ハングマンシリーズの記念すべき第1作．全員が元警官で一度「死んで」顔を 変え指紋を無くしている．アジトは前半が都内の高級マンションの一室， 後半が都内の団地の一室になっていた．ハンギングの方法も巧妙で 「必殺仕置人」のように「目には目を歯には歯を」というやり方が多かった． 当初は26回の放送予定だったが視聴率が好調だったため全51回の制作となった． メンバーチェンジも頻繁に行なわれている． ブラックがリーダーをつとめた前半(#1〜#25)では， パンが妻子の営むパン屋に出入りするが生きていると名乗れないとか， ブラックの妹由紀が植物人間になってしまい回復の見込みがないなど， 深刻な描写が多々見られた． またクールな(ただし妹由紀のことになると熱くなる)ブラックと， 熱血漢のマイトが並び立ち，時に両者が対立する様子がドラマを盛り上げた． ブラックとバイクの爆死に伴い， デジコンが加入してマイトがリーダーをつとめた後半(#26〜#51)では， 前半よりも作風がかなり軽くなり，深刻なテーマを扱った作品の他， ギャグ編と言うべき作品も登場した． しかし非情な指令を出すゴッド，そして戸籍が無くなってしまい， そのことで悩みながらも悪に立ち向かうハングマンの掟は， 最後の最後まで貫かれたのであった．
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