2002年3月9日

「太陽にほえろ!」第67話「オリの中の刑事」

脚本は市川森一.監督は竹林進.シンコの登場はなし.

ある日の夜.殿下はマンションに帰ってきたところでいきなり襲われ, 車で羅致された.彼らは城北署の刑事だった.取調室で,俺は七曲署の刑事だ, と言う殿下.すると
鮫島「そんなこと,ようわかってまんがなあ.しばらくやなあ,殿下. へ,へ.会いたかったで.」
鮫やんが登場した.鮫やんは殿下に事情を話した.女が重態で瀕死の状態. 女の名前は藤沢ひろこ.鮫やんは最中の入った箱を出し,見覚えがないかどうか, 殿下に訊いた.その最中の中には砒素が塗りこんであった. 藤沢はその日の昼間にこれを食べて倒れたのだ. 病院へ運ばれる途中,鮫やんが最中を誰から貰ったと藤沢に訊いたとき
鮫島「七曲署の島さんからもろうたんです.」
と答えたという.殿下は藤沢に会わせてくれと頼んだが既に意識はなかった. 絶句する殿下.殿下には殺人の容疑がかけられていたのだ. 鮫やんは前夜からその日の午後4時頃までのアリバイを殿下に尋ねた. 殿下は藤沢ひろ子の夫を見舞いに行っていた.藤沢は癌にかかっていた. 藤沢は,死ぬのなら早いほうがいい, ひろ子には他に付き合っている男がいるらしい,と殿下に言っていた.

その頃,七曲署にはゴリさんしかいなかった. 電話が鳴って眠りを妨げられたゴリさんは「冗談じゃないよ.」と, ぶつくさ言いながら,電話を取った.電話は鮫やんからの物. 殿下が殺人事件の重要参考人として捕まったという話をし, 鮫やんは電話を切った.時刻は午前2時.ゴリさんはボスの自宅に電話. ボスは城北署へ急行した.

その頃,鮫やんは殿下をボスに返す事を署長に願い出ていたが, 署長はその申し出を拒絶した.城北署管内の事件は城北署で解決するのだ. 鮫やんは,ボスは部下だからといって手加減するような男ではない, と食い下がったが,署長は態度を硬化させてしまった.

鮫やんはボスと会った.ボスは挨拶がなかった事についてまず文句を言った. 鮫やんは事情を話した.城北署の署長と七曲署の西山署長は犬猿の中. だから一報を入れれば必ず横槍が入る.ボスは殿下に会わせてくれと頼んだが, 鮫やんは拒否した.殿下はただの参考人ではなく,城北署の刑事の中には, 逮捕状を取って逮捕しろ,と言うものもいた.鮫やんがそれを止めたのだ. ボスは事件の内容を教えてくれといったが,鮫やんはそれもダメだといった. 捜査は始まったばかり.しかも刑事だからといって例外は許されない.
鮫島「藤堂.わい,忘れてへんで.島はわいの恩人や. わいがめくらになってホシを追いまわした時になあ, あいつはわいの杖になってホシを捕まえさせてくれた. あんときのことは一生忘れてへん.」
鮫やんは一服した.
鮫島「わいがこうやって生きていられるのもな,島とあんたのお蔭やないか. 今度の事件の担当をこう手伝うのもなあ,そのためやで. わいは借りは返さんと気が済まん性やよってなあ.」
ボス「鮫さん.立場は良くわかった.でもなあ, あんたも俺の性格は良く知ってるはずだ.」
鮫やんはうなずいた.
鮫島「まあ,あんたの方で勝手に動く分は兎や角言えんわい.ま, そういうこっちゃ.」
ボス「よーし.殿下は一先ず預けとく. そのうち別の土産を持っていくからと伝えてくれ.」
鮫島「殿下がホシやないと言い切れるんか?」
ボス「部下を信頼しないで何ができる. お互いの上のようにはなりたくないからな.」
そう言い残してボスは去った.

ボスはそのことを西山に報告した.そして合同捜査の依頼をしたが, 西山は「こっちから頭を下げるような事が出来るか.」と拒絶した. さらに殿下を懲戒免職にすると言い出した. そして西山はボスの進退にも関わると言った.

ゴリさんにボスは一昨日から前夜までの殿下の足取りについて報告した. 殿下は一昨日,つまり30日の午後3時頃, 病気の友人を見舞うと称して七曲署を出ていた.午後7時頃,一旦七曲署に戻り, ゴリさんとも会っていた.学生時代の友人が癌にかかったと言ってしずんでいた. そこでボスは殿下が見舞いに行った病院を探す事にした.ボスは久美ちゃんに, 殿下が病院へ行く前に何か言っていなかったかどうかを尋ねた. 殿下は見舞いに持っていくのは切花がいいか鉢植えがいいか, 久美ちゃんに訊いていた.久美ちゃんは鉢植えの方が長持ちするだろうと言った.
長さん「殿下は見舞いに行った事がないのかねえ.」
とそこへ山さんが外から入って来た.
山さん「殿下の見舞い先の病院ですが,事件が起こったのが城北署管内. とりあえず城北署管内の病院から当たって行くのが順当だねえ.」
出た,山さんの得意技.
長さん「患者は癌を患ってるそうなんだがねえ.」
山さん「それじゃあ,総合病院だなあ.城北署管内には一つしかない. 城北大学病院.だが患者を探すのが骨だねえ.病気が病気だけになあ.」
ボス「手がかりはある.」
皆,怪訝な顔.
ボス「鉢植えだよ,山さん.」
山さんとゴリさんは出て行った. 私のアドバイスが役に立ったという久美ちゃんに
長さん「誰だって病院に長くいたいという者はいないだろう. だから長持ちのする鉢植えは禁物.わかったね.」

山さんとゴリさんは病院の反対側のビルの屋上から双眼鏡を覗き,病室を発見. そこは藤沢修の病室だった.藤沢は城北署の刑事に連れられて出て行ったという. 山さんは公衆電話で報告した.
山さん「名前は藤沢修.年齢は26歳.殿下と同じ歳ですな.住所は…」
ボス「豊島区池袋.ああ.3-18-5.さくら荘3号室.はい,了解.」
早速ジーパンが直行.管理人から話を聞いた.管理人が家賃を取りに行くと, ひろ子が虫の息で倒れていたという.修が病院で長患いしているので, ひろ子には好きな男が出来たらしい.ひろ子はこの先の救急病院に入院した. その頃,鮫やんが修を連れてひろ子の病室を訪れていた. 病室を鮫やんと修が出たところに山さんとゴリさんが登場.
鮫島「さすがやないけ.もうここまでたどり着いたんけ.」
山さん「あなたが島の友人の藤沢修さんですか.」
修は肯いたが
鮫島「おい.尋問はお断りやで.」
ゴリさん「殿下をいつ釈放してくれるんですか.」
山さん「いや,まさか逮捕状に切り替えてまで, 拘留するつもりはないんでしょうな.」
鮫やんは「知らんがな.」と言って去ろうとしたが山さんに止められた.
鮫島「こら何の真似や.」
山さん「捜査に協力させていただけませんかねえ. ま,その必要がないといわれればそれまでだが.」
鮫島「ええか.ま,そっちがうろうろ動き回るのは勝手やけどもな, 捜査の邪魔はせんといてくれよ.」
ゴリさん「邪魔とはなんですか!」
鮫島「恐い顔すんなよ,お前.ええか,気持ちはわかるけどもな, 捜査の協力だけはご無用や.帰ったら藤堂にもそう言うといてくれ.」
鮫島は山さんとゴリさんをおしのけて出て行った.ゴリさんは怒ったが
山さん「やめとけ.兎にも角にも事件の輪郭だけはつかめたんだ.」

殿下は完全黙秘を貫いた.ひろ子の家を訪ねた理由を殿下は話そうとしなかった. 鮫やんは,修がひろ子の素行調査を頼んだのか,と尋ねたが, 殿下は「藤沢はそんなことを頼むようなおとこじゃありませんよ.」と否定した. だが殿下はそれ以上のことを話そうとしなかった. ひろ子の意識が戻らなかったら出口なしだと鮫やんは言ったが, 殿下は何も話そうとしなかった.というのは
ひろ子の声「あの人とはもうおしまいです.あたしにはわかるの.駄目です, あたし達夫婦は.」
殿下の声「もしかしてひろ子夫人に他の男がいたら藤沢は…」
鮫やんは殿下の胸倉を掴んで詰め寄ったが,それでも殿下は何も言わなかった. 鮫やんはピンと来た.
鮫島の声「こいつ,誰かかぼうてるな.誰やろ.」

その頃,ボスは報告を受けていた.30日の午後, 癌で入院している友人を見舞った後,その友人の奥さんのアパートへ言った. そしてその翌日,奥さんは何者かに毒を飲まされた.その毒物が砒素だった. これをゴリさんが聞き込んでいた.ひろ子の容態は五分五分だった. 今日あたりが山だろう.夜菓子箱を下げて来た男が殿下だとすれば, 何のためにひろ子のアパートを尋ねたのかも問題だ.アパートの管理人の話だと, ひろ子には男がいたらしい.ジーパンは修がその評判を知らないだろうといった. もし知っていたらのんびり入院など出来るはずがない.
ゴリさん「その辺のところも殿下がいればパッと聞けるんだよな. どうも靴の上からオデキ掻いてる気分だね.」
山さんが戻って来た.山さんは修の病気は癌ではなく胃潰瘍だったと報告. 皆,怪訝な顔.カルテも見てきたので間違いはない.
長さん「しかし,殿下は確かに癌だって言ってたんだよ.」
山さん「だからなんで殿下だけがそう思い込んでいたのか, こればっかりはじかに殿下に訊いてみんとわからんなあ.」
ゴリさん「結局は殿下がいないとわからんことだらけっていうことか.」
ボスは修のアリバイを山さんに訊いた.修のアリバイは完璧だった. この一週間病院の外へは一歩も出ていなかったからだ.証人は5,6人いた. そこで
ボス「ジーパン.」
ジーパン「はい.」
ボス「お前,城北署に知り合いいるか?」
ジーパン「いえ.」
ボス「じゃあ,鮫の顔も知らんな.」
ジーパン「知りません.何か?」
ボス「殿下に面会に行って貰おうかと思ってな.」
ジーパン「俺がですか? いや,会わせてくんないでしょう.」
だが
ボス「会えるよ.」
ジーパン「は?」
ボスは何か作戦を思いついていたようだ.

翌日.鮫やんが拉麺を食っているとジーパンが手錠を取って逃走. このときのやり取りが面白いのだが,それは見てのお楽しみ. ジーパンのテーマの変調曲に載せて走るジーパン.
ジーパン「ちょっと本気で走りすぎちゃったかなあ.」
と言っていると,真後ろから鮫やん登場.ジーパンは自分の両手に手錠をかけ
ジーパン「自首です,自首.」
鮫やんはジーパンを殴った.連行されるとき
ジーパン「バンドが下がってますよ.」
これは松田優作さんのアドリブだろう.閑話休題. こうしてジーパンは城北署の留置場に入る事に成功し,殿下と会う事にも成功.
鮫やん「殿下,悪いけど,一晩,面倒見てやって,こいつの.」
ジーパン「よろしく.」
しばらく経ってジーパンは殿下に話を訊いた. 殿下はひろ子が浮気をするような女ではないと否定した. ジーパンは修が胃潰瘍であることを殿下に話した. だが殿下もそのことを知っていた.ひろ子が身の周りの世話をしているとき, 入って来た看護婦がうっかりそのことをもらしたと言う.
殿下「癌の事が気になるんなら,もう一度調べなおすんだな. 折角苦労して来てくれたのに裏切るようで悪いけど,帰ったらボスに伝えてくれ. 俺の事は心配要らないって.」
ジーパンは呆気に取られてしまった.
殿下「彼女,助かりそうかい.」
ジーパン「五分五分だそうです.」
殿下「彼女はなあ,俺が藤沢に紹介して結婚させたんだ. 二人を不幸にするような事は,俺には出来ないんだ.」

翌日,ジーパンは釈放された.何と鮫やんはジーパンに仕事を紹介しようとした. ジーパンは「俺,体弱いんですよ.」とごまかそうとした.そのとき, 別の刑事がやってきた.事件当夜,別の男がアパートから出たのが判ったと言う. ジーパンもそれをしっかり聞いていた.
刑事「被害者の部屋から長髪でジーパンの若い男が出て行くのを, 新聞配達の少年が見たんです.」
鮫やん「長髪でジーパンの若い男?」
鮫やんがジーパンに目をやった.が
鮫やん「あ,お前はもう帰っていいぞ.」
早速ジーパンはボスにその事を報告した.山さんもボスもそして鮫やんも
鮫島「そいつがホシや.」
鮫やん,そしてボスはしばらく考え込んでいた. 山さんはひろ子に恋人がいたという噂は本当だったようだといった. ジーパンは殿下が強く否定したといったが
ボス「かばってるんだよ,あいつ.」
山さん「殿下らしいですなあ.そいつが黙秘の理由か.」
その頃,鮫やんもボスもひろ子の恋人を探せと言い出していた.
ジーパン「探すってどうやって?」
ボス「尾行だ.」
ジーパン「誰を?」
ボス「鮫だ.」

という訳で鮫やんをゴリさんとジーパンが尾行した.ジーパンは嫌がっていた. 鮫やんはひろ子を見て何か考えていた.殿下も考え込んでいた.
殿下の声「もしもひろ子夫人が,もしも.」
城北署で鮫島は考え込んでいた.その頃, ゴリさんとジーパンは長髪でジーパン姿の若者を見かけ
ゴリさん「おう,おう.あれでも男なのかね.」
だが
女「あたしになんか言った?」
そう.女だったのだ.
ゴリさん「なんでい,あいつは.女なら女らしい格好しろって言うんだよなあ.」
ジーパン「そうですよ.」
とそのときジーパンが閃いた.
ジーパン「こいつは男とは限らないかもしれないですよ.」
ゴリさん「何が?」
ジーパン「はあ.朝帰りの長髪でジーパンの若い男.」
やっとゴリさんも気がついた.

それを聞いたボスはジーパンに病院の看護婦が胃潰瘍だともらしたことを確認. さらにゴリさんに修の係の看護婦をマークするように命じた. ゴリさんとジーパンは看護婦を徹底的にマークした.名前は横井光枝. ジーパンのテーマに載せ,横井をゴリさんが尾行する. ジーパンはマンションの屋上からベランダへ降り,光枝の部屋に侵入した. そしてベッドの下からかつらとジーパンを発見した.

その夜.ジーパンがその事を報告した.看護婦なら砒素を手に入れるのは簡単だ. 城北署でも調べただろうという山さんに, ボスは長期に渡って少量ずつ盗み出したのだろうと答えた. ゴリさんは看護婦でマンション暮らしと言うのが気になり, 横井の資産状況を当たっていた. すると実家が千葉で大変な土地成金である事が判った.つまり主犯は修. 実行犯は横井だ.ボスはその説を鮫やんに話した.
ボス「長髪でジーパンの若い男って言うのは, 藤沢と看護婦ででっちあげた架空の男だ.結局, ひろ子さんには恋人なんていなかった. 看護婦が男に化けて恋人に見せかけていたんだ.」
鮫島「藤堂.後はわいに任してくれるか.」
ボス「推理は通っても証拠を掴むのは骨だぞ.」
鮫島「夫人が生きとるがな.意識はないけれどもまだ生きてんのや. 夫人の証言さえあったら奴等だって.藤堂,おおきに.よう報せてくれた. 島は必ずあんたんとこ返すさかいにな,おおきに.」
鮫やんはそう言って去って行った.

だがひろ子は息を引き取っていた. ジーパンのテーマのスローバージョンが流れる中, 鮫やんは何事か決意していた.
鮫島「やってみるか.けれど今更平巡査に逆戻りしとうないしな. しゃあない,やったるか.」

鮫やんは藤沢修に電話し,ひろ子が明日の朝までには意識もはっきり戻る, と言い,さらにひろ子を藤沢の家へ連れてきたところで, 10時になれば家政婦が来る事になっている,と言った. まんまと引っかかった家へ行くと言い出した.その事を横井も聞いていた. ジーパンのテーマのスローバージョンが流れる中, 藤沢の自宅で鮫やんは手を合わせていった.
鮫島「奥さん,堪忍しておくんなはれや.」
城北署署長は遺体が城北署についていないと聞き,怒った. そして城北署の刑事が藤沢の入院している病院へ電話. 電話を取ったのは横井だった.鮫やんの罠に気がついた横井だったが, 病院から出るところをゴリさんとジーパンに捕まった. その頃,藤沢修は妻が寝ているのをみてガスの元栓を開き, ガスを出していた.
鮫島「やっぱり己やったか.」
藤沢「くっそう.」
鮫島「わいも女房にはつろう当たったけどな,己ほどわるきはなかったで. 可愛い女房を二度殺す気か,おんどれは.」
藤沢「よるな.」
鮫島「藤沢.ようみてみい.奥さん,もう死んどる.」
藤沢は驚いた.
鮫島「死化粧はな,俺が代わりにさしてもうた.」
鮫やんと藤沢の格闘が始まった.
鮫島「一口に刑事と言うてもなあ,島みたいに純情な奴もおれば, このわしみたいにな,仏まで担ぎ出す罰当たりもおるのじゃ.覚えとけ.」
鮫やんは藤沢を殴った.ガスに咽せているところへゴリさんと長さんが駆けつけ, 逮捕.ボスもやってきて藤沢ひろ子の顔に白い布をかけてやった.

しばらく経って殿下は七曲署の屋上で事件を思い出していた.
殿下の声「ひろ子さんは知っていたんだ,藤沢と看護婦の事も. 俺は何のために藤沢夫婦をかばったのか.」
そこへ鮫やんがやってきた.
鮫島「殿下.まだ怒ってんのか.」
沈黙が流れた後
鮫島「それはな,俺のやり方はまちごうてたかもしれんわい. けどあんときはあんな事でもせんとあの男は尻尾を出さんと, わしゃそう思ったんじゃ.それもこれも皆お前を助け出したいという一心から, 俺がやったことじゃないけ.それはお前,礼言うてくれと言わんまでもやなあ, ちった,わしの気持ち汲んでもよさそうなもんやないかい.」
殿下は黙って下を向いた.
鮫島「そらあ,仏さんにはよう謝ったんや.はあ.ぼちぼち行くわ. 実を言うとな,今日は別れに来たんじゃ.」
殿下は鮫島の方を見た.
鮫島「山田のなあ,派出署の方へ行く事になってな.」
鮫やんは笑って「達者でな.」と言って去ろうとした.
殿下「鮫さん.」
鮫島は立ち止まった.
殿下「今夜,一杯呑みませんか.僕がおごりますよ.」
だが鮫島は用があるのでその申し出を断った.

一係室の前で鮫やんはジーパンを見かけ,ジーパンに説教した. 最後まで鮫やんはジーパンが刑事である事に気がつかなかったのだ. こいつは何をしたんだ,と訊く鮫やん.ゴリさんは返答に困った.
山さん「大胆にも刑事に成りすましましてねえ, 映画館にただで入ろうとしたんですな.」
鮫やんは「誰がお前のようなフーテンをデカと思うやがな.」と言い, ジーパンに金を渡そうとした.ボスは「いいから貰っておけ.」と言い, ジーパンは受け取った.「容疑者」ジーパンはゴリさんに連れて行かれ, 鮫やんは挨拶した.そして
鮫島「藤堂.借り返すつもりがまた借り作ってしもうたな.ほな,まあ, 皆一つ達者で.」
鮫やんは去ろうとした.
ボス「なあ鮫,島助けてくれたのはあんただ.これで貸し借りなしだぜ.」
鮫やんは涙含んだ.その様子を皆見ていた. ゴリさんとジーパンも覗き見していた.
鮫島「殿下,頑張りよ.」
殿下は一礼し,鮫やんは「おおきに.」と手をあげた.
ボス「じゃあな.」

次回は「一万人の容疑者」を飛ばし,山さん主役編が放送されます.

「2002年3月」へ 「テレビ鑑賞記」へ 「私の好きなテレビ番組」へ 「touheiのホームページ」へ戻る.


東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp