2002年3月6日

「がんばれ! レッドビッキーズ」第38話「対決? ナッツとジュリ」

脚本は鷺山京子.監督は奥中惇夫. ジュリと太郎の加入に伴ってオープニングとエンディングが少し変更されました.

レッドビッキーズはバイキングと練習試合をすることになった. 太郎の加入でレギュラー争いが激しくなり,皆闘志を燃やした. だが問題はそれだけではなかった.
ジュリ「監督,帰っていいですか? ピアノのレッスンがあるんです.」
令子は帰るのを許した.それを見て
ナッツ「あんなのないわよ.ピアノだなんて.」
これは大きな騒動の前触れでしかなかった.
カリカリ「一度でいいから,ピアノを見てみたいなあ.」
トータス「うん…とトータスも言っています.」
ナッツは膨れっ面だ.ここでタイトル表示. 挿入された石森先生の絵でもナッツとジュリがお互いにそっぽを向いていた. これが今回のテーマだ.

さてコーチの指導の元,激しい練習が繰り広げられた. 次の練習の日もジュリは遅れてやってきた. ジュリはトンボや箒を持とうとしたが,センターもブラザーもカリカリも, そんなことしなくていいよ,と言った.
ナッツ「そんなの変よ.」
思わず,カリカリ達は振り向いた.
ナッツ「だって同じチームメイトなのに.」
ブラザー「いいんだよ,お前は.ジュリちゃんとは違うの.」
兄の言葉にナッツは納得しなかった.
ナッツ「どうして.」
ブラザー「どうしてって,違うんだよ.なあ.」
カリカリ「違うんだよ.」
ナッツは膨れっ面だ.

ジュリの球をカリカリもブラザーもシゲも打つ事が出来なかった. ノミさんは実力のある方がエースさと静かに闘志を燃やした. その日もジュリは早退しようとした.遂にナッツの怒りが爆発した.
ナッツ「待って.どうして北原さんだけ特別扱いなんですか?」
令子「あら,話さなかったかしら.ジュリさんはピアノを習っていてね, お母様が野球をやるのを許してくださらなかったの.」
ナッツ「でも,みんなと一緒に練習しないなんておかしいわ.」
令子は罰が悪そうにコーチの方を見た.
カリカリ「いいじゃないか,練習しなくたって. あんなに凄いボールを投げられるんだもんなあ.」
ナッツ「じゃあ,上手なら練習しなくてもいいの? みんなが一生懸命練習してるのに.」
コーチ「いや,そうじゃないんだ.北原の場合,ちょっと事情があってなあ.」
ナッツは納得せず,恐い顔をしてジュリを睨んだ.令子は,帰っても良い, とジュリに言ったが,ナッツの目は怒りに燃えていた. 令子もコーチも頭を抱えていた.

遂にナッツは北原家の前までやって来た. ジュリは外へ出てピアノの先生を見送った.ナッツはジュリに声を掛けた.
ナッツ「ピアノと野球とどっちが大切なの?」
ジュリ「いらっしゃいよ.美味しいケーキがあるの.」
だが
ナッツ「レッドビッキーズを辞めるべきだわ.」
これを聞いたジュリは怒ってしまった.
ジュリ「あなたにそんなこと言う資格はないでしょう!」
ナッツ「あなたこそ野球をやる資格はないわ. 少しぐらい上手だからって勝手なことばかりして.」
ジュリ「ちゃんと監督の許可を受けてるわ.余計なお世話よ.」
売り言葉に買い言葉.どちらも正論だ.遂に
ナッツ「最低よ.あなたなんかと一緒にプレーなんかしたくないわ.」
そう言い放ってナッツは帰ってしまった.入れ替わりにブラザーが登場. ブラザーはジュリに謝った.
ジュリ「みんなには悪いと思ってたもん.でもあんな風に言われたら, 頭に来ちゃう.あたしだってピアノより野球の方がやりたいのに.」
ブラザーはナッツに「お前に代わってジュリさんに謝ってやったぞ.」 と言ったが,それはナッツの怒りの火に油を注ぐだけだった.

遂にナッツは令子に辞めると宣言した.ナッツは臍を曲げ, 自分が辞めれば下手糞なブラザーがショートになれる,とまで言い出した. 令子はバイキングとの試合まで待ってくれと言ったが
ナッツ「あの人のバックアップをするのは嫌です.」
令子「いいわ.その代わり,じゃあこの試合が終わったら, 3人でよーく話し合って,この問題を解決しましょう.いいわね.」
ナッツは元気のない声で「はーい.」と言い,去って行った. 恵子に令子がこぼした.
令子「もしジュリさんがサウスポーでなかったら,普通の女の子だったら, あたしもナッツの言う通り,ピアノか野球か, どっちか一つを選ばしていたかもしれないわ.」
恵子「ねえ,ジュリさんって可愛いんでしょう.」
令子「うん.まさにピンクのサウスポーって感じよ.」
本放送当時,ピンクレディーの絶頂期だった.
恵子「でしょう.だからなのよ.」
令子「ナッツが焼餅嫉いてるって言うの? まさか.」

CMが開けて向かえたバイキングとの試合.先発はジュリ.太郎がレフトに入り, ナッツがベンチに下げられ,ブラザーがショートに回った. ライトはトータスではなく,ペロペロだ.トータスは悔しさを現にした. ちなみにオーナーが「サードがシゲだよな.」と言った時, ジュク達の顰蹙を買った事を付け加えておく. 初回は一点取ったが,太郎は三振でスリーアウト.
オーナー「やっぱりあいつは三振かホームランだな.」
悪乗りしたスタッフはピンクレディーの「サウスポー」を流し, ジュリの投球を映した.ジュリの投球は冱え,三振や凡打の山を築いていった. そして向かえた3回の表.カリカリが二塁打を放った.続く太郎は初球を空振り. 二球目は見送り.そして三球目は外野の頭を超え,ツーランホームランとなった. 3回裏二死.ノミさんがナッツを相手に投球練習を開始.その直後, ペロペロの前にフライが落ち,二塁打となった. こうしてペロペロはベンチに下げられた.その後,ブラザーがトンネル.
コーチ「おい,ナッツ.」
だが
ナッツ「私,今日は出ません.」
続く打者はブラザー強襲のヒットを打った. ブラザーはメガネを落としてしまい,三塁打になってしまった. ブラザーはわざとメガネを割り,メガネが壊れたとアピール. 令子はブラザーをベンチに下げ,ナッツをショートに入れた. だがナッツは令子の指示を聞かず,わざと深めに守った. それを見るジュリ.そっぽを向くナッツ.同じくそっぽを向くジュリ.
ブラザー「すいません.俺が悪いんです.あいつ怒らせちゃって.」
令子「そんなに意地を張らなくたって良いのに.」
ジュリは二球続けてボールを投げてしまった. ジュリの動揺を見て取ったジュクはタイムを取り, わざとど真ん中に投げるように指示をした.ジュリは無茶だと言ったが
ジュク「無茶でも良いんです.バックを信頼してど真ん中.」
ジュクの堅い決意にジュリは負けた.
ジュリ「わかったわ.」
ジュリの打球を打者はジャストミート.三遊間を抜くヒットになるかと思われた. だがジュリはジャンプしてライナーを捕った.
ジュリ「捕ったわ.」
皆,ナッツのところに集まった.
ジュリ「ありがとう.」
こうして二人は和解した.
コーチ「判らん,判らん.女の子ってのは難しいなあ.」
令子「野球には男も女もないわ.心はみんな一つなのよ.」
ナッツとジュリは仲良くならんでベンチへ引き揚げていった.

次回,カリカリのペンフレンドがいるチームと対戦しに, レッドビッキーズは山中湖畔へ遠征に出かけます.ですが…

「太陽にほえろ!」第229話「結婚」

脚本は小川英と野瀬州.監督は澤田幸弘.主役はボン.

ボンが大阪の姉由紀江(沢田雅美)を東京駅に出迎えに行った. 彼女が東京へ来るのは高校の修学旅行以来.心臓がどきどきしているらしい. 由紀江はお土産を持ってきていた.ボンは大喜び. おばちゃんは相変わらず元気らしい.その時,ポケベルが鳴った. 本町3-8 アオイマンションのわきで男の死体が発見されたと言う. ボンは姉を置いて仕事へ出る羽目になった.

さて仕事とは山部俊彦がマンションのバルコニーから転落し, 死亡したらしい事件だった.殿下達は俊彦の部屋を見てみた. 部屋には俊彦がパリのエッフェル塔をバックに, 妻(高林由紀子)と一緒に写っている写真が飾ってあった. 遺書はなかったが他殺を思わせる証拠もなかった. 俊彦の妻はファッションデザイナーの山部みちこ. ボンがみちこの元へ向かった.夫が死んだと言う報せを聞き, 霊安室へ行ったみちこは号泣した.

その晩.ボンの姉はみちこが可愛相だと言っていた. みちこがデザインする服は高級品ばかりだったので, ボンの姉は買った事がなかった.翌朝. ボンの姉はボンに結婚式の話を相談しようとしたが, そのとき目覚まし時計が鳴った.急いで署へ行かなくてはならなかったのだ.

その頃,山さん達は山部俊彦の死に不審を抱いていた. 自殺する動機が見当たらないのだ.山部俊彦はショーの構成も担当しており, 非常に張り切っていたという.女性関係は皆無と言っていいくらいだった. 夫婦関係もうまく行っていたらしい. ファッション界きってのおしどり夫婦と言われるくらいだった. そこへ慌ててボンが駆けつけ,皆,捜査に出動した. 山部みちこは事件の晩に屋上でショーに使う写真を撮影していたと言う.
カメラマン「新宿の夜景をパノラマにして, ファッションショーに使う予定だったんです.」
俊彦が屋上を出たのは夜の10時頃.俊彦の死亡推定時刻は午後10時50分頃. 俊彦はビルからマンションへ直行したに違いない. ボンはみちこのところへ直行した.通夜の準備が始まろうとしているのに, みちこはバルコニーから外を見ていた.みちこは腕にブレスレットをはめていた. ボンは俊彦が殺されたらしい,とみちこに言った.みちこは, 俊彦がショーを楽しみにしていた,だから自殺するはずがない,と言った. ボンは部屋で話を聞いた.殿下も気付いた写真については
みちこ「あれは十年前の写真です…はじめてのパリでした.二人とも.」
ボン「その後でご結婚を.あ,お弟子さんから聞きました.」
みちこ「来月にはまた一緒にパリへ行く予定でした. 本当に楽しみにしていることがたくさんあったんです.あの人にもあたしにも.」
ボンは犯人の心当たりを聞いたが,みちこにそれはなかった. ボンは犯人を見つけ出して逮捕すると宣言し, 早く元気になるよう励ました.

店で昼飯を食べながらボンと由紀江は話をした. ボンは,由紀江が許婚のまさおのことを相談したがっていると見抜いていた. ボンはまさおと結婚する気があるのかと聞いた.
由紀江「それがなあ,急にわからんようになったんよ. まさおさんはちょっとも悪い人じゃないし, ほんまにうちを好いてくれはるんやけど,うちなあ,ほんまに, この人と結婚してええんやろうか.世の中広いんやもん. もっと他にええ人がいるんやないやろかと,なんやそんな気がして.」
ボンはやめとけといった.
ボン「あんなどてえっとした,菎蒻みたいな男.」
ボンの姉はまさおを貶されて怒った.そこへ電話が.電話はボスからの物. 事件当夜に若い男がマンションから出てきたと言うのだ.

長さんと殿下が聞き込みをしていた. その男のズボンには船の碇の刺繍がついていたと言う. ゴリさんとボンはその男がるみと言うモデルをしつこく追いまわしていた, と聞き込んだ.早速ゴリさんとボンはるみに話を聞いた. その男の名前は健ちゃん.健ちゃんはるみと同郷で, るみを田舎へ連れ返したがっていた.だがるみが断ったので, るみをしつこく追い掛け回していたのだ. ボンとゴリさんは健ちゃんこと片桐を捕まえた. だが片桐は犯行を否認.片桐はマンションから出てきたことも否認. 片桐は何も話そうとしなかった.今の容疑だけでは留置は無理だ. ボンは片桐が嘘をついていると主張したが, 山さんは証拠がないと言ってボンの意見を否定した.その時.
スコッチ「疑わしきは罰せず.それがここの方針だろ.」
緊張が走った.
ボン「スコッチの言う通りだ.口を割らん限り,取調べは夜までが限度だ.」
ボンは躍起になって証拠を探した.その結果, 片桐は10万円を山部俊彦から受け取っていたことが判った. だが片桐は犯行を否認した. 「金を貰って諦めた」と他人に言うのが嫌だったので,最初は話さなかったのだ.

みちこは山部が片桐に金を渡したことを「知らなかった」と言った. それをボンはボスに電話で報告した. ボンは片桐がるみを好きだったのは本当だったと言い, モデルになる前はどうだったのか,と聞いた.
みちこ「でも女は迷うんです.好きな相手でも色々と.」
その時,ボンの頭に由紀江の言葉がよぎった.
由紀江の声「ほんまにこの人と結婚してもええんやろうか.世の中, 広いんやもん.もっと他にええ人がいるんやないやろかって,なんや, そんな気がして.」
どうしたのかと聞かれたボンは由紀江のことを話した.
みちこ「迷うのが当然よ.好きなだけでは結婚生活ってできないのよ.」
さらにみちこは言った.
みちこ「好きな上に理解しあえるのが大切.人生に裏打ちのない結婚なら, 動物と同じですもんね.」
これが今回のテーマだ.

ボンが帰って来ると姉の由紀江は置手紙を残し, 友達のところに泊まりに出ていた. そこへ由紀江の許婚の池田まさお(岸部シロー)がやってきた. 池田は外で待っていたので風邪をひいてしまい,蒲団を借りて寝込んでしまった.
ボン「あのねえ,結婚というのはお互いに理解しあうのが, 大事なんとちゃいますか.」
だが池田は意に介さず,蒲団が冷たいからさっきのカイロとってくれんか, と言って寝てしまった.

翌日.殿下は山部みちこがリハーサル中に出かけたことを聞き込んでいた. 10時に外へ出て11時半までには部屋に戻ってきたらしい.ボンは気色ばんだが, 山部みちこが犯人の可能性が出てきた. みちこが泊まっている部屋からマンションまでは車で20分. 死亡推定時刻は10時50分.タクシーで帰ったとしても, 11時半に部屋にいたとしてもおかしくはない.それでもボンは,犯人が片桐だ, と主張した.するとすかさず山さんが外から帰ってきてこう言った.
山さん「そう一概には言えんぞ,ボン.」
出た,得意技.立ち聞きしていたとしか思えないぞ.閑話休題. 山さんは次の話を聞き込んでいた.山部夫妻の間には何の愛情もなかった, 言う噂がファッション業界の一部で流れていた.10年前には無名だった二人が, パリで出遇ってから急にのし上がった.それが噂の出所らしい. 一方はデザイナー,一方はカメラマン,お互い計算づくで結婚した, という中傷ともとれる噂かもしれなかった.ボンは「そうに決まってます!」と, 中傷だと考えて出て行った.だが
ボス「夫人の方はボンに任せて一応夫婦の周囲を当たって.徹底的に.」

ボンは単刀直入にみちこに聞いた.みちこは散歩したと答えた.
みちこ「でもこれではアリバイにならないわねえ.困ったわ.」
ボンのテーマの変調曲に乗せ,ボンは色々聞き込んでいた.だが
ボン「やっぱり片桐にアリバイが…」
スコッチ「間違いない.片桐は殺害時間の20分前, つまり10時半には既にバースワンで呑んでいます.」
ボスは片桐の釈放をスコッチに命じた.
ボス「山部みちこには今のところアリバイがない.シロを証明するなら, 別の方法で証明するんだな.」
ボン「わかりました.」
ボス「あ,ボン.さっき池田まさおって人から電話があったよ. お姉さん,ダイヤモンドホテルにいるから心配するなって.」
ボン「ダイヤモンドホテル? ただなんでホテルに?」
ボス「いやあ,友達のところが夫婦もんで部屋が狭いんで遠慮して, 一人でホテルに泊まってるそうだ.」
ボン「そんなことまで喋ったんですか,まさおさん.おしゃべり好きだなあ.」
ボス「いや,お姉さんも電話に出てなあ,今日の4時半の新幹線で, 一緒に大阪に帰るそうだ.お姉さん,お前にもう一度会いたがっていたぞ.」
ボン「はあ.だって仕事中に…」
ボス「まあ,いいから行ってやれ.」

ボンはダイアモンドホテルへ行った.すると,由紀江と池田が, 仲良くロビーの喫茶店でコーヒーを飲んでいるところに出くわした.
ボンの声「何が迷ってるだ.馬鹿馬鹿しい.」
そして車に乗りながら思った.
ボンの声「それより山部みちこだ.彼女を疑るなんて,みんなどうかしてる. 絶対どうかしてる.」
ボンのテーマに乗せ,聞き込みは続いた.そして
ボン「ああ,もしもし,ボス.」
ボスは受話器から耳を離してから答えた.
ボス「聞こえてるよ,ボン.どうした.」
ボン「重大な事実がわかったんです.山部みちこはですねえ, ご主人がなくなられたあの日の昼間,ご主人のために凄い買物をしてるんです.」
ボス「買い物?」
ボン「パリにご主人の写真スタジオを作る契約をしてお金を払ってます. ボス,その日の晩殺したご主人に,誰がそんなことをしますか. 払ったお金,無駄になるんです.」
ボス「判った,判った.状況証拠としては確かにシロだ. しかし,だからと言って確定的な証拠にはならんぞ.」
そのとき,ボンは思い出した.
カメラマンの声「新宿の夜景をパノラマにしてショーに使う予定だったんです.」
ボンが何も言わないでいたので思わずボスは聞いた.
ボス「ボン,どうした.もしもし.聞こえてるのか,ボン.」
ボン「あ,ボス.もっと確かな証拠がみつかるかもしれません.」
ボス「確かな証拠?」
ボン「写真です.あの晩,なくなった山部さんがセットした, パノラマ写真のフイルムに殺害現場が写ってるかもしれないんです.」
ボンはそう言って電話を切った.ボンは写真を現像した.だが, 写っていたのはみちこのブレスレットだった…

ファッションショーが開かれていた. ボンはショーの様子をじっと見るみちこに声を掛け,外へ連れ出した.
ボン「どうしてですか,奥さん.どうして御主人を殺したんですか.」
みちこの手から書類が落ちた.

山部俊彦はショーが終わった後,正式に離婚するつもりだった. 既に山部俊彦は離婚届に署名捺印を済ませていた. 山さんの調べで二人は十年前に全くの計算づくで結婚したことが判っていた. 十年後に好きな人が出来たら別れようという約束で. だがみちこは本当に俊彦を愛してしまった.そこまで山さんが話した後
みちこ「笑ったんです,あの人.本当におかしそうに笑ったんです.」
なんと俊彦はるみと結婚するつもりだったのだ. 逆上したみちこは思わず俊彦にすりよって足を持ってしまい, 勢い余って俊彦が転落して死んでしまったと言うわけだ. 泣いてみちこはそのことを話した.独りボンだけが取り残され, みちこと山さんは出て行った.そのとき, ボンは池田と由紀江が新幹線に乗る時刻が近いことを思い出した.

ボンは東京駅へ行き,池田と由紀江を見送った. ボンは力を込めて「おめでとう」と言った. 思わず由紀江は涙を流し,池田はハンカチを由紀江に渡した.
ボン「元気でな.幸せでな.」
そして新幹線は発車.その様子をボスもしっかり見ていた.
ボス「姉さん,喜んで帰ったか.」
ボン「ええ.」
ボス「お前も早いとこ,いい人みつけるんだな.」
ボン「ええ.でも,ボスがまだなのに,そうは行かないですよ.」
ボスは照れくさそうに「何だ,お前.」と言うのであった.

次回は殿下主役編.

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東平 洋史 E-Mail: hangman@basil.freemail.ne.jp