.場所は新宿歌舞伎町コマ劇場前広場.

さて悪党達が気がつくと彼らは檻に入れられていた.
堀田「どこだ,ここは? どこだ,ここは?」
堀田の入っている檻と警備部長の入っている檻はくっつけられていた. そして平山の入っている檻と強盗実行犯中島の入っている檻も くっつけられていた.二つの檻はそれぞれレールの上の車に乗せられており, 車にはばねがつけられていた.サファリの声がスピーカーが響く.
サファリ「諸君.これはばねの弾力を利用した拷問マシーンだ. 名づけて人間パチンコ.まずは隣りのテストマシーンを見てもらおう.」
隣りを見るとマネキンを入れた同様の拷問マシーンがあった. 車が回り,ばねが伸びていった. スピーカーは電飾つきの看板の上につけられており, 下から白地に黒字で「ハンギング」,黄地に白地で「軽傷」, 赤地に白地で「重傷」,そして黒地に白字で「死亡」と書かれていた. はじめ電気は「ハンギング」のところについていたが, ばねが伸びるにつれて「軽傷」,「重傷」,「死亡」のところも 電気がついていった.
サファリ「ばねが一定の位置に伸びきると,フックが自動的に外れる.」
そして檻はスピードを上げて反対側の壁へと動き,爆発. それを見た悪党もビビリまくった.
サファリ「さあて,本番に行こうか.貴様達の悪事を洗いざらい白状すれば, ウィンチは止めてやる.」
悪党達の檻も動き始めた.やめろと叫ぶ悪党達.
堀田「じょ,冗談じゃないぞ.」
警備部長「やめろ.」
平山「おい.」
中島「お,お,おい.」
ばねはどんどん延びていく.「軽傷」のところが光った. さらに「重傷」のところが光った.そしてついに
中島「俺が何もかも喋るから,止めてくれえ.」
堀田「中島ー,やめろー.黙れ.黙れー.」
悪党達がお互いに「俺は悪くないぞ」とののしりあった後,
警備部長「やめてくれえ.連続強盗事件の犯人は中島なんだあ.」
堀田「そうだ.」
中島「違う.俺は言われた通りやっただけなんだよー. あの事件を仕組んだのは堀田さんと根本さんの二人なんだあ. 俺は手駒に使われただけなんだよー.なあ.俺じゃないんだよー.」
堀田「馬鹿者.何を言うか!」
警備部長根本「お前が勝手にやったことじゃないか.」
サファリ「石川って男に濡れ衣を着せようとしたのもお前達なんだなあ?」
平山はうなずいた.
中島「そうだ.この二人に頼まれて,俺が女にジャンバーを盗ませたんだー.」
堀田「出鱈目だあ.」
ついに「死亡」のところのランプがつき,ブザーが鳴った. と同時に檻は止まった.ホッとする悪党達.
クレイ「これで済むと思ったら,甘いね.」
ジャッキー「ね.」
クレイ「ギルティー.」
サファリがスイッチを入れると同時に悪党達の檻は反対側の壁へ向かって, 猛スピードで突進.悪党達は叫ぶが止まらない. そして檻は壁にぶつかった.爆発する…と思ったら, 悪党達は勢い余って檻から飛び出てしまい,4人の人魚の看板の, 人魚の顔のところから顔を出して止まってしまった. ここはコマ劇場.悪党達が人魚の看板から顔を出しているのが丸見えだ. そして自白テープが大音量で流された.それを石川も聞いた. 悪党達は人魚のオッパイの上から頭を出しながら困った顔. 駆けつけたパトカーから警官がコマ劇場へ向かうのを見送って, ハングマンは立ち去った.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp